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シナリオは、複数のユーザーが参加した結果を描写される小説形式のコンテンツです。
「ヒロイックソングス!」の世界で起こった事件やイベントに関わることができます。

猫神バス=テトの誘い ~芸能界へご招待!?~

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猫神バス=テトの誘い ~芸能界へご招待!?~

リアクション

【1-4】
 クールなラップバトルを楽しんだ観客たちを待ち構えていたのは、【リトルフルール】のステージだ。
 序盤からシャーロット・フルールが【ツリーオブライフ】を展開させ、歌う草木やルミマル、フルートバード、シロフォンキツネを呼び込む。
 目新しい生き物の登場に、観客たちが吸い寄せ寄れるようにして続々と集まってきた。
 アレクス・エメロードが【妖包丁・國幸の後光スライス】で穀物や野菜、果物を一瞬でスライスにしている。
 何やら調理をするつもりのようだが、その手捌きは剣舞のようだ。

「ふふっ、こんな時でもちゃーんとステージを意識してるアレクちゃん♪♪」

「るっせーな、ライブなんだから当然だろ!」

 シャーロットが用意していた【鬼火】と【スープストック】を駆使して、アレクスが作り出したのはフルール印の妖精パイだった。
「──俺ってやっぱ天才。ま、俺は機械だけどよ……歌い、食い、踊り、寝る。そいつが人間だろ?」

 パイが入ったバスケットをアレクスから受け取ったシャーロットは、

「ようこそボクら【リトルフルール】の世界へ! これはボクらからのプレゼントだよ☆」

 【幻想晩餐会】を発動させ、アツアツの妖精パイを観客たちに配るシャーロット。
 甘い香りは幸せな空気を生み出し、人相の悪い者たちは次々と優しい笑顔になって夢中でパイを頬張っている。
 そんな様子を見届けてから、シャーロットは【饒舌なバッツ・マイク】を持って【初恋アップルパイ】を歌い出した。
 背後に控えていた虹村 歌音も飛び出し、二人の歌声がかわいいハーモニーとなって心地よい音楽となる。
 歌音は爽やかな【マイハートナンバー】を奏でて、誰もが一度は経験がある初恋を思い起こさせた。
 草花や樹木、次々と集まってくるルミマルたち。
 この場で共存する星獣達──。

「みなさんの大切な思い出が、いつまでも素敵なものであり続けますように」

 歌音が祈るようなポーズをして見せると、マイクから飛び立った蝙蝠がシャーロットと歌音の頭上をくるくると旋回して楽しそうに歌う。
 そこへ、歌音が初恋の時の甘酸っぱい気持ちを【フワリハート】で形にしてみせた。
 【メロディリウム】でどこか懐かしさを感じさせる光景を映し出せば、そこには【リトルフルール】が作り出す、優しくて甘い世界観が広がる。

「血の気の多い荒くれ者たちに音楽の素晴らしさを伝えるライブ、か。……確かにこれは、アイドルにとっての大きな試練だな」

 シャーロットと歌音の歌を見守っていたウィリアム・ヘルツハフトが、【ライティング指示】の後に【スノウスパークル】を駆使して「初恋」の世界観により一層の煌めきを演出する。

 ウィリアムと頷き合った歌音は、
 
「思い出して……幼い頃に感じたときめき。甘酸っぱい初恋の思い出を、わたしたちが蘇らせてあげる」
 
 シャーロットと共に、心と心を繋ぐ歌を観客席に届けた。

「歌を誰よりも愛する歌音たちならば、必ずこの試練を乗り越えられるだろう……!!」

 ウィリアムの【爛漫のクロスコード】が、ステージをより華やかに彩る。

「──人もお花も、ルミマルちゃんも♪ 皆、いっしょに歌えばお友だちっ☆」

 シャーロットが【天涯総攬のエンパイア】で熱狂的に応援してくれる観客たちを【恒星の鞍】によって巨大化させたフルートバードに乗せ、【リトルフルール】が作り出すステージを一緒に飛び回らせる。
 面食らう観客に向かって【ぺこぺこのうた】を使い、アレクスがこう言い放った。

「楽しいなら歌え! 腹がへったなら食いやがれ。それが生きてるって事なんだからよ」

 食欲を刺激された観客たちは、夢中でパイに食らいついている。


「歌は妖精郷の扉を開く魔法の呪文♪ はい、あーん♪」

「召し上がれー♪」

 乱暴そうに見える観客たちに、歌音とシャーロットが二人でパイを食べさせようとする。

「シャ、シャロッ!」

「なにー?」

「──俺にも」

 食わせろ、と言いかけた時、飛んできたルミマルがぽこんとアレクスの頭に当たった。

「いや、何でもねぇ……」

 バツが悪そうな顔になったアレクスは、【ライト・メモリー】でライブを撮影した。

「お互い、苦労するな」

 苦笑したウィリアムがアレクスの隣に並ぶ。

「俺はお前にパイを食べさせるのはごめんだからな」

「いつ誰がそんなことを頼んだ?」

 アレクスとウィリアムのやりとりを見て、シャーロットと歌音が笑い合っている。
 シャーロットの遊び心満載の演出と歌音の真心がこもった歌声が、荒くれ者たちの心を揺さぶり虜にしたのは言うまでもない。
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