エンジョイ! オルトカルテット!
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リアクション
【3-2-2】
二次元の扉から飛び出した黒い影。
デーモンがそこかしこを滑空し、人々の恐怖を更に煽る。
「い、命だけはお助けを……!!」
地面を這いつくばって逃げようとするその前にデーモンが立ちはだかり、行く手を阻もうとする。
そんなデーモンに、【アクロバットキック】が炸裂する。
イマジネイターの力で魔法少女に変身した世良 延寿の攻撃だった。
「魔法少女エンジェリック延寿、参上だよ!」
こんな時でもかわいくポーズを決めて、【エンディングラッシュ】による怒涛のラッシュ攻撃を繰り出した。
延寿と同じく魔法少女に扮した戦戯嘘も駆け付け、交互にダブルキックでデーモンの動きを制する。
「あああありがとうございます……!」
延寿は左脳こと姫宮ぶるぅべりぃのビラを人々に配って、
「後でブースに遊びに来てね♪」
しっかり、同人誌の宣伝も忘れなかった。
「同人誌一冊で命が助かったんだから、安いものよね」
嘘はまんざらでもないといった様子でくるっと回転し、魔法少女のスカートをヒラヒラさせてみせた。
「……嘘さん──」
「ん?」
「あまりくるくるしたら、ぱんつが見えるから気をつけてね?」
町田 花儀に言われて、嘘の顔がは一瞬青ざめる。
ふふっと笑った花儀は、以前、左脳こと姫宮ぶるぅべりぃにサインしてもらった単行本と、セルフパロディ本を眺めて深呼吸をした。
「先生のスペースは、誰にも邪魔させない。このわたしが、きっと守ってみせる!!」
「用意はいい? 花儀さん」
「ええ。嘘さん、見てて!──見よう見真似の、ディバインドリーマー奥義!」
花儀と嘘は互いに力を高め合い、襲いかかってきたスライムを掴んだかと思うと素手で引き千切り、
「『一思いに蹴破る』なのよ!」
可憐な見た目からは決して想像もつかない怪力ぶりを披露する。
「キミが二次元に帰るまでいっぱいいっぱい思い出を作る時間があるのだ。その片隅にわたしとの思い出も残せれば、なんてね♪」
花儀が左脳の方を振り返ると、左脳はピースサインを花儀に送ってくれた。
二次元の扉から飛び出した黒い影。
デーモンがそこかしこを滑空し、人々の恐怖を更に煽る。
「い、命だけはお助けを……!!」
地面を這いつくばって逃げようとするその前にデーモンが立ちはだかり、行く手を阻もうとする。
そんなデーモンに、【アクロバットキック】が炸裂する。
イマジネイターの力で魔法少女に変身した世良 延寿の攻撃だった。
「魔法少女エンジェリック延寿、参上だよ!」
こんな時でもかわいくポーズを決めて、【エンディングラッシュ】による怒涛のラッシュ攻撃を繰り出した。
延寿と同じく魔法少女に扮した戦戯嘘も駆け付け、交互にダブルキックでデーモンの動きを制する。
「あああありがとうございます……!」
延寿は左脳こと姫宮ぶるぅべりぃのビラを人々に配って、
「後でブースに遊びに来てね♪」
しっかり、同人誌の宣伝も忘れなかった。
「同人誌一冊で命が助かったんだから、安いものよね」
嘘はまんざらでもないといった様子でくるっと回転し、魔法少女のスカートをヒラヒラさせてみせた。
「……嘘さん──」
「ん?」
「あまりくるくるしたら、ぱんつが見えるから気をつけてね?」
町田 花儀に言われて、嘘の顔がは一瞬青ざめる。
ふふっと笑った花儀は、以前、左脳こと姫宮ぶるぅべりぃにサインしてもらった単行本と、セルフパロディ本を眺めて深呼吸をした。
「先生のスペースは、誰にも邪魔させない。このわたしが、きっと守ってみせる!!」
「用意はいい? 花儀さん」
「ええ。嘘さん、見てて!──見よう見真似の、ディバインドリーマー奥義!」
花儀と嘘は互いに力を高め合い、襲いかかってきたスライムを掴んだかと思うと素手で引き千切り、
「『一思いに蹴破る』なのよ!」
可憐な見た目からは決して想像もつかない怪力ぶりを披露する。
「キミが二次元に帰るまでいっぱいいっぱい思い出を作る時間があるのだ。その片隅にわたしとの思い出も残せれば、なんてね♪」
花儀が左脳の方を振り返ると、左脳はピースサインを花儀に送ってくれた。