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シナリオは、複数のユーザーが参加した結果を描写される小説形式のコンテンツです。
「ヒロイックソングス!」の世界で起こった事件やイベントに関わることができます。

【陰陽アイドル大戦】大幕・葦原華乱舞!

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【陰陽アイドル大戦】大幕・葦原華乱舞!

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■プロローグ

 ――和の世界、華乱葦原。
 樹ノ国の首都樹京の入り口には、特設のステージが設けられ、観客である都の民が、開演を今か今かと待ちわびていた。
 御前披露……本来であれば帝が観覧する舞芸をそう呼ぶのであったが、今回は一味違う。

「皆の者、よく集まってくださいました。都を、国を束ねるものとして、厚く御礼申し上げます」

 帝……ミヤビが、ステージに立っているのだ。
 そして、その頭上にある“朔ノ鏡”は、樹京の姿を炯々と映している。
 天照舞や樹京を未曾有の危機から救った舞芸を再び見られるのだという期待が、民の感情を高ぶらせる。
 この“朔ノ鏡”によって、傷ついた樹京を修復する……それはまったく、奇跡と呼ぶにふさわしい舞台なのであった。

「皆は、ただ楽しむだけで構いません。あなた方の“ハレ”の気が、この樹京を立て直します。
 ですので、どうか――今日は心行くまで、葦原を救ったアイドルたちの舞芸を楽しんでください」

 ミヤビの言葉に、わあっと観客たちが盛り上がると、にぎやかな囃子が奏でられた。
 いよいよ、大舞台が幕を開ける。

◆◇◆

 ――ところ変わって、樹京のはずれ。
 かつて神剣イツノオハバリが収められ、穢ノ神・焔によって荒らされた遺跡の入り口には、再び一柱の穢ノ神が居座っていた。

「さあ来いフェスタのアイドル……この俺様を満足させてみろ!」

 彼の名はナオヤ。
 ライブを愛し、横文字を使い、見た目を除いておよそ穢ノ神らしさのかけらもない。
 巨体に似合わず、夢はトップアイドルで、そのためにフェスタとの対決を望んでいるらしい。

 彼がなぜイドラ教団にくみしたのか定かではないが、何にせよ、立ちはだかる者をそのままにはできない。
 なにしろその奥に捕まっているのは、フェスタの仲間――西宮彩なのである。
 かくしてアイドルたちは、教団にさらわれた彩を救出すべく、再び穢ノ神と対峙するのであった。


■目次■


1ページ プロローグ・目次

2ページ 御前披露~樹京復興へ、願いを込めて~(1)
3ページ 御前披露~樹京復興へ、願いを込めて~(2)

4ページ 天津神宮での混戦――守る、ということ――(1)
5ページ 天津神宮での混戦――守る、ということ――(2)
6ページ 天津神宮での混戦――守る、ということ――(3)
7ページ 天津神宮での混戦――守る、ということ――(4)

8ページ 立ちはだかる脅威たち1
9ページ 立ちはだかる脅威たち2
10ページ 立ちはだかる脅威たち3
11ページ 立ちはだかる脅威たち4

12ページ エピローグ
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