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シナリオは、複数のユーザーが参加した結果を描写される小説形式のコンテンツです。
「ヒロイックソングス!」の世界で起こった事件やイベントに関わることができます。

歩く今と見る未来

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歩く今と見る未来
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リアクション

■未来はすぐそこ


 朝、フェイトスターアカデミー、校内。

「久しぶりっ! 前回の配信は不思議で素敵だったよっ!!」
 桃子が再会を喜び
「また協力をお願いっ!!」
 協力を仰いだ相手は
「ほう……未来がみえます飴、ですか」
 宇津塚 夢佳だ。
「とても興味深くございます。頂いてみましょうか」
 夢佳は快諾した。
「ありがとうっ!!」
 桃子が感謝と一緒に未来飴を渡そうとした時
「あっ、夢佳さん!!」
 通りかかった橘 樹が夢佳を発見し、やって来た。
「これは樹さま」
 夢佳が迎える横で
「ねぇ、未来飴を舐めてみないっ?」
 桃子が未来飴の説明と自己紹介をした。
「……将来、夢佳さんとどうなってるか気になるなあ……一緒にいるのは間違いないけど、ちょっと見てみたいかな」
 話を聞いた樹は、協力を決めた。
「わたくしも樹さまと一緒に頂いてみとうございますね。そうしたら『わたくしたち』の未来がみえるのではと」
 夢佳は、豊かになった表情を樹に向けた。
「ありがとうっ!!」
 桃子は未来飴を渡した後協力者捜しに戻り、二人は未来飴を使い、未来を迎えた。

 数年後ぐらい、とある家。

「夢佳さん、今日は飲もう」
 未来の樹が酒を手にいい顔をしていた。
(まだ二人とも若そうだから、数年後ぐらいかな。家で二人きりでお酒飲みながら喋ってるということは、同居してるんだ。えへへ、なんだか照れるなあ)
 今の樹は、望んだ未来に照れと嬉しいが混在だ。
「ライブの成功を祝して乾杯」
 未来の樹の音頭で乾杯。
(ライブの成功って、夢佳さんはこの頃にはきっと大物になってるんだろうな)
 今の樹は、未来の夢佳を見て
(それにしても今よりちょっとだけ大人っぽい夢佳さん、素敵すぎる……見惚れちゃうよ)
 幾度も感嘆の溜息を吐く。
「ありがとうございます」
 未来の夢佳は、礼を言って酒を一口。
「夢佳さん、十三回忌記念ライブ、演出も曲も最高だったよ!」
 未来の樹は、夢佳のライブを熱く語る。
(……十三回忌記念ライブかぁ、どんなライブなんだろう)
 今の樹は、語られるライブに興味津々だ。
(お酒で気分良くなってにこにこしてるのも可愛いな)
 未来の夢佳は酒が入っているのか、樹の話をにこにこと聞いている。
 未来の様子に今の樹は
(ずっと変わらずお互いがお互いのこと大事に思ってるのが伝わってくる空気感で、見てるだけで幸せになれるなぁ)
 幸せに満たされた。

(ここは舞台袖ですね。わたくしのライブのようですね)
 周囲と死装束を纏う未来の自分の元に
「夢佳さん」
 喪服を着た未来の樹が来て
「今日のライブ頑張ってね」
 お守りを差し出した。
「ありがとうございます、樹さま」
 未来の夢佳は、礼を言って受け取った。
(お守りですか……微笑ましゅうございますね)
 今の夢佳は、ほのぼのと未来を見ている。
 樹が出て行った後、未来の夢佳は貰ったお守りを一瞥してから、ステージへ。

 ステージに立つ死装束の未来の夢佳、観客達は皆喪服を纏う。
「夢佳さん」
 観客の中には、未来の樹の姿もあった。
(……これはいつものわたくしのライブスタイルですね)
 未来も今も変わらぬライブスタイルだ。
「本日は宇津塚夢佳十三回忌記念ライブにご参列頂き誠に有難うございます」
 未来の夢佳は挨拶の後、演奏を始めた。
(……なるほど、それで少し大人びていたのですね。大観衆……いえ、大勢の参列者さまにいらっしゃって頂けてますようで、わたくしも成長したのでしょう)
 今の夢佳は、得心しつつ未来のライブを見た。

「家で夢佳さんと一緒に十三回忌ライブの打ち上げをする未来を見たよ」
 未来から覚めた樹が見た未来を嬉々として語ると
「……十三回忌記念ライブの打ち上げの様子……では、わたくし達は同じような未来を見たという事でございますね」
 同じく未来から覚めた夢佳は、自分の未来と照らし合わせ得心の言葉を口にした。
「同じ?」
 樹が聞き返すと
「はい、見えましたのは、わたくしが十三回忌記念ライブをしている様子でございますね。そこには樹さまの姿も見えました」
 夢佳は自身の未来を語った。
 そして
「じゃぁ、僕達は同じ時期の違う場面を見たみたいだね」
「そうでございますね。同じような未来をみれましたこと、とても嬉しく思います」
 樹と夢佳は、同じ時期の未来を見た事を確信し、嬉しく思った。
「僕もだよ。ただ、未来の夢佳さんのライブ、すごく見たかった……! 喋っていた内容からとても凄いライブだったのは分かったけど」
 散々未来の自分が夢佳のライブを語っていたため、樹は少しだけ残念がったが
「でも、このまま一緒にいれば結構すぐ見られるよね。えへへ」
 未来が近くにあると思い、機嫌を直した。

 夢佳と樹は、インタビューに来た桃子に見た未来を語った。
「十三回忌記念ライブに参加したいなぁ」
 聞いた桃子は、ライブを見たがった。
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