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シナリオは、複数のユーザーが参加した結果を描写される小説形式のコンテンツです。
「ヒロイックソングス!」の世界で起こった事件やイベントに関わることができます。

特番を狙え!『アイドルドリブン!』

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特番を狙え!『アイドルドリブン!』

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ヒュドラと仲良くなろう!? 2

 スタジオが騒然とする中、世良 延寿は、
 ヒュドラの目の前に勇敢に飛び出す。

「光凛たちを食べるなんて! 早く助け出さなきゃ!」
 そして、自ら、ヒュドラの口に向かって走っていき、自分から体内に飛び込む。

「こっちだヘビ公! アタシのダチを返してもらうよ!」
 黒瀬 心美も、ラウドボイスで叫び、ヒュドラの気を引く。
 そして、心美に向かって伸ばされたヒュドラの大きな口に、自分から飛び込んでいく。

 さらに、眼鏡を光らせ、フェスパンを手にした、阿部 慎太郎が、
 ヒュドラに向かって叫ぶ。

「そうやって、本当は人間と仲良くなりたいんだろう?
 そーれ、地球名物のフェスパンだぞ~!」

 食べ物を持っている分、ヒュドラの気を引きやすく、またもや、別の首が伸び、慎太郎を飲み込む。

「こっちだヒュドラ! 俺達はうまいぞ!」
 ユニットAegisの桃城 優希が、ラウドボイスで叫ぶ。
「ほら~、食べないの?」
 アリサ・ホープライトともども、ピクシーハニーで甘い香りを発している。

 優希とアリサも、救出のため、次々とヒュドラの口の中に飛び込んでいった。


☆★☆



 シャゴオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!

 ヒュドラの鳴き声が響き渡る中、睡蓮寺 陽介が、ヒュドラに向かって言う。
「元気がいいな! まずは一緒に踊るかい?」

「神話に違わぬ強靭さ……試合うには楽しそうだ」
 堀田 小十郎も、陽介とともに、ヒュドラの前に立つ。

「さあ、舞踏会の始まりだぜ! ゆっくり語り合って、俺達と友達になろうぜ!」
 ヒュドラのたくさんある顔面のひとつにアグフレアを放ち、陽介が叫ぶ。

「では……踊る(試合う)としよう」
 ツヴァイヘンダーを構え、不撓の心で、小十郎が、ヒュドラに斬りかかる。

 シャアアアアッ!!

 アイドルを大勢飲み込んで、絶賛食事中のヒュドラだったが、その巨体により、攻撃は受けやすいようだった。

 小十郎が、相手にしている頭のほかに、狙いをつけている頭があるのに、陽介が気づく。
「こっちも見ろよ!」
 ナイフディーリングによる牽制で、シャープエッジタリスが飛び、牽制によって、
 小十郎を狙っていたヒュドラの頭は毒のブレスを吐き出してしまう。
 
「楽しい楽しい舞踏会……楽しまなきゃ損ってな!」
 陽介は、怒っているヒュドラの頭が自分に向かってくるのを見て、アグフレアを放つ。

 その隙に、小十郎がさらなる攻撃を加え、ツヴァイヘンダーが、ヒュドラの硬い鱗を斬り裂く。


「おお、これぞ、神話に伝えられる戦い!
 我が名は勇者アレス!
 千里の道を越え、邪悪なるドラゴン退……いえ、ヒュドラを懲らしめ改心させることこそ我が使命!!
 この血に飢えし、聖剣カリバールにて、私の実力を教えて差し上げましょう!
 さぁ、皆さん私に続いてください!」
 アレス・アストレアが、ラウドボイスで宣言する。

「そして、ヒュドラが改心した暁には私の勇者のパーティーに加わるのです!!」
 アレスは、「自称・勇者」であった。

 聖剣カリバールを構え、ヒュドラに向かって斬りかかっていく。
 ラン&スラッシュの速攻で、
 すでに陽介にダメージを与えられていたヒュドラの頭がひとつ、落とされる。

「助太刀に感謝する」
 小十郎に声をかけられ、アレスが応える。
「こちらこそ、ともに頑張りましょう!」

 そして、さらに、アレスは猛攻を仕掛ける。
「この番組でヒュドラを倒せれば……巨大モンスターを仲間にすることができます。
 そして、私と一緒に勇者パーティーとして番組に出演!
 やがては勇者一行の冒険譚を描いた冠番組を持つようになり!
 最初は深夜枠だったとしても、やがてはゴールデンに進出!
 ゲーム世代の大人から、子どもたちまで、広く愛される勇者に、私はなるのですっ!」
 戦いながら、妄想がダダ漏れのアレスに、ヒュドラの頭がぶつかり、吹っ飛んでいく。

 そこに、ドリアドリュラーを手にした早乙女 モルルが、
 フラッププロローグを歌い始める。

 カメラやヒュドラの視線が、モルルに向かう。
 エナメルレッドの衣装を着た、長身で爆乳のモルルの姿に、皆が注目する。

 モルルは、カメラ目線で、ドリアドリュラーをつま弾き、次の曲を歌いだす。
 ブレイブリーソングであった。
「人生という物語に脇役なんかいない、主人公は君達だ」という、メッセージに鼓舞され、
 アイドル達に力がみなぎっていく。

(バフ役が味方の背中に隠れてるだなんて今や時代遅れだ。
 さあ、ヒュドラ、この音楽でお前のことも魅了してやる!)
 モルルが歌い、注目を集めていると。

「皆さん、頑張ってください」
 空花 凛菜のクリアボイスによる、応援の言葉が響く。
「ヒュドラも私たちと同じ生き物です。
 皆さんの仲良くしたいという熱い気持ちは、きっと届くと思います!」

 続いて、ニンブル・ブレスを凛菜が歌い始めると、
 それに合わせるように、モルルも、ニンブル・ブレスを歌う。
 即興のセッションであったが、その歌声に、傷ついたフェスタ生たちは回復し、素早さを得る。

 さっき吹っ飛んだアレスも、また立ち上がっている。

「食べられてしまった方たち、とても心配ですが……。
 こうして、戦っていれば、きっと助けられますよね。
 そして、ヒュドラとも、仲良くなりましょう!」
 凛菜の真摯な想いに、モルルもうなずいている。

「そうだな。じゃあ、もう一曲、行くぞ!」
 またも、ニンブル・ブレスを歌い始めたモルルに、凛菜もあわせていく。
 お嬢様らしく、気品のある凛菜は、モルルとは好対照で、
 即興とは思えない音楽が組みあがっていく。

「よし、小十郎!
 まだまだいけるな!」
「ああ」
 陽介の言葉に、小十郎がうなずいた。

 毒ブレスや噛みつき、首の振り回しなど、反撃してくるヒュドラだが、
 攻撃を避けるのは得意ではなく、確実にダメージは蓄積していた。
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