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「ヒロイックソングス!」の世界で起こった事件やイベントに関わることができます。

歩く今と見る未来

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■幻想と武のライブ


 午後、ショッピングモール『イクスピナ』の屋外特設ステージ、舞台袖。

「小十郎、俺達は武と芸の織りなす熱さで、穏やかなるウタを彩るぜ!」
 出番が訪れ、睡蓮寺 陽介は意気揚々と舞台に立ち
「音を奏でウタを彩り、同時に武を示して演武と成す……これ即ち、演奏演武。どうかご覧あれ」
 続いて、堀田 小十郎が舞台に立ち口上を述べる中
「……今できる最高のライブを皆に……」
 睡蓮寺 小夜は待機。

 口上を終えた小十郎が天津鈴笛の剣を構えると
「よしっ(小夜のウタをパフォーマンスや演奏で盛り上げてやる!)」
 陽介は、エイサーガンブレードを構える。
 そして
「はぁああ(殺陣を演じるぜ!)」
 陽介は『スペクタクル・バトルショウ』で、華やかな音や衝撃を響かせて迫る臨場感を演出し
「やぁああ(演武にはその者の人生が宿る……あらゆる芸器を使いこなし演武を成す我が秘奥を)」
 小十郎は『古武術演武・幻想紡ぎ』で、脈々と受け継がれた武を煌めかせる。
 さらに
「……(小夜のウタの演奏を)」
 陽介の振るう剣は、派手な風切り音と共に光の軌跡を描き、柄の引き金を引き、太鼓や金属音などの音を響かせ
「……(そろそろ小夜の出番だな)」
 小十郎は天津鈴笛の剣を振って笛の音を放ち、斬り合いで鈴の音を奏でる。
「わぁ、格好いい!! 前の炎の大道芸も凄かったけど」
 桃子は、前回の配信とは違う陽介のパフォーマンスに釘付けだ。
 陽介と小十郎の殺陣が生む音色の中
「♪♪(十くんや兄さんが奏でる演奏演武にのせて、想いを込めたウタを)」
 小夜がハピネスデバイスを通して、優しい歌『ハトホルの子守歌』を紡ぎながら登場。
「……(よし、今だ)」
 小夜の登場に合わせて、陽介は『フェアリーハーモニー』で、周囲にあるものを震わせたり打ち合わせたりと音色を加える。
「♪♪(アイドルらしく……そして、想いを込めて)」
 白いステージ衣装ドレスド・フェスタを纏う小夜は『インストゥルメント・ランゲージ』で、想いを込めて
「ありがとう 言うのはちょっと恥ずかしいけど」
 今までの人生を題材にしたバラード曲【その幻想に愛を込めて】を歌う。

 一方、小夜の歌声に合わせて、演武も派手になる。
「はぁぁっ(空を縦横無尽に派手に駆け抜けるぜ!)」
 陽介は、炎鳥・迦楼羅と共に空飛ぶ箒のフライングブルームで縦横無尽に舞台を飛び
「たぁぁ(舞台上空で織りなす大立ち回りと演奏……難しい内容だが、両方きちんとこなして魅せるぜ!)」
 『≪式神≫舞芸:日華鳳凰』で、顕現させた灼熱の鳥「鳳」と「凰」を追随させ、『スイッチ:覇王の境地』で強化した身体能力で小十郎に近距離の剣撃を放つ。
「はぁぁあ」
 小十郎は『スイッチ:無限のルミノシティ』で、自身を光芒に変え駆け抜けネオンサインの演出を施し
「……」
 『スイッチ:覇王の境地』で身体能力を強化し
「はぁぁあっ」
 『スイッチ:蹂躙するダークロード』で生み出したノイズで足場を作り、空中を縦横無尽に駆け回り、陽介の刃を受ける。
 陽介と小十郎による流星のぶつかり合いの如き苛烈な武と
「その幻想(ユメ)に愛を込めて わたしは今日もウタを歌う」
 小夜の優しい音色が見事に共存する。
「すげぇ演武だな」
「歌も優しくて何か懐かしい」
 観客達は、すっかり虜となった。
「……見応えのある演武と聞き応えのある歌……素敵ですね」
 凛菜は、見るも聞くも忙しいという様子を見せていた。
 ついに演奏演武は最後を迎え
「最後に歌うは想いのウタ……聞いてください、【それでも私はウタを歌う】……」
 小夜は【それでも私はウタを歌う】を歌う。
「♪♪(これからも皆と一緒に、幻想(ユメ)紡ぎ、歌いたい……)」
 小夜は大変な人生から得た強さと願いを心から紡ぎ
「♪♪(……皆と一緒にウタを……きっと、とっても楽しくて……煌めく思い出になると思うから……)」
 『ブライトレスポンス』で観客達に呼びかけ、一緒に歌う。
「♪♪」
 陽介は『スイッチ:維新の乱撃』で、素速く駆け回り剣を振るい赤と黄色の花火を空に乱れ咲かせ
「♪♪(……小夜も、強くなった。かつてのウタを忌避していた頃の姿など、微塵も感じられない程に)」
 小十郎は、小夜作曲のメドレー曲【幻想演武・ユメ紡ぎ】を奏でながら小夜の姿に感慨深くなる。
 ≪星獣≫オカリナネズミの星鼠・翼がオカリナのウタで、小十郎を手助けをする。
「♪♪(皆を魅せる演奏演武を形にしよう)」
 小十郎は『エンディングパーティ』で、ライブの最高潮を演出し
「それでも私はウタを歌う 抱いたユメは、心(ココ)に在るから」
 小夜の決意の歌声に華を添え
「俺達幻想演武が今紡ぐ演芸……どうか楽しんでってくれよな!」
 陽介が笑顔で最後を締めた。
 小十郎の『エンディングパーティ』により流れるエンドロールの中、観客達の拍手に包まれながら、三人は舞台袖に引っ込んだ。
「感動しましたね」
「うん、胸が熱くなったね」
 凛菜と桃子は互いに感想を言い合い、胸にたまった感動を吐き出した。
 この後も凛菜は、音楽祭の午後の部を満喫した。
 桃子は、午後の部だけでなく夜の部まで居座った。ちなみに、“モコのアイドル図鑑”生配信第2回目「アイドルはどんな未来を見る」は無事に成功したという。
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