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シナリオは、複数のユーザーが参加した結果を描写される小説形式のコンテンツです。
「ヒロイックソングス!」の世界で起こった事件やイベントに関わることができます。

特番を狙え!『アイドルドリブン!』

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特番を狙え!『アイドルドリブン!』

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アイドルハートフルクッキング!! 4

 続いては、ソフィア・フェナンチェ梓弓 莉花が、
 ピンク色に花をあしらったおそろいのエプロンをつけて登場する。

「莉花さん、ご一緒によろしくお願いしますね」
「はいっ! ソフィアさんのお手伝いがんばりますね」
 ソフィアが優しく微笑むと、莉花は、初々しい感じでうなずく。
 
 メニューは和食で、伝統的な家庭料理である。
「まずはお米をとぎましょう」
「はいっ!」
 ソフィアの指示に従い、莉花は準備を行う。
「ガスで炊いた方が甘みが出るのですが、他の料理との兼ね合いで、
 電気炊飯器を使いましょう。
 この場合は、ハチミツを少しだけ入れるのが甘みと照りを出すコツですわ」
「なるほど、勉強になりますっ」
 炊飯器にお米をセットした後は、おかずと汁物を作り始める。
「お豆腐はさいの目に、ねぎは小口切りでお願いしますね」
「わかりましたっ!」
 ソフィアは、豆腐の味噌汁は、減塩になるよう、調整して、Mr.ウィンターの身体を気遣っている。
 手際よく、厚焼き玉子と、お新香もできあがり、最後に、イカのてんぷらをあげることになる。

「きゃっ!」
 天ぷらの油がはねて、驚いた莉花は、思わずソフィアに抱き付いてしまう。
「あらっ、莉花さん大丈夫ですわ。徐々に慣れていきましょうね」
 ソフィアが優しく言い、微笑む。
「は、はいっ……」
 莉花は、慌てて離れ、料理に戻る。

 そして、和食の伝統に沿って、料理が盛り付けられた。
「左右対称にならないように……」
 莉花は天ぷらの配置も気を配る。
「ところで、お新香が二切れなのはどうしてですか?」
「『三切(みき)れ』と『身切れ』で、語呂がよくないので、二切(ふたき)れにするほうがいいのですわ」
「なるほど!」
 ソフィアの言葉に、莉花はうなずく。

 そして。
「あたしは、好きな人に作るつもりで、お料理しました。そういう気持ちだけでも受け取ってくださいっ」
 莉花は、真心を込め、Mr.ウィンターの元へ料理を運ぶ。
 その様子は、なんとも初々しい。
「おお、なんと家庭的な料理だ」
 Mr.ウィンターは、感激している。

 さらに、カキツバタの花と、手紙が、料理に添えられている。
「これは?」
『明るく前に向かって歩んでいれば、きっと幸せは貴方に再び訪れますわ』
 ソフィアが、Mr.ウィンターに伝えたメッセージであった。
「カキツバタの花言葉は確か……」
「幸運は必ず訪れる、ですわ」
 ソフィアが柔らかく微笑む。

「そうか……。
 もしかしたら、また、私も、誰かを好きになることができるかもしれないな……」

 Mr.ウィンターの凍り付いていた心も、とろかされているような様子であった。
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