新世界を拓け! ヒロイック・クラリティ・プレリュード!
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■パラダイスシアターライブ 昼の部【2】初期衝動
真っ暗なステージに、【高級麻雀セット】の牌を打つ音が響く。
会場は、何が始まるんだろうかとざわつき始める。
『ポン!』
【傾奇奢宇斗】とともに、スポットライトが雀卓と男女2人を照らす。
ステージ上にいるのは、天地 和と龍造寺 八玖斗だ。
2人が登場したところで、【I.I.~初期衝動~】が流れ出す。彼らの新しさ、それは初心に返ることである。
原始時代を思わせるような曲調に合わせて、八玖斗は紙に書かれた詩を朗読する。
『今は昔 星に大気 生まれ 始まった地殻変動 鳴り響く大地の音 聴く者は無し』
八玖斗はおもむろに【ミニうさ】を掲げた。
和は、詩に合わせて激しい闘牌を披露する。
その様子は2人の背後にあるスクリーンに映し出されている。
『生物の産声 そこから響く鳴き声 その声で群れに集え その声は遠く響け
人は声から 気持ち伝える為言葉を生み出す これで気持ち伝え合える これでもっと良くなる 良くなるはずだった……
ただ言葉は 気持ち隠し 誰か騙し 疑心暗鬼 そして世の中は作った物で争い……』
ここで八玖斗は、【ハイパーバトンタッチ】で和と入れ替わり、【ミニうさ】相手に卓に向かい合う。
入れ替わったところで、和が語り始める。
『でも……それはホントに相手が憎いから?
みんな、自分のことで必死なだけなのに』
曲が無音の間、相づちを打つように詩を語った後、牌を握り高く掲げた指先に【視線誘導】する。
観客たちは、和の指先に視線を持っていく。
それを確認した和は、声高に【傾奇奢宇斗】で叫ぶ。
『リーチ!』
『今は、ただ目の前の牌に飛びついて、要らない牌を切るだけの麻雀
勝ち負けだけしか決まらない世界、でも……麻雀ってそんなもの?』
和が語り終えると、八玖斗が立ち上がる。
その間、和は【振り付けの基礎】で、一喜一憂しながら麻雀を楽しむ様子を全身で大げさに表現し
勝ち負けだけじゃなく、楽しむことが重要だと訴える。
『ケンカばっか 世界だった けどまだ終わってねえさ まだケンカした奴等が オレと手を繋いでねえしな
全ての 始まり 好奇心混じり 最初の一歩 向かう 初期衝動
その先 楽しみ? 苦しみ? 知るか 行ってみねーと
最初の一歩 怖々でも進歩 それがオレ達のスタート ハロー、ニューワールド!』
八玖斗の詩が終わると、和が続ける。
『ハロー、ニューワールド……この先は、皆で世界を変える力を掴もう!』
最後、彼女はあがり牌を引き当て――
『ツモ!(あがり)』
と叫んで舞台は暗転した。
観客席からは、大きな拍手が送られる。
ここまでの結果は、赤:6 青:2 オレンジ:2と、フェスタ生が有利となっていた。
真っ暗なステージに、【高級麻雀セット】の牌を打つ音が響く。
会場は、何が始まるんだろうかとざわつき始める。
『ポン!』
【傾奇奢宇斗】とともに、スポットライトが雀卓と男女2人を照らす。
ステージ上にいるのは、天地 和と龍造寺 八玖斗だ。
2人が登場したところで、【I.I.~初期衝動~】が流れ出す。彼らの新しさ、それは初心に返ることである。
原始時代を思わせるような曲調に合わせて、八玖斗は紙に書かれた詩を朗読する。
『今は昔 星に大気 生まれ 始まった地殻変動 鳴り響く大地の音 聴く者は無し』
八玖斗はおもむろに【ミニうさ】を掲げた。
和は、詩に合わせて激しい闘牌を披露する。
その様子は2人の背後にあるスクリーンに映し出されている。
『生物の産声 そこから響く鳴き声 その声で群れに集え その声は遠く響け
人は声から 気持ち伝える為言葉を生み出す これで気持ち伝え合える これでもっと良くなる 良くなるはずだった……
ただ言葉は 気持ち隠し 誰か騙し 疑心暗鬼 そして世の中は作った物で争い……』
ここで八玖斗は、【ハイパーバトンタッチ】で和と入れ替わり、【ミニうさ】相手に卓に向かい合う。
入れ替わったところで、和が語り始める。
『でも……それはホントに相手が憎いから?
みんな、自分のことで必死なだけなのに』
曲が無音の間、相づちを打つように詩を語った後、牌を握り高く掲げた指先に【視線誘導】する。
観客たちは、和の指先に視線を持っていく。
それを確認した和は、声高に【傾奇奢宇斗】で叫ぶ。
『リーチ!』
『今は、ただ目の前の牌に飛びついて、要らない牌を切るだけの麻雀
勝ち負けだけしか決まらない世界、でも……麻雀ってそんなもの?』
和が語り終えると、八玖斗が立ち上がる。
その間、和は【振り付けの基礎】で、一喜一憂しながら麻雀を楽しむ様子を全身で大げさに表現し
勝ち負けだけじゃなく、楽しむことが重要だと訴える。
『ケンカばっか 世界だった けどまだ終わってねえさ まだケンカした奴等が オレと手を繋いでねえしな
全ての 始まり 好奇心混じり 最初の一歩 向かう 初期衝動
その先 楽しみ? 苦しみ? 知るか 行ってみねーと
最初の一歩 怖々でも進歩 それがオレ達のスタート ハロー、ニューワールド!』
八玖斗の詩が終わると、和が続ける。
『ハロー、ニューワールド……この先は、皆で世界を変える力を掴もう!』
最後、彼女はあがり牌を引き当て――
『ツモ!(あがり)』
と叫んで舞台は暗転した。
観客席からは、大きな拍手が送られる。
ここまでの結果は、赤:6 青:2 オレンジ:2と、フェスタ生が有利となっていた。