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シナリオは、複数のユーザーが参加した結果を描写される小説形式のコンテンツです。
「ヒロイックソングス!」の世界で起こった事件やイベントに関わることができます。

猫神バス=テトの誘い ~芸能界へご招待!?~

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猫神バス=テトの誘い ~芸能界へご招待!?~

リアクション

【2-3】

 次のステージでは、ヒーローショーが行われていた。
 まずは虚田 真白が【ワールドアクト】で自分自身を『世界征服を企む悪の組織の女幹部』にして、天導寺 朱を『正義の味方』、そして観客であるアーティストたちは『戦闘員に捕まっている正義側の隊員』という登場人物として認識させた。
 虚田 真白は全員の芸器を【ハルモニアチューニング】することで、音色や音量を最適化している。
 軽快な音楽と共に登場した天導寺 紅だったが、突如現れた雑魚戦闘員に腕を掴まれ、

「キャアアアア助けてぇぇぇ!」

 と、わざとらしい叫び声を上げる。
 真白によって、アーティストたちは【雑魚戦闘員】が捕らえていることになっている。

「大丈夫なのぜ!? そいつを離せっ!」

 『正義の味方』として颯爽と現れた朱は、紅に襲いかかろうとしていた【雑魚戦闘員】を倒す演技を見せた。

「その女が持つヒロイックエナジーがどうしても必要なの。この世界を手に入れるためにね!!」

 【雑魚戦闘員】をかき分け、虚田 桃が現れる。
 【マーシャルダンス】を取り入れた、華麗に踊るような殺陣は特に最前列で見ていたアーティストを喜ばせた。

「あんたたち、捕まってるのに笑ってるなんて呑気なものねぇ」

 桃のアドリブに、観客席からどっと笑い声が上がる。
 そんな桃を相手取り、朱は【ショウストラグル】で高度な格闘戦を演じる。
 子供向けのヒーローショーかと彼らを甘く見ていたアーティストたちは、朱と桃の本格的な戦いぶりに捕まっているという設定も忘れて湧き立ってしまっていた。
 【エイサーガンブレード】の光と音で、桃との殺陣を更に盛り上げていく。

「ふふ……なかなかやるわね小僧!」

 あっさりと攻撃をかわした桃の【フィニッシュブローアクト】が、今度は朱を追い詰める。

「──うまくかかったなのぜ!」

 ガンブレードから撃ち出された【ME.グリッターレリーズ】の飛び回る光が桃を的確に捉え、爆発した。

「きゃあああああ……!! くっ……ここまでこの私を追い詰めるなんて……おまえが初めてよ」

 ふらふらと立ち上がった桃は、

「こうなったら、最後の切り札を出すしかないわね」

 桃が合図を送り、紅が【U.シェケナベイベー】で【レックスフォシル】にダイブした状態の真白のホログラムを出した。
 【ユニゾン:紅のDF.ヘヴンリーブース】だ。
 人知れず、そのホログラムにユニゾンしている真白の装備【フルイドフォーン】を追従させておく。
 真白は『悪の組織が出した怪獣』というポジションなのだが、なかなか気に入っているのか「がおー」と鳴き声を出して威嚇したりと、なかなかいい働きぶりだ。

「さぁ、組織が作り上げたこの怪獣に踏みつぶされるがいい!」

 桃が叫ぶ中、真白は【フィバナ・ダンス】で恐竜型Dマテリアルに炎を纏わせながら威嚇するパフォーマンスを続け、ステージの周囲に炎を灯していく。

「みんなー、あの怪獣を倒すのに手伝ってほしいのぜー!」

「みんなー! あの怪獣を倒すのを手伝ってなのよー!!」

 朱と紅が必死で声を掛ける。
 紅は【ME.バクハツ☆エモーション】で爆発すると花火になる爆弾を出現させ、同意してくれたアーティストたちに手渡した。

「さぁ、その爆弾を怪獣にぶつけて倒すのよー!」

 ホログラムに直接爆弾は当たらないが、ホログラムに追従させている【フルイドフォーン】に当てれば爆発する仕組みになっているのだ。
 一回目の爆発が終わり、

「次でトドメだー!みんな、よく狙ってなのよー!」

 と言って朱にも【ME.バクハツ☆エモーション】を渡した。

「これで、決めるのぜーーーーっ!!」

 二回目の花火の爆発をまともに喰らった真白が大袈裟に倒れる演技を見せる
 紅が【シェケナベイベー】【フルイドフォーン】をステージから退場させ、

「くっ、覚えてなさーい!」

 桃が捨て台詞を吐いてから【雑魚戦闘員】と共に撤収していった。
 勧善懲悪の王道ストーリーは、改めて見るとなかなか面白いものだ。
 「善を勧め、悪を懲しめる」──これからもきっと、未来永劫、語り継がれていくことだろう。
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