フェイトスター☆ファイトクラブ ファイナルマッチ
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【1】エキシビジョンマッチ 1
今回が初のバトル形式となる、エキシビジョンマッチ。
対戦相手を指定し、それぞれの自慢のパフォーマンスを魅せるこの試合では、重要なのは相手を倒すことではなく観客をいかに熱狂させるか、である。
戦いの技術だけではない。日々、アイドルとしての力を培ってきたフェイトスター・アカデミーの生徒たちにとって、日ごろの鍛錬の成果を見せる絶好の機会となることは間違いない。
トップバッターは天導寺 朱。
対戦相手は大量の量産型メカ校長先生だ。
「ヘソ出しアイドルとしての意地を見せてやるのぜ!」
【古き良きビキニアーマー】を着たヘソ出しスタイルでステージに立った朱は、【パラノイアノクターン】で背中に巨大な黒い翼の幻影を生み出し、周囲へと毒を撒く。
メカ校長たちは、それを物ともせずに直進してくるが、朱は動じない。
【ルチフェルの香炉】によるヘソを強調したポージングで自身の防御力を高め、【賢者の石】でカリスマのオーラを纏い、後光を放つ。
一斉に皆の注目を集め、へそ周りの鍛え抜かれた肉体を思う存分晒し、朱は観客に向かってアピールする。
元々中性的な可愛らしい容姿の朱のビキニ姿は、男女問わず観客たちの好評を得て、観客たちは色めき立つ。
「俺のヘソダシスピリッツを見ろ! なのぜ!」
「おヘソダイジに……!」
朱はメカ校長の攻撃を受けながらも、隙を見てはヘソ出しポージングを決めていく。
ダメージが蓄積すれば【サンクチュアリ・ウイング】でメカ校長たちを跳ね除け、自身の体力を回復。
試合は長期戦の様相になる。
「さぁさぁ、心の底からお前もヘソ出しアイドルになるのぜ……!」
朱は近くに寄って来たメカ校長相手に、【独善の触手】を伸ばし、ジャケットのボタンを弾く。
「普段はヘソダシの強要とかしないのぜ? ホントなのぜ?」
言い訳のようにそう言いながら、朱はどんどんとメカ校長の衣服を剥いでいく。
朱のヘソ出した対する熱い思いが触手の放つ微弱なノイズによって、観客席へと広がっていく。
ヘソ出しイイ!!――と、すべての観客が思ったかどうかは別として、朱の熱意は多くの観客の心に届いた。
「そろそろ真面目に戦うのぜ!」
充分にヘソ出しアピールを終えた朱は、【極光剣アウローラ】で、突撃してくるメカ校長たちを薙ぎ払う。
【サンクチュアリ・ウイング】でメカ校長たちの群れに一瞬の隙を作り、回復した体力で全力の【無限のルミノシティ】を放った。
攻撃に転じた朱の形勢は一気に逆転し、次々とメカ校長たちを倒し、試合は朱の勝利となった。
***
空花 凛菜は、前々回のファイトクラブでも共に戦った相棒――【幼生神獣】のミグラテールと試合に挑む。
対戦相手に指定したのは、大量の量産型メカ校長先生だ。
「何事もチャレンジです!」
試合開始直後、凛菜は【神獣覚醒】したミグラテールに騎乗する。
【フェスタ生徒の心得】を胸に、常に観客席を意識したバトルを心がける。
「頼みましたよ、ミグラテール!」
ミグラテールは美しく成長した翼を翻し、ステージの範囲から出てしまわないよう気を付けながら、縦横無尽に飛び回る。
乗りこなす凛菜は、ミグラテールの背から水の代わりにインクを籠めた【ハイ・ウォーターガン】で、
ステージを直線的な動きで横断しているメカ校長たちのボディにHITの照準となる印をつけて行く。
「当てていきます……!」
凛菜が狙いやすい場所にミグラテールが誘導し、動く的に向かって凛菜が狙い撃つ。
正しくヒットする度に、観客席から歓声が上がる。
ミグラテールの機動でメカ校長たちの攻撃をかわし、次々とメカ校長たちにインク弾を当てて行く。
「これで最後です!」
全員に印をつけ終えた所で、凛菜は【スカイハイ】の光を放った。
まさかその光が正確にメカ校長のボディを射抜くはずはなかった。
しかし凛菜にとってはそれで良かった。
これはあくまで、美しい戦いを見せるパフォーマンスだ。
攻撃の威力があまり無いことを承知で、凛菜は戦いの終了の合図として、スカイハイを放ったのだ。
その意図を、量産型メカ校長は正しく汲み取った。
「ヤラ……レタ……」
凛菜の放った攻撃に合わせて、一斉に量産型メカ校長たちが倒れる。
あたかも凛菜の攻撃が百発百中で当たったかのごとく見えた観客席は、ドッと湧いた。
静かに地上に降り立ち、ミグラテールから降りた凛菜は観客たちに向けて一礼する。
そしてステージを降りた凛菜は、幼獣に戻ったミグラテールの背を撫でる。
「いつもありがとう、そして今回もお疲れさまです。ミグラテール!」
