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シナリオは、複数のユーザーが参加した結果を描写される小説形式のコンテンツです。
「ヒロイックソングス!」の世界で起こった事件やイベントに関わることができます。

歩く今と見る未来

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■音楽祭へ


 朝、フェイトスターアカデミー、校内。

「……音楽祭ですか。楽しそうですね」
 情報を得た狩屋 恋歌は歌が好きという事もあり、すぐさま行動を始めた。

「未来飴、確かに気になるけど、今回は未来を見るよりも今を楽しむ方を選ぶよ!」
 再会した桃子から未来飴の話を受けた深郷 由希菜は、気になりつつも協力を断った。
 それだけでなく
「ちなみにこの後、イクスピナのライブに参加する予定だ」
 由希菜は今後の予定も伝えた。
「じゃあ、前回みたいな凄いライブが見られるだねっ!」
 聞いた桃子は大層浮かれ
「すぐに行くよっ!! 飴は残り1つだから!」
 協力者捜しに戻り、由希菜は音楽祭へ。

「……引き受けたんだけど、やっぱり返そうと思って」
 一人の時に桃子から未来飴を貰った睡蓮寺 小夜睡蓮寺 陽介堀田 小十郎に、話していた。
「返すのか。俺なら未来をみてそれを越えるぜ! って、速攻で飴使っちまうところだが……俺は小夜の意見を尊重するぜ」
「未来を見せる飴、か。刺激的ではあるが」
 陽介はもったいなさそうにするが、押しつける事はしない。それは小十郎も同じ様子。
 という事で、三人は桃子捜しに出た。

「配り終わったから、音楽祭に行こう!!」
 未来飴を配布し終え、音楽祭に向かう桃子。
 そこに
「モコさん!」
 小夜が登場。
「あっ、さっきの……って、久しぶり!! 前回の炎の大道芸凄かったよっ」
 桃子は、小夜に気付くと同時に陽介との再会を喜んだ。
「あぁ、久しぶり。ありがとうな」
 陽介は、いつも絶やさない笑顔で返した。
「で、どうしたの?」
 再会が一段落した所で、桃子は改めて小夜に訊ねた。
「……ごめんなさい。やっぱり、未来飴を使うのはやめておきます……」
 小夜は、申し訳なさそうに未来飴を差し出し
「未来を見るのが、少し怖かった事と……目指す未来(ユメ)は自分で見つけて、自分で掴もうって決めたから……だから、先に視ちゃうのは反則だと思うんです……すいません……モコさんの力になれなくて……でも……せめて、これから行う音楽祭では現在(いま)のわたしを全力で届けたいと思います……」
 自身の強い思いを伝え、謝った。
「そっかぁ。じゃぁ……」
 桃子は未来飴を受け取り、陽介と小十郎をちらり。
「悪いな、モコ! 妹が現在(いま)、俺らとのライブに全力で臨みたいっていうんで……それに応えなきゃ兄貴失格だってことで」
「小夜が現在(いま)、全力で幻想(ユメ)を紡ぐというので……私も、それを全力で支えようと思うのでな」
 桃子の意を知った陽介と小十郎は、先に断った。
「良かったら……聞いてください、わたしの……わたし達の幻想演武(ライブ)を……」
 小夜は控えめに誘った。
「未来はまだみせられねぇが、俺らが紡ぐ最高のライブ(いま)は届けられるからよ! 観客達と一緒に、楽しんでってくれな!」
「どうか見て行ってくれ………小夜が奏でる決意のウタ、私達が紡ぐ演奏演武を」
 続けて陽介と小十郎の誘いを受けて
「もちろん行くよ!!」
 桃子は、返された未来飴を何とかしてから音楽祭に行った。
「さて、陽介、小夜、我らが幻想演武……現在(いま)を全力で紡ぎ、最高の演武(ライブ)を観客達に示しに行こう」
 桃子が去った後、小十郎の言葉を合図に、三人は音楽祭へ。
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