決戦の日、スターフォールの奇跡
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星獣たちに想いよ届け! ライブ編 4
「俺の星獣もベルラビットだ。気が合うな。嬉しいぞ」
「ふふ、私のベルラビットも嬉しそうです」
死 雲人がリンアレルに自身の星獣ベルラビットを見せれば、リンアレルも微笑む。
だが、雲人がベルラビットを連れて来たのは、偶然ではない。
リンアレルのことも愛する女性として自身のハーレムに加えたい雲人は、リンアレルに親近感を持って貰うためにわざわざベルラビットを選んで連れて来たのだ。
「ベルラビット。リンアレルのベルラビットと仲良くなれば、お前は臆病ではない。俺を信じろ」
こっそりとベルラビットを鼓舞すれば、ベルラビットも心得たとばかりにピョンと跳ねる。
出来ればリンアレルの為に、レア物である恐竜型の星獣を従わせてやりたかったところだが、レアと言うだけあって早々姿を現してはくれない。
ならば出来る限り大型のものをと、雲人は暴れるゾウの姿の星獣がたむろした場所へと狙いを定める。
雲人は【はなのまい】で色とりどりの花を散らせ、リンアレルとベルラビットと共に歌に合わせて踊る。
【極光のクラヴィコート】の光で、花を照らす日光を表現し、暖かな陽の光の下で、雲人はリンアレルに手を差し伸べた。
「リンアレルの踊りは素敵だな。綺麗で可愛らしい。俺のためにありがとな」
そう言って、リンアレルの踊りをエスコートする。
【お揃いショータイム】で息ぴったりに動く雲人のベルラビットも、雲人同様にリンアレルのベルラビットをエスコートして踊る。
【ハミングウィング】で、雲人のベルラビットがリンアレルのベルラビットを連れ、観客である星獣たちの頭上をスズの旋律の”ウタ”を奏でながら、光の粒を散らせる。
ベルラビットたちの”ウタ”に誘われ、”ウタ”を重ねるクマの星獣たちに、雲人もリンアレルとダンスを続けながらウタを重ね、合唱をリードする。
「これが俺の気持ちで本気の愛だ」
散りばめられた花々を集め、雲人はリンアレルに花束を捧げる。
その横では、同じく小さな花束を作った雲人のベルラビットが、リンアレルのベルラビットに花束を差し出している。
「クロシェルはお前の考えで行動してほしいかもな。自由な道をだ。なら、また新たな幸せを作ればいい。幸せは1つだけではない。増えたり、発展するものだからな」
リンアレルの心情を汲みつつ、雲人はリンアレルを口説く。
「俺はこの様な広くて自由な世界をもっとリンアレルに見せたい。そのためにも俺のハーレムに入ってくれ! 遠距離でも最高の愛があれば、充分だ」
「ありがとうございます。いつも、お気持ちはとっても嬉しいです。今はクロシェル兄さんを信じてアイドルの力を磨いていく道が……私の出した答えです」
リンアレルは花束を受け取って、そう毅然として答える。
「愛のかたちもライブで表現できるなんて、やっぱりアイドルってすごいです……!