大事な相棒に真っ先に労いの言葉をかけると、凛菜はメカ校長のインク落としの手伝いへと向かうのだった。
今回が初のバトル形式となる、エキシビジョンマッチ。
対戦相手を指定し、それぞれの自慢のパフォーマンスを魅せるこの試合では、重要なのは相手を倒すことではなく観客をいかに熱狂させるか、である。
戦いの技術だけではない。日々、アイドルとしての力を培ってきたフェイトスター・アカデミーの生徒たちにとって、日ごろの鍛錬の成果を見せる絶好の機会となることは間違いない。
トップバッターは天導寺 朱。
対戦相手は大量の量産型メカ校長先生だ。
「ヘソ出しアイドルとしての意地を見せてやるのぜ!」
【古き良きビキニアーマー】を着たヘソ出しスタイルでステージに立った朱は、【パラノイアノクターン】で背中に巨大な黒い翼の幻影を生み出し、周囲へと毒を撒く。
メカ校長たちは、それを物ともせずに直進してくるが、朱は動じない。
【ルチフェルの香炉】によるヘソを強調したポージングで自身の防御力を高め、【賢者の石】でカリスマのオーラを纏い、後光を放つ。
一斉に皆の注目を集め、へそ周りの鍛え抜かれた肉体を思う存分晒し、朱は観客に向かってアピールする。
元々中性的な可愛らしい容姿の朱のビキニ姿は、男女問わず観客たちの好評を得て、観客たちは色めき立つ。
「俺のヘソダシスピリッツを見ろ! なのぜ!」
「おヘソダイジに……!」
朱はメカ校長の攻撃を受けながらも、隙を見てはヘソ出しポージングを決めていく。
ダメージが蓄積すれば【サンクチュアリ・ウイング】でメカ校長たちを跳ね除け、自身の体力を回復。
試合は長期戦の様相になる。
「さぁさぁ、心の底からお前もヘソ出しアイドルになるのぜ……!」
朱は近くに寄って来たメカ校長相手に、【独善の触手】を伸ばし、ジャケットのボタンを弾く。
「普段はヘソダシの強要とかしないのぜ? ホントなのぜ?」
言い訳のようにそう言いながら、朱はどんどんとメカ校長の衣服を剥いでいく。
朱のヘソ出した対する熱い思いが触手の放つ微弱なノイズによって、観客席へと広がっていく。
ヘソ出しイイ!!――と、すべての観客が思ったかどうかは別として、朱の熱意は多くの観客の心に届いた。
「そろそろ真面目に戦うのぜ!」
充分にヘソ出しアピールを終えた朱は、【極光剣アウローラ】で、突撃してくるメカ校長たちを薙ぎ払う。
【サンクチュアリ・ウイング】でメカ校長たちの群れに一瞬の隙を作り、回復した体力で全力の【無限のルミノシティ】を放った。
攻撃に転じた朱の形勢は一気に逆転し、次々とメカ校長たちを倒し、試合は朱の勝利となった。
***
空花 凛菜は、前々回のファイトクラブでも共に戦った相棒――【幼生神獣】のミグラテールと試合に挑む。
対戦相手に指定したのは、大量の量産型メカ校長先生だ。
「何事もチャレンジです!」
試合開始直後、凛菜は【神獣覚醒】したミグラテールに騎乗する。
【フェスタ生徒の心得】を胸に、常に観客席を意識したバトルを心がける。
「頼みましたよ、ミグラテール!」
ミグラテールは美しく成長した翼を翻し、ステージの範囲から出てしまわないよう気を付けながら、縦横無尽に飛び回る。
乗りこなす凛菜は、ミグラテールの背から水の代わりにインクを籠めた【ハイ・ウォーターガン】で、
ステージを直線的な動きで横断しているメカ校長たちのボディにHITの照準となる印をつけて行く。
「当てていきます……!」
凛菜が狙いやすい場所にミグラテールが誘導し、動く的に向かって凛菜が狙い撃つ。
正しくヒットする度に、観客席から歓声が上がる。
ミグラテールの機動でメカ校長たちの攻撃をかわし、次々とメカ校長たちにインク弾を当てて行く。
「これで最後です!」
全員に印をつけ終えた所で、凛菜は【スカイハイ】の光を放った。
まさかその光が正確にメカ校長のボディを射抜くはずはなかった。
しかし凛菜にとってはそれで良かった。
これはあくまで、美しい戦いを見せるパフォーマンスだ。
攻撃の威力があまり無いことを承知で、凛菜は戦いの終了の合図として、スカイハイを放ったのだ。
その意図を、量産型メカ校長は正しく汲み取った。
「ヤラ……レタ……」
凛菜の放った攻撃に合わせて、一斉に量産型メカ校長たちが倒れる。
あたかも凛菜の攻撃が百発百中で当たったかのごとく見えた観客席は、ドッと湧いた。
静かに地上に降り立ち、ミグラテールから降りた凛菜は観客たちに向けて一礼する。
そしてステージを降りた凛菜は、幼獣に戻ったミグラテールの背を撫でる。
「いつもありがとう、そして今回もお疲れさまです。ミグラテール!」
大事な相棒に真っ先に労いの言葉をかけると、凛菜はメカ校長のインク落としの手伝いへと向かうのだった。