歩く今と見る未来
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リアクション
■人間臭い悪魔
朝、フェイトスターアカデミー、校内。
「前回は、アイドルの凄さを教えてくれてありがとうっ!!」
桃子は再会を喜んでから
「また協力をお願いっ!!」
未来飴の説明をして協力を仰いだ相手は
「……正直、未来には大して興味ないケド」
レイ・トレードだ。
「未来飴ってのは食べてみたいカナ」
レイは、未来ではなく飴に興味を示した。
「本当に!? ありがとう!!」
桃子は、未来飴を渡してから協力者捜しに戻った。
桃子が去った後。
「これが未来飴……七色に輝いて綺麗ダネ」
レイは、飴を隅々まで眺め回してから
「どんな味なのカナ?」
味を確かめるべく口に運び、程よい甘さと同時に未来を迎えた。
今から何年か後のいつかの未来、場所は大規模な野外ライブの会場。
ステージが派手な演出と共に照らされた瞬間
「レーイーー」
「うぉおおお!!」
「涙の悪魔の登場だーー、今日も荒々しくて危険なライブを頼むぜ!!」
ファンが歓声を上げ、公式グッズを振り回す。
中には
「レイ様は、荒々しくて危険を顧みなくて、暴力的なまでに力強いのよ。それだけじゃなくて、どこか脆く、儚さと悲しさがあるの。そんな、一見矛盾した性質と、目元の赤い涙ラインから『涙の悪魔』って、言われてて有名なんだから」
初ライブの友人に説明する熱心なファンの姿も。
ついに
「みんな、よく来やがったナ!!」
未来のレイが登場。
「派手に暴れさせてもらうゾ! オレ様の魂の叫び、瞳に脳裏に魂に刻み込メ!」
ライブが始まる。
「うぉぉぉぉぉぉ」
荒々しいシャウトを響かせ、ステージを壊す勢いでぶつかり、打ち砕き、駆け回る。
その姿は
「おおぉぉ悪魔ぁぁぁあ」
「俺達を地獄に召してくれえぇぇぇえ」
まさに悪魔。
荒々しさだけでなく
「今度こそ届けるネ……我の心」
時折、哀愁を見せる。
「レイ様の時々見せるあの横顔、いいよねー」
「どこまでも人間くさくていいわ」
レイの二面性にファン達は虜だ。
「あれが未来の自分……未来も今と同じみたいだケド、違う所があるネ」
未来から覚めたレイは、今と比べて一言。
「未来飴、美味しかったヨ!」
レイは、インタビューに来た桃子に飴の感想を伝えてから
「ついでに見た未来は、根本的なスタイルこそ変わらないものの、確実に現在と違っていたヨ! ライブは大成功だけどネ」
見た未来を伝えた。
当然
「そのライブ参加したいなっ!」
アイドル好きの桃子は目をキラキラさせた。
朝、フェイトスターアカデミー、校内。
「前回は、アイドルの凄さを教えてくれてありがとうっ!!」
桃子は再会を喜んでから
「また協力をお願いっ!!」
未来飴の説明をして協力を仰いだ相手は
「……正直、未来には大して興味ないケド」
レイ・トレードだ。
「未来飴ってのは食べてみたいカナ」
レイは、未来ではなく飴に興味を示した。
「本当に!? ありがとう!!」
桃子は、未来飴を渡してから協力者捜しに戻った。
桃子が去った後。
「これが未来飴……七色に輝いて綺麗ダネ」
レイは、飴を隅々まで眺め回してから
「どんな味なのカナ?」
味を確かめるべく口に運び、程よい甘さと同時に未来を迎えた。
今から何年か後のいつかの未来、場所は大規模な野外ライブの会場。
ステージが派手な演出と共に照らされた瞬間
「レーイーー」
「うぉおおお!!」
「涙の悪魔の登場だーー、今日も荒々しくて危険なライブを頼むぜ!!」
ファンが歓声を上げ、公式グッズを振り回す。
中には
「レイ様は、荒々しくて危険を顧みなくて、暴力的なまでに力強いのよ。それだけじゃなくて、どこか脆く、儚さと悲しさがあるの。そんな、一見矛盾した性質と、目元の赤い涙ラインから『涙の悪魔』って、言われてて有名なんだから」
初ライブの友人に説明する熱心なファンの姿も。
ついに
「みんな、よく来やがったナ!!」
未来のレイが登場。
「派手に暴れさせてもらうゾ! オレ様の魂の叫び、瞳に脳裏に魂に刻み込メ!」
ライブが始まる。
「うぉぉぉぉぉぉ」
荒々しいシャウトを響かせ、ステージを壊す勢いでぶつかり、打ち砕き、駆け回る。
その姿は
「おおぉぉ悪魔ぁぁぁあ」
「俺達を地獄に召してくれえぇぇぇえ」
まさに悪魔。
荒々しさだけでなく
「今度こそ届けるネ……我の心」
時折、哀愁を見せる。
「レイ様の時々見せるあの横顔、いいよねー」
「どこまでも人間くさくていいわ」
レイの二面性にファン達は虜だ。
「あれが未来の自分……未来も今と同じみたいだケド、違う所があるネ」
未来から覚めたレイは、今と比べて一言。
「未来飴、美味しかったヨ!」
レイは、インタビューに来た桃子に飴の感想を伝えてから
「ついでに見た未来は、根本的なスタイルこそ変わらないものの、確実に現在と違っていたヨ! ライブは大成功だけどネ」
見た未来を伝えた。
当然
「そのライブ参加したいなっ!」
アイドル好きの桃子は目をキラキラさせた。