■プロローグ

　――芸能界。
　渦巻く数多のチャンネルのどこかにある、バビプロのオフィス。

　プロデューサーのアンラ・マンユは、含みのある笑みを浮かべて
　遥か地上のユグドラシル……フェスタのゲートを望んでいた。

「……ふふ、やっぱりフェスタの子たちが向かったんだ。
　いいわよ、とことんまでやるっていうなら――こっちだって手加減なしなんだから」

　そうつぶやくと、アンラは窓に背を向けて暗闇を歩き出した。
　そして軽やかな足取りとともに、影の中へ溶けるように消えていった。
　
　


1ページ　プロローグ・目次

2ページ　■狡猾なる紳士、Mr.ウィンター
3ページ　■Mr.ウィンターのもう一つの企みを阻止せよ！
4ページ　■これが私の、ディスカディアの音よ――
5ページ　■ライブステージ、決着

6ページ　■ネヴァーランドの危機……なんだよね？
7ページ　■流石に介入しないとマズイので、本気出します
8ページ　■一旦、戦闘をおやすみして。やっぱり平和が一番です
9ページ　■手を取り合って仲直り……？

10ページ　エピローグ