フェイトスター☆ファイトクラブ!
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■華乱葦原ブロック 3
そのすぐそばでは、いろはとリドレー、そして銀河とエイリルが、熾烈な攻防を繰り広げていた。
激しい競り合いは混迷を極め、勝敗の行方はもはや絡んだ糸玉のようであった。
だが、三人の闘いが高まった瞬間をついたエイリルの闘鬼の拳が、偶然か必然か、リドレーを捕らえたことで、戦局は大きく傾いた。
明後日の方向から襲い掛かった攻撃に、リドレーは勢いよく吹き飛ばされ――そのまま場外へと放り出されてしまう。
「やっと――当たった!」
機を掴んだエイリルは拳を引くが早いか、間合いを詰めて追い打ちとばかりに氷丸招来を撃ち込んでいく。
「こんなものでは!」
銀河はその攻撃を受けつつも耐え、刀を構えなおす。
そして再び斬りかかるいろはと刀をかちあわせ、追撃の氷丸招来を危うくかわした。
「逃げ回る相手にはッ!」
いろはからの再度の斬撃を不撓で受けると、銀河はいろはをすり抜けて、エイリルのもとへと間合いを一気に詰める。
「……でも!」
二度、三度と斬撃をかわし、エイリルは古錆びた妖刀を銀河の顔面に向ける。
氷丸招来が来ると踏んだ銀河は、とっさにその射線から身をそらした。
だがその直後、エイリルは身を低くして銀河の足元に拳を突き込んだ。
「謀られましたか――!」
地面から生えた闘鬼の拳が、銀河の身体を吹き飛ばした。
地面にゴロゴロと転がった銀河は、これまで蓄積していた傷のダメージも相まって、たまらず気を失ってしまった。
「……あなたは、どうします?」
妖刀を差し向けたエイリルは、同じく刀を構えたいろはと向かい合う。
だが、いろははため息をついて刀を収めてしまった。
「せっかくだけど、今日のところはこれくらいで」
「そうですか。なら――」
華乱葦原ブロック勝者、決勝進出はエイリル・プルフーに決まった。
そのすぐそばでは、いろはとリドレー、そして銀河とエイリルが、熾烈な攻防を繰り広げていた。
激しい競り合いは混迷を極め、勝敗の行方はもはや絡んだ糸玉のようであった。
だが、三人の闘いが高まった瞬間をついたエイリルの闘鬼の拳が、偶然か必然か、リドレーを捕らえたことで、戦局は大きく傾いた。
明後日の方向から襲い掛かった攻撃に、リドレーは勢いよく吹き飛ばされ――そのまま場外へと放り出されてしまう。
「やっと――当たった!」
機を掴んだエイリルは拳を引くが早いか、間合いを詰めて追い打ちとばかりに氷丸招来を撃ち込んでいく。
「こんなものでは!」
銀河はその攻撃を受けつつも耐え、刀を構えなおす。
そして再び斬りかかるいろはと刀をかちあわせ、追撃の氷丸招来を危うくかわした。
「逃げ回る相手にはッ!」
いろはからの再度の斬撃を不撓で受けると、銀河はいろはをすり抜けて、エイリルのもとへと間合いを一気に詰める。
「……でも!」
二度、三度と斬撃をかわし、エイリルは古錆びた妖刀を銀河の顔面に向ける。
氷丸招来が来ると踏んだ銀河は、とっさにその射線から身をそらした。
だがその直後、エイリルは身を低くして銀河の足元に拳を突き込んだ。
「謀られましたか――!」
地面から生えた闘鬼の拳が、銀河の身体を吹き飛ばした。
地面にゴロゴロと転がった銀河は、これまで蓄積していた傷のダメージも相まって、たまらず気を失ってしまった。
「……あなたは、どうします?」
妖刀を差し向けたエイリルは、同じく刀を構えたいろはと向かい合う。
だが、いろははため息をついて刀を収めてしまった。
「せっかくだけど、今日のところはこれくらいで」
「そうですか。なら――」
華乱葦原ブロック勝者、決勝進出はエイリル・プルフーに決まった。