■ライブｉｎシアターアーク・１


「♪♪（前奏曲だ）」
　凍鶴　緋桜はフェスタギターで『カンタレーヴェ知識』でセブンスフォール馴染みの音色で壮大な物語の始まりを予感させるような曲を『オープニングナンバー』として弾き奥　莉緒と共に
「誇りを胸に　剣を掲げ　気高く生きた盟友よ……」
　『ナイト・レクイエム』を奏で、流れるように『セブンスロア』を響かせ
「歌は語る、かつての嘆きを……（莉緒、頼む）」
　莉緒に合図を送る。
「去りし強欲……（キラフェスが始まる前の神獣と歌い手を表現だね）」
　莉緒は副旋律担当の緋桜に頷き打ち合わせ通り
「……紡ぎ始める」
　主旋律となり神獣と寄り添い歌う。
　主旋律が終わると同時に『ソング・オブ・セブンス』に繋がり二人で合唱し
「……嗚呼　狂った獣を殺さなければ――！」
　時に『セブンスロア』の旋律で緋桜のソロ。
「……嘆きを終わらせ希望の明日へ」
　一転穏やかな旋律で莉緒はソロとなり少し離れた位置に移動した神獣に対して語るように歌う。
　緋桜は『ソング・オブ・セブンス』の旋律に戻り最後まで歌い
「そして絆は試される」
　『ナイト・レクイエム』で幕を下ろし
「ありがとうな、莉緒。助かったぜ！」
　緋桜は莉緒を労い開幕前の拳コツンの代わりに神獣含めてのハイタッチをした。


　リンアレルのライブで大いに賑わった所で
「皆様、こんにちは！（まずはライブ恒例のトークからだよ！）」
　桐山　撫子は陽気に登場し
「あたしは、リンアレル王の挑戦状！　受けて立つよ！　と言ってもあまり勝敗には拘ってはいないけどね」
　苦笑を交えたり
「勝ち戦でしか笑えないのも……面白くないからね♪」
　茶目の笑みを観客に振りまいたり
「それにしても……王もアイドルとして芸を磨いていたんだね。嬉しいよ♪　王もアイドルも大切だけど、一人の人としての心を忘れないでね！　その上で、言動を良く考えるべし！　かな？」
　リンアレルも巻き込む。
「はいっ！」
　リンアレルは元気に答えた。
　トーク一段落後
「行くよ！【Ｉ　ｌｏｖｅ　ｉｎｆｉｎｉｔｅ】」
　２、４拍目の強調さが特徴の曲名を響かせ
「Ｉ　ａｍ　ｍｕｓｉｃ　ｆｉｇｈｔｅｒ　ｏｎ　ｓｔａｇｅ！」
　いざライブ開始。
「今は細く途切れそうな道……あたしは、みんなと歌う事で新たな絆を開く『路』として、確かな形へと導きたいな♪　今の繋がり合う世界を守る為に
幾重もの旅を超え　辿り着けない場所がある……♪」
　『カンタレーヴェ知識』からこの世界に相応しい内容を奏で
「僕は此処に居る♪」
　観客席を赤に染めるままにライブを締めた。


　観客達に一礼した後
「♪♪（よーし、私はダンスで盛り上げるよー）」
　宝庭　シェプストは持つ『ダンス知識』を活かし軽やかにステップを踏み観客達特に男性はコットンキャンディローブが翻りシェプストの胸元と足が大きくはだけるさまに目が離せなくなる。
　ローブを脱ぎ捨て
「♪♪（飛べなくても夢は羽ばたくの）」
　深いスリットがあるマーメイドドレスのブラックスワンを披露。
「♪♪」
　『バレエシャッセ』でシンプルなダンスを舞うと同時にドレスの裾が揺れ重力に逆らい黒い羽根が舞いシェプストの踊りを演出する。
　「♪♪（拙い足取りでも皆と踊れるの）」
　　繰り返し繰り返し踊る。
　その内にバリエーションをつけ
「♪♪」
　優雅に。
「♪♪（魔法陣を模して……気を抜かないように……）」
　キャンディスティックを模した箒のダンシングキャンディを魔法陣を模した動きで踊らせ
「♪♪」
　『マナフィール』を感じ会場と一体になった。