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バレンタイン・ブライド!

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◆イドラの女王とイドラの騎士の模擬結婚式にて(1)

 リュウェル・フリードマンは、イドラの騎士イドラの女王の結婚を祝おうと思ってやって来た。
 だがしかし、普通のお祝いでは面白くない。
 なので最近いろいろ大変な皆のストレス発散も兼ねて、超絶派手で過激な余興を添えることにした。


 リュウェルは二人の模擬結婚式の真最中、【≪星獣≫ゲイルワイバーン】で翼竜になったメロディカオオヘビの【ディくん】と共に乱入した。

「イドラの騎士さん! 花嫁さんをかけて勝負です!」
 勇ましく挑戦するリュウェルと翼竜に、参列者もイドラの女王も「何事か」と驚いて見る。
 しかしイドラの騎士は慌てず騒がず落ち着いて、ブラックルミマルを構えている。

「よし、その勝負、受けて立とう!」
「行くですよ!」

 リュウェルはまず【≪星獣≫ブリザードブレス】で視界を奪ってから【≪星獣≫ゲイルワイバーン】で真空の刃の攻撃を繰り出す。
 イドラの騎士は視界不良も何のその、驚異的な反射神経でかわしていく。
 かわしながらもイドラの騎士は次第にリュウェルに近付き、術者を倒そうと機を覗う。
 リュウェルは接近してきたイドラの騎士に【星獣用ジェットパック】をぶつけ、彼が怯んだ隙に【天枢・ツヴァイヘンダー】を取り出して剣には剣で応戦する。
 丁々発止のやり取りの後、リュウェルはトドメに【≪星獣≫猛虎のいかずち】で雷を落としたが、イドラの騎士にあっさりと捌かれてしまった。

 リュウェルはここで負けを認めた。
 お祝いの余興なので元々そのつもりだったリュウェル。
「思いっきり体動かしてすっきりしたです?」
 息が上がっているイドラの騎士にそう言うと、リュウェルは矢継ぎ早にお祝いグッズを繰り出した。

 【スイッチ:エタニティシャイン】の音楽に乗せて【ウィンターファンファーレ】の雪を舞わせて場内を祝福ムードに変えていく。
 そして満を持して【ライスクラッカー】の紐を引くと、ポンッという音と共に飛び出す紙吹雪とライスシャワー。
 よく見ると、中にメッセージカードも混ざっている。
 『Happy Valentine! それと、結婚おめでとう!! お幸せにな』
 メッセージカードを拾い上げたイドラの騎士に、リュウェルはニコニコと言った。
「結婚おめでとうなのですよ!」

「だから形だけって言ってるじゃない……」
 額に手を当て、イドラの女王はため息交じりにぼやいたのだが、それを聞いているものはいなかったようだった。

 ***

 リュウェルがイドラの女王とイドラの騎士にお祝いを言っているところへ乱入してきたのは死 雲人だ。

 雲人は【賢者の石】のオーラで威圧感を出し、叫んだ。
「俺は怒