【異世界カフェ・番外編】猫祭り
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リアクション
◆猫祭りのパレード(1)
パレードの先頭を行くのは、鳥に扮した空莉・ヴィルトール。
猫の気を引く鳥が、パレードを先導するといった趣向だ。
【舞忍の踊踏】で軽やかにステップを踏み、鳥が空を飛んでいるかの如くダイナミックなアクションを披露している。
そしてその手に持っているのは【胡弓】。
ダンスに合わせて放たれた【胡弓】の矢に当たった観客たちは魅せられ、パレードはしょっぱなから盛り上がるのだった。
***
空莉に続いて歩いているのは、猫に扮した白波 桃葉と、猫の親戚とも言える白虎に扮した龍造寺 八玖斗の二人だ。
桃葉は「猫祭り」と聞いて迷うことなく参加を決めた。
「きっと可愛いお祭りよね! だって猫って可愛いし」
そしていつもの持ちネタを、自信満々に付け加える。
「つまり! 猫の仮装をした私も可愛い!!」
桃葉にドヤ顔で言われた八玖斗は、「ああ、そうだな」と華麗に受け流した。
八玖斗も猫は好きだし、藍や茜とは異世界カフェのオープンを手伝った縁もあるので、桃葉と一緒に猫祭りを盛り上げるのはやぶさかではない。
二人は意気揚々とパレードに参加しているのだった。
自分で可愛いと言うのはネタとはいえ、【猫の舞忍装束】と【鈴のチョーカー】を付けて猫の仮装をしている桃葉は実際に可愛いらしい。
桃葉が歩くと衣装に付いた猫尻尾が優雅に揺れ、オレンジのリボンのチョーカーに付いた小さな鈴がしゃんしゃんと可愛い音を鳴らす。
キュートな桃葉猫の隣にいる白虎の八玖斗は、【傾奇白粉】で顔を塗って頬に黒線で虎模様を描いている。
そして白虎を表現するために【BYAKKO雪月花】の白くてふわふわもこもこの長い羽織を羽織っている。
表面のラメがキラキラと光って美しい羽織だ。
本来【BYAKKO雪月花】は白狐モチーフだが「びゃっこ」という音が白虎と同じなのでOKということにした。
八玖斗が手に持っているのは【睡虎四絃琴】。
ボディ全体が眠っている白虎のシルエットのベースで、顔に白虎メイクを施した八玖斗が持つととてもしっくりくる。
その【睡虎四絃琴】が目覚めた虎の咆哮のような、腹に来る重低音を響かせると、桃葉が【猫日和】を元気に可愛く歌い始めた。
桃葉は【舞忍の踊踏】で身軽で力強いダンスをしながら、【錯奏術】で楽器を持って演奏しているフリをして歌っている。
ダンスと楽器演奏は同時にできないので苦肉の策なのだ。
八玖斗は【朧芸者の符】で幻の舞芸者を出して、二人の演奏に華やぎを添える演出をする。
にゃっにゃー にゃっにゃー
往来の真ん中 堂々と練り歩く そんな私を皆は 熱い視線で見ている、
だって可愛いんだもん
にゃっにゃー にゃっにゃー
魚屋さんが睨んでる 泥棒猫じゃないのよ
子供と犬が見ている 慌てて走り出す
人気者は楽じゃないわ さあ、皆聞いてよこの声を
私に続いて叫びなさい そうすればきっとね ハッピーになれるはず
「にゃっにゃー にゃっにゃー」のところは【みるきーしゃうと】で叫んで見物人にアピールしている。
※にゃっにゃー にゃっにゃー にゃっにゃー
楽しそうにしてれば 勘違いも楽しいのよ それじゃあ今度は皆もご一緒にっ!
桃葉が見物人を誘って、手招きする合図を送ると見物人は桃葉と一緒になって「にゃっにゃー」と楽しそうに歌ってくれる。
ノってきたところで八玖斗が【艶美独奏】のラップで盛り上げる。
「猫は気まぐれ だから皆心配で釘付け それを分かっているのか?
オレは知らねえ ただ一つ言えるのはこの猫は自信満々ってね」
【猫日和】の※印から後のフレーズを繰り返してもう一度歌う時、八玖斗は【大桜の舞】で踊り、見物人をノリノリにさせてコール&レスポンスやつられ踊りをしやすくした。
その間、桃葉は【神通天幕】を使って歌の途中で瞬間移動っぽく移動して、猫の気まぐれみたいに色々な位置に姿を現して人々を驚かせている。
驚くと同時に笑いが零れ、笑いは楽しい気持ちを更に盛り上げていく。
同じ歌詞を何度か繰り返し、終わりが近付いてきた頃、八玖斗は【葦原・花の舞】で桜の花びらを舞い散らせた。
ひらひらと舞い散る花びらは、最後のフレーズまでの間クライマックス感を演出した。
ほら、悪くないでしょ?
気まぐれ猫の桃葉が最後に悪戯っぽく言ってウインク一つ。
と同時に八玖斗の【睡虎四絃琴】が最後の咆哮を放った。
こうして大盛り上がりのうちに二人のパフォーマンスは終了したのだった。
パレードの先頭を行くのは、鳥に扮した空莉・ヴィルトール。
猫の気を引く鳥が、パレードを先導するといった趣向だ。
【舞忍の踊踏】で軽やかにステップを踏み、鳥が空を飛んでいるかの如くダイナミックなアクションを披露している。
そしてその手に持っているのは【胡弓】。
ダンスに合わせて放たれた【胡弓】の矢に当たった観客たちは魅せられ、パレードはしょっぱなから盛り上がるのだった。
***
空莉に続いて歩いているのは、猫に扮した白波 桃葉と、猫の親戚とも言える白虎に扮した龍造寺 八玖斗の二人だ。
桃葉は「猫祭り」と聞いて迷うことなく参加を決めた。
「きっと可愛いお祭りよね! だって猫って可愛いし」
そしていつもの持ちネタを、自信満々に付け加える。
「つまり! 猫の仮装をした私も可愛い!!」
桃葉にドヤ顔で言われた八玖斗は、「ああ、そうだな」と華麗に受け流した。
八玖斗も猫は好きだし、藍や茜とは異世界カフェのオープンを手伝った縁もあるので、桃葉と一緒に猫祭りを盛り上げるのはやぶさかではない。
二人は意気揚々とパレードに参加しているのだった。
自分で可愛いと言うのはネタとはいえ、【猫の舞忍装束】と【鈴のチョーカー】を付けて猫の仮装をしている桃葉は実際に可愛いらしい。
桃葉が歩くと衣装に付いた猫尻尾が優雅に揺れ、オレンジのリボンのチョーカーに付いた小さな鈴がしゃんしゃんと可愛い音を鳴らす。
キュートな桃葉猫の隣にいる白虎の八玖斗は、【傾奇白粉】で顔を塗って頬に黒線で虎模様を描いている。
そして白虎を表現するために【BYAKKO雪月花】の白くてふわふわもこもこの長い羽織を羽織っている。
表面のラメがキラキラと光って美しい羽織だ。
本来【BYAKKO雪月花】は白狐モチーフだが「びゃっこ」という音が白虎と同じなのでOKということにした。
八玖斗が手に持っているのは【睡虎四絃琴】。
ボディ全体が眠っている白虎のシルエットのベースで、顔に白虎メイクを施した八玖斗が持つととてもしっくりくる。
その【睡虎四絃琴】が目覚めた虎の咆哮のような、腹に来る重低音を響かせると、桃葉が【猫日和】を元気に可愛く歌い始めた。
桃葉は【舞忍の踊踏】で身軽で力強いダンスをしながら、【錯奏術】で楽器を持って演奏しているフリをして歌っている。
ダンスと楽器演奏は同時にできないので苦肉の策なのだ。
八玖斗は【朧芸者の符】で幻の舞芸者を出して、二人の演奏に華やぎを添える演出をする。
にゃっにゃー にゃっにゃー
往来の真ん中 堂々と練り歩く そんな私を皆は 熱い視線で見ている、
だって可愛いんだもん
にゃっにゃー にゃっにゃー
魚屋さんが睨んでる 泥棒猫じゃないのよ
子供と犬が見ている 慌てて走り出す
人気者は楽じゃないわ さあ、皆聞いてよこの声を
私に続いて叫びなさい そうすればきっとね ハッピーになれるはず
「にゃっにゃー にゃっにゃー」のところは【みるきーしゃうと】で叫んで見物人にアピールしている。
※にゃっにゃー にゃっにゃー にゃっにゃー
楽しそうにしてれば 勘違いも楽しいのよ それじゃあ今度は皆もご一緒にっ!
桃葉が見物人を誘って、手招きする合図を送ると見物人は桃葉と一緒になって「にゃっにゃー」と楽しそうに歌ってくれる。
ノってきたところで八玖斗が【艶美独奏】のラップで盛り上げる。
「猫は気まぐれ だから皆心配で釘付け それを分かっているのか?
オレは知らねえ ただ一つ言えるのはこの猫は自信満々ってね」
【猫日和】の※印から後のフレーズを繰り返してもう一度歌う時、八玖斗は【大桜の舞】で踊り、見物人をノリノリにさせてコール&レスポンスやつられ踊りをしやすくした。
その間、桃葉は【神通天幕】を使って歌の途中で瞬間移動っぽく移動して、猫の気まぐれみたいに色々な位置に姿を現して人々を驚かせている。
驚くと同時に笑いが零れ、笑いは楽しい気持ちを更に盛り上げていく。
同じ歌詞を何度か繰り返し、終わりが近付いてきた頃、八玖斗は【葦原・花の舞】で桜の花びらを舞い散らせた。
ひらひらと舞い散る花びらは、最後のフレーズまでの間クライマックス感を演出した。
ほら、悪くないでしょ?
気まぐれ猫の桃葉が最後に悪戯っぽく言ってウインク一つ。
と同時に八玖斗の【睡虎四絃琴】が最後の咆哮を放った。
こうして大盛り上がりのうちに二人のパフォーマンスは終了したのだった。