さあ、踊りましょう?」
目を輝かせたリンアレルは、今度はリンアレルの方から雲人の手を取って踊りを続ける。
花に溢れた可愛らしいステージではあったが、雲人のパフォーマンスに籠められた想いが、自分達に向いていないことを敏感に感じ取った星獣たちは、彼らのパフォーマンスが終わると同時に暴れ出してしまった。
最後は、矢野 音羽、睡蓮寺 小夜、栗村 かたり、麦倉 淳の四人からなるステージだ。
「ウタを、届けます……奏と皆で、心を起こす想いのウタを……!」
小夜が【コメットリュラー】の演奏を始めると、星獣フルートバードの【歌鳥・奏】がウタを重ねる。
「夜空は包み、星は照らす……わたし達のライブ、どうか聞いてください……」
小夜の挨拶と共に、ステージが【≪慰霊≫星葬】によって小さな星々が散りばめられた宇宙へと変貌する。
ガラリと空気を変えたステージに、周辺で暴れている星獣たちの視線が一気に集中する。
その中には、レア星獣である恐竜の姿をした星獣も見て取れた。
「ゆきみ、一緒に頑張りましょうね」
星獣フルートバードの【ゆきみ】に声をかけ、音羽は小夜の生み出した宇宙のイメージに合わせて、【コメットリュラー】の演奏を始める。
「クラリス、行くよ!」
星の結晶のブレスレットをかざし、淳も星獣フルートバードの【クラリス】を喚び出し、【ヘキサスター・トライアングル】を鳴らしながら、音羽と小夜の音を繋ぐ。
「そうせきさん、お願い。
力を貸して……一緒にがんばろなの♪」
かたりも星の結晶のペンダントをかざし、星獣クラリネットネコの【そうせき】を喚び出す。
音羽、小夜、淳の演奏に【ヘビーダークコーラス】で、そうせきに低音のコーラスを重ねてもらう。
「う……そうせき……
あの不細工な鳴き声がなぜちゃんとコーラスになるんだ?」
淳は「ぶみゃーお」と不思議なウタ声を響かせるそうさきに顔を顰めながらも、負けられないと【聖浄なるナイトヒム】で高らかに歌い上げる。
淳の歌声に、ざわめきが吸いこまれ、ステージを静寂が包み込む。
そのタイミングで、かたりが【ドレッジウォーク】で空に氷のきらめくステージを作り上げた。
「星獣さんたち、びっくりしてくれたみたいなの♪」
ステージに目を奪われ、頭上を見上げる星獣たちの様子に、かたりはご機嫌で音羽の手を取って、【オルトウィング】で今しがた出来上がったばかりの氷のステージへと登る。
小夜は【恒星の鞍】で大きくなった奏の背に跨り、「オレ、飛べないよ!?」と慌てる淳はそうせきに連れられて、ステージへと伸びた通路を駆け登る。
全員が空に浮いた氷のステージに揃えば、ここからが本番だ。
”俯く貴方に星光(ひかり)を灯そう
ずっと傍に居るから
さあ前を向いて
心ふさぐ闇と不安 希望と勇気に変えていこう”
小夜が、皆で作ったオリジナルソング【星光と笑顔の花】を【はなのまい】で花を散らせながら歌い出し、淳と音羽も【はなのまい】で辺り一面の花畑を広げながら踊る。
かたりはもっと観客である星獣たちに、ステージ上の皆が近づいてパフォーマンスが出来るよう、【恒星の鞍】で大型化したそうせきの背に乗って、【ドレッジウォーク】で更に通路をステージを見守る星獣たちの方へと伸ばして行く。
「出来たの!」
様々な方向へと伸びた通路を作り上げると、かたりはリンアレルと光凛にも声をかけて通路へと誘い、一緒に踊るよう促す。
「わたしはそうせきさんになってみるなの!」
かたりは【カオスメタモルフォーゼ】でそうせきと一体化して、【ふわり☆きらり】を撒きながら、通路を渡る。
甘い香りに誘われて、それに手を伸ばしたリスの姿をした星獣たちが、我先にと頬袋にたっぷりとクッキーを詰め込む。
「皆も一緒に歌ってくれるとうれしいな」
【ハミングウィング】でクラリスの飛ばす光の粒を、星獣たちに届けながら、淳はかたりが行くのとは別の方向の通路で歌って踊る。
”貴方がひとりぼっちにならないように
やさしい微風を吹かすから
下を向かずに 大空を見上げて
今の自分を受け入れよう”
小夜が歌の一番を歌い終える。
と、【ドレッジウォーク】の氷に合わせて【ドレス・ウンディーネ】を纏った音羽が、二番を歌い始める。
”貴方の笑顔がずっと絶えぬよう
いつも見守っているから
もう悲しまないで
迷い猛るその心に やわらかな花を咲かせるよ”
通路を行ったり来たりしながら、それぞれの星獣たちに声が届くように、音羽は丁寧に歌う。
恐竜の姿をした星獣の傍を通る時は少し緊張もしたが、それでも心を籠めて歌を届ければ、暴れることもなく動きをとめて恐竜の星獣は歌に聞き入っている。
”木漏れ日の優しさ 星のきらめき
ずっと貴方と迎えたいから
寂しさ捨てて
明日を信じて 星光(ひかり)と一緒に進もう”
音羽の歌に、小夜の声が重なる。
”星降る夜も
花舞う空も 笑顔の貴方を待ってる”
二人一緒に歌い上げた歌の最後は、小夜の【ドリアディナソング】で、周囲に散った花々を揺らしながら歌い上げた。
ステージに見入っていた星獣たちが、感動したように鳴き声をあげ、結晶へと姿を変えていく。
その中には、あの凶暴なレア星獣である恐竜の結晶もあった。
「俺の星獣もベルラビットだ。気が合うな。嬉しいぞ」
「ふふ、私のベルラビットも嬉しそうです」
死 雲人がリンアレルに自身の星獣ベルラビットを見せれば、リンアレルも微笑む。
だが、雲人がベルラビットを連れて来たのは、偶然ではない。
リンアレルのことも愛する女性として自身のハーレムに加えたい雲人は、リンアレルに親近感を持って貰うためにわざわざベルラビットを選んで連れて来たのだ。
「ベルラビット。リンアレルのベルラビットと仲良くなれば、お前は臆病ではない。俺を信じろ」
こっそりとベルラビットを鼓舞すれば、ベルラビットも心得たとばかりにピョンと跳ねる。
出来ればリンアレルの為に、レア物である恐竜型の星獣を従わせてやりたかったところだが、レアと言うだけあって早々姿を現してはくれない。
ならば出来る限り大型のものをと、雲人は暴れるゾウの姿の星獣がたむろした場所へと狙いを定める。
雲人は【はなのまい】で色とりどりの花を散らせ、リンアレルとベルラビットと共に歌に合わせて踊る。
【極光のクラヴィコート】の光で、花を照らす日光を表現し、暖かな陽の光の下で、雲人はリンアレルに手を差し伸べた。
「リンアレルの踊りは素敵だな。綺麗で可愛らしい。俺のためにありがとな」
そう言って、リンアレルの踊りをエスコートする。
【お揃いショータイム】で息ぴったりに動く雲人のベルラビットも、雲人同様にリンアレルのベルラビットをエスコートして踊る。
【ハミングウィング】で、雲人のベルラビットがリンアレルのベルラビットを連れ、観客である星獣たちの頭上をスズの旋律の”ウタ”を奏でながら、光の粒を散らせる。
ベルラビットたちの”ウタ”に誘われ、”ウタ”を重ねるクマの星獣たちに、雲人もリンアレルとダンスを続けながらウタを重ね、合唱をリードする。
「これが俺の気持ちで本気の愛だ」
散りばめられた花々を集め、雲人はリンアレルに花束を捧げる。
その横では、同じく小さな花束を作った雲人のベルラビットが、リンアレルのベルラビットに花束を差し出している。
「クロシェルはお前の考えで行動してほしいかもな。自由な道をだ。なら、また新たな幸せを作ればいい。幸せは1つだけではない。増えたり、発展するものだからな」
リンアレルの心情を汲みつつ、雲人はリンアレルを口説く。
「俺はこの様な広くて自由な世界をもっとリンアレルに見せたい。そのためにも俺のハーレムに入ってくれ! 遠距離でも最高の愛があれば、充分だ」
「ありがとうございます。いつも、お気持ちはとっても嬉しいです。今はクロシェル兄さんを信じてアイドルの力を磨いていく道が……私の出した答えです」
リンアレルは花束を受け取って、そう毅然として答える。
「愛のかたちもライブで表現できるなんて、やっぱりアイドルってすごいです……!
さあ、踊りましょう?」
目を輝かせたリンアレルは、今度はリンアレルの方から雲人の手を取って踊りを続ける。
花に溢れた可愛らしいステージではあったが、雲人のパフォーマンスに籠められた想いが、自分達に向いていないことを敏感に感じ取った星獣たちは、彼らのパフォーマンスが終わると同時に暴れ出してしまった。
最後は、矢野 音羽、睡蓮寺 小夜、栗村 かたり、麦倉 淳の四人からなるステージだ。
「ウタを、届けます……奏と皆で、心を起こす想いのウタを……!」
小夜が【コメットリュラー】の演奏を始めると、星獣フルートバードの【歌鳥・奏】がウタを重ねる。
「夜空は包み、星は照らす……わたし達のライブ、どうか聞いてください……」
小夜の挨拶と共に、ステージが【≪慰霊≫星葬】によって小さな星々が散りばめられた宇宙へと変貌する。
ガラリと空気を変えたステージに、周辺で暴れている星獣たちの視線が一気に集中する。
その中には、レア星獣である恐竜の姿をした星獣も見て取れた。
「ゆきみ、一緒に頑張りましょうね」
星獣フルートバードの【ゆきみ】に声をかけ、音羽は小夜の生み出した宇宙のイメージに合わせて、【コメットリュラー】の演奏を始める。
「クラリス、行くよ!」
星の結晶のブレスレットをかざし、淳も星獣フルートバードの【クラリス】を喚び出し、【ヘキサスター・トライアングル】を鳴らしながら、音羽と小夜の音を繋ぐ。
「そうせきさん、お願い。
力を貸して……一緒にがんばろなの♪」
かたりも星の結晶のペンダントをかざし、星獣クラリネットネコの【そうせき】を喚び出す。
音羽、小夜、淳の演奏に【ヘビーダークコーラス】で、そうせきに低音のコーラスを重ねてもらう。
「う……そうせき……
あの不細工な鳴き声がなぜちゃんとコーラスになるんだ?」
淳は「ぶみゃーお」と不思議なウタ声を響かせるそうさきに顔を顰めながらも、負けられないと【聖浄なるナイトヒム】で高らかに歌い上げる。
淳の歌声に、ざわめきが吸いこまれ、ステージを静寂が包み込む。
そのタイミングで、かたりが【ドレッジウォーク】で空に氷のきらめくステージを作り上げた。
「星獣さんたち、びっくりしてくれたみたいなの♪」
ステージに目を奪われ、頭上を見上げる星獣たちの様子に、かたりはご機嫌で音羽の手を取って、【オルトウィング】で今しがた出来上がったばかりの氷のステージへと登る。
小夜は【恒星の鞍】で大きくなった奏の背に跨り、「オレ、飛べないよ!?」と慌てる淳はそうせきに連れられて、ステージへと伸びた通路を駆け登る。
全員が空に浮いた氷のステージに揃えば、ここからが本番だ。
”俯く貴方に星光(ひかり)を灯そう
ずっと傍に居るから
さあ前を向いて
心ふさぐ闇と不安 希望と勇気に変えていこう”
小夜が、皆で作ったオリジナルソング【星光と笑顔の花】を【はなのまい】で花を散らせながら歌い出し、淳と音羽も【はなのまい】で辺り一面の花畑を広げながら踊る。
かたりはもっと観客である星獣たちに、ステージ上の皆が近づいてパフォーマンスが出来るよう、【恒星の鞍】で大型化したそうせきの背に乗って、【ドレッジウォーク】で更に通路をステージを見守る星獣たちの方へと伸ばして行く。
「出来たの!」
様々な方向へと伸びた通路を作り上げると、かたりはリンアレルと光凛にも声をかけて通路へと誘い、一緒に踊るよう促す。
「わたしはそうせきさんになってみるなの!」
かたりは【カオスメタモルフォーゼ】でそうせきと一体化して、【ふわり☆きらり】を撒きながら、通路を渡る。
甘い香りに誘われて、それに手を伸ばしたリスの姿をした星獣たちが、我先にと頬袋にたっぷりとクッキーを詰め込む。
「皆も一緒に歌ってくれるとうれしいな」
【ハミングウィング】でクラリスの飛ばす光の粒を、星獣たちに届けながら、淳はかたりが行くのとは別の方向の通路で歌って踊る。
”貴方がひとりぼっちにならないように
やさしい微風を吹かすから
下を向かずに 大空を見上げて
今の自分を受け入れよう”
小夜が歌の一番を歌い終える。
と、【ドレッジウォーク】の氷に合わせて【ドレス・ウンディーネ】を纏った音羽が、二番を歌い始める。
”貴方の笑顔がずっと絶えぬよう
いつも見守っているから
もう悲しまないで
迷い猛るその心に やわらかな花を咲かせるよ”
通路を行ったり来たりしながら、それぞれの星獣たちに声が届くように、音羽は丁寧に歌う。
恐竜の姿をした星獣の傍を通る時は少し緊張もしたが、それでも心を籠めて歌を届ければ、暴れることもなく動きをとめて恐竜の星獣は歌に聞き入っている。
”木漏れ日の優しさ 星のきらめき
ずっと貴方と迎えたいから
寂しさ捨てて
明日を信じて 星光(ひかり)と一緒に進もう”
音羽の歌に、小夜の声が重なる。
”星降る夜も
花舞う空も 笑顔の貴方を待ってる”
二人一緒に歌い上げた歌の最後は、小夜の【ドリアディナソング】で、周囲に散った花々を揺らしながら歌い上げた。
ステージに見入っていた星獣たちが、感動したように鳴き声をあげ、結晶へと姿を変えていく。
その中には、あの凶暴なレア星獣である恐竜の結晶もあった。