イラスト

シナリオは、複数のユーザーが参加した結果を描写される小説形式のコンテンツです。
「ヒロイックソングス!」の世界で起こった事件やイベントに関わることができます。

新世界を拓け! ヒロイック・クラリティ・プレリュード!

リアクション公開中!
新世界を拓け! ヒロイック・クラリティ・プレリュード!

リアクション

■ライブin天津神宮・1


「多くの恩恵と、施しを与えた
それなのにどうして、人は信仰は愚か感謝すらしないのか?
人は与えられることを当たり前だと捉えて、より多くを求め続ける
神は信仰がないと存在出来ず、力も弱まるばかりだというのに
弱まった我が身にこれ以上を求めるなんて、自分に死ねというのか」
 不知火 和夢は『艶美独奏』で怒れる男神を最高に感情を込めて歌い猛牛四絃琴を奏でる。
 そこに
「神の怒りは最もだ
信仰を失った自分たちが、より多くを求めるなど烏滸がましい
この怒りでそれに気付けたというのに、このままではやり直すことも出来ず皆、この怒りで死んでしまう」
 薄氷 鬼月が『哀感頑艶』で神の怒りを理解し、行いを後悔する女巫を演じる。舞台の神宮に合わせ神と巫女がテーマの演舞だ。

「♪♪」
 和夢は演奏を続けながら怒りに満ちた眼差しで見下す。

「ならば我が身を犠牲に、怒りを鎮めに行こう」
 鬼月は和夢の前に膝をつき
「全ては人の自業自得
貴方からの恩恵を、当然のものとして享受し続けた我々の罪
けれどこのままでは、皆死んでしまいます
神よ、我らの神よ どうかお怒りをお収めください
我らに償いの機会を与えてください」
 頭を垂れ祈る仕草をし『御詠歌』を歌い
「その為ならば、我が身のことなど惜しくもない
私の生命を捧げます」
 髪から花簪を引き抜き
「ですからどうか、他の者に、やり直す機会を
貴方様を、今一度、讃えさせてください
我らの神よ、偉大なる神よ」
 喉に突き立て
「……(地球の昔話じゃわりとよくある人身供養が題材の演舞だが……葦原で受けるかどうか)」
 そのまま崩れ落ちて死んだふり。演舞に呑まれ観客席は赤多数。
「!!」
 和夢が目を見開いて近付き抱き起こそうと動かなくなったその身体に触れ
「……人の心が離れていくことなんて知っていた
それでも人が好きだったから施し続けた
……けれど、いざ離れられれば、悲しくて、苦しくて
だから子供の癇癪のように暴れた
そんな神でも、人は求めてくれるのか
ならば、答えなければいけない
自分は神で、施す者
何より、人を愛しているから」
 『傾奇喰流』で雰囲気を一変するが如く歌う。
 そして
「……一人の巫の生命を捧げられ、冷静になって、後悔しながらまた、人に施す」
 和夢が鬼月を抱き抱え舞台から撤収する際
「……これは、そんな神様の歌だ」
 鬼月が『蛍火舞い』で神の加護の如く蛍火を散らせた。


「♪♪(僕の素性を知らない人から見たら女の子に見えるからこの格好で注目を集める作戦でまず行こう……そのための衣装選択だし)」
 運命門 琥珀は乙女チックデザインの衣装ぶるう・めらんこりいの裾を揺らし
「♪♪(衣装に合わせて歌も地球と華乱葦原の舞芸を掛け合わせたキュートな曲にして)」
 愛らしく歌い踊り『傾奇九屠』で観客の心を虜にしていく。
 それは踊りに限らず
「♪♪(琥珀の歌に合わせて)」
 天導寺 朱が朧芸者の符で呼び出した舞芸者に演奏させたり
「♪♪」
 華やかな扇MATSUMAE=AIZENと傘の枝垂彼岸を駆使しながら琥珀の歌声に合わせて『夢妖の宴技』を妖艶に舞い踊る。
 華やかにするのは踊りや歌声だでなく
「♪♪(演出で華やかにするのぜ)」
 MATSUMAE=AIZENで花びらを生み出し舞台に舞わせる。
 曲が盛り上がりに差し掛かった所で
「はぁっ!」
 朱は歌に合わせるように『≪式神≫舞芸:構太刀』を密かに作って琥珀の上着をスパッと切断。観客特に男性達が思わず声を上げた。
 同時に
「!!」
 琥珀は驚く振りをして胸元を見えぬようにしながら
「……♪♪(まぁ、僕は男子なので胸を隠す必要は本当はないんだけど)」
 演舞を中断せず続ける。端々に羞恥を匂わせ『妖の色目』を観客に振りまきつつ
「♪♪(……セクシーアピールのために)」
 『散羅李図夢』を上手に使い見える見えないのギリギリ領域で踊り男性観客の目を釘付けにした。
 そんなこんなで踊りが終わりを迎え
「♪♪(扇越しにキスしちゃうよ~)」
 琥珀が朱に抱き付く瞬間
「♪♪」
 朱は傘の枝垂彼岸で観客からの視界を遮り
「♪♪」
 琥珀からのキスを防ぐが如く口元を扇で隠し扇越しでのキスとして
「♪♪(ここで花火を打ち上げてと……)」
 『字走り花火』でユニット名である“男華鏡”の文字を演出し傘の裏側から花火の光を当て傘にまるでキスしているような影が映るようにする。
 花火が終わると同時に
「♪♪(アピールしながら退場と……俺はノーマルだからな! 俺は!)」
 傘を持ち上げ扇越しなのを見せて直接キスしていない事だけでなく
「♪♪(ここで種明かしなんてね~)」
 琥珀は演技中隠していた胸元を見せて男性であるアピールも行い男性客を天から地の如くがっかりさせた。


 早見 迅との打ち合わせ後の本番。
「♪♪(……新曲【迅雷のごとく、刹那】は曲名の“迅”は素早く、“那”はゆったり……俺達、正反対の意味の漢字が名前に入ってるんだよな)」
 春瀬 那智は飾り散雪刀を胸の前で構え新曲のゆったりとしたリズムに合わせ静かに舞台の端から真ん中に向かって歩く。
「♪♪(だから曲調に変化をつけて、でも二人で“迅雷”のように“刹那”的な疾走感を出す……迅も気に入ってくれるといいんだけど)」
 足を踏み出す時の動きに乗せて動かす刀身に『スターダストフィル』で反射による光を舞台上にばら撒きながら歩く。
 真ん中で向かいの端から歩いてくる迅とすれ違い曲のテンポが変わると同時に
「!!」
 互いに刀を振り片足を軸に振り返り
「はぁっ」
 『殺陣』の開始。
「たぁっ!」
 紅演舞着を翻し位置取りを工夫し見せ場を交互に作ると共に迫力さから観客席に赤色が増える。
 ついに
「♪♪(迅、最後まで笑顔と迫力は絶やさずにだ)」
「♪♪(だね!)」
 那智と迅は視線を交わし
「!!」
 『舞芸:天地双閃』で演舞を締め括った。

 演舞終了後。
「大成功、だな。今回もサンキュ、迅。お前とのライブ、やっぱすげー楽しいよ」
「お疲れ! 曲も良かったよ」
 那智と迅はハイタッチをした。
ページの先頭に戻る