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シナリオは、複数のユーザーが参加した結果を描写される小説形式のコンテンツです。
「ヒロイックソングス!」の世界で起こった事件やイベントに関わることができます。

バレンタイン・ブライド!

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◆新生マリパラ マリンパラダイスで遊ぶ

 ライカ・ペリドットは新生マリパラにダイヤモンド・ブレイドを誘った。
「えへへ、今日はよろしくね!」
 挨拶するライカに、ダイヤモンドはニコリとせず黙っている。
「もーノリ悪いんだから、もっとテンション上げてこーよー」

 ダイヤモンドの表情が硬いのは想定内なのでライカは気にしない。
 今まで戦いしか知らなかったダイヤモンドと今日一日めいっぱい遊んで楽しませて、仲良くなれればいいと思っているのだ。


「んじゃまずはあれ! 遊園地の定番!!」
 ライカが最初に選んだのはマリンパラダイスの潜水艦型ローラーコースター。
 海中を巡るコースにライカは大はしゃぎだ。

 ローラーコースターから降りるとすぐに、
「よっしゃ! 次はあのティーカップよ!」

 二人で乗り込んだカップのテーブルをライカが回す。
「ほらほら、見てるだけじゃなくてダイヤも回してみて! わっふーい!!!」
 調子に乗って速く回しすぎて、二人とも目が回ってしまった。
「うぷっ……さすがに速すぎた……」


 いくつかのアトラクションを楽しんだところで飲み物を飲みながら少し休憩をすることにした。
「はー! 遊んだ遊んだ!」
 足を投げ出してベンチに座るライカにダイヤモンドは尋ねた。

「私みたいな不愛想な者と一緒にいて、お前は楽しいのか?」
「およ? そんなの楽しいに決まってるじゃん。アタシはダイヤと一緒だから楽しいんだよ?」
 ダイヤモンドは理解不能だと、顔を顰めた。

「むっふっふっ、そんなコには…………こちょこちょ攻撃だ~! ついでにスリスリ~! くんくんすはすは……にひひ、アンバーとはまた違う良い匂いがしますなぁ」
 ライカの不意打ちに、ダイヤモンドは堪え切れずに笑い声をあげる。

「ふふ、ほら笑えるじゃない! 深いこと考えずにそーすればいーのよ!」
 くすぐり攻撃の手を止めて、ライカはダイヤモンドの顔を覗き込んだ。
 ダイヤモンドは恥じるように目を逸らしたが、ライカはにっこり笑って立ち上がった。

「じゃあ次は! あのオバケ屋敷よ~?」
 ライカはダイヤモンドの手をぐいぐい引いて駆け出す。
 二人の楽しい一日は、まだまだ終わらないのであった。


 ***


 新生マリパラが一日フェスタ貸し切りで遊べることを聞いた空花 凛菜

ミヤビさんがいらしてるようですし、お誘いして一緒にアトラクションを楽しんでみたいですね」
 と考えるとワクワクしてくる。

 待ち合わせ場所のマリンパラダイスの入り口には、ミヤビが先に来て凛菜を待っていた。
 ミヤビの姿を見て凛菜は駆け寄る。
「お待たせしてしまって、すみません」
「いえいえ、私も今来たところですし、まだ待ち合わせ時間より早いですから」

 凛菜はミヤビに会うのを楽しみにしていたので、フリルやレースがふんだんにあしらわれた【上品なフェスタ制服】を着て【リング・オブ・アズール】を指にはめ、特別な日の気分を盛り上げている。

 さっそく二人は潜水艦型ローラーコースターの乗り場に向かった。
 潜水艦を模した乗り物に乗って海中を巡るローラーコースターは、スピードに緩急が付けてあって珊瑚や色鮮やかな魚を見つけることもでき、二人は歓声を上げた。

 次に行ったのは「海の底の国」を舞台にしたミュージカル鑑賞。
 海の生き物を擬人化したミュージカルは、明るい笑いの中にホロリとさせる場面もあり、観終わった後は二人とも大満足で劇場から出たのだった。

 ランチを食べに入ったレストランで海の見える席に座って、凛菜とミヤビはおいしいシーフード料理をいただきながらおしゃべりに花を咲かせる。
「ミヤビさん、海中の風景、綺麗で神秘的でとても素晴らしかったですね!」
「ええ、私は海の底を初めて見て感動しました」
「さっきのミュージカルも賑やかで素敵でしたね」
「本当に。見事な舞台でしたね」
 凛菜はミヤビと感動を分かち合えるのが嬉しい。

「ミヤビさんとこんな風に地球の遊園地で遊んだり、お話しする機会を持ててとても嬉しいです♪」
「私も、凛菜さんに誘っていただいて、今日はとても楽しいです」
「またいつかご一緒できると良いですね」
「そうですね。また誘ってください」

 凛菜とミヤビはこの後も二人で周り、最高に楽しい一日になったのだった。
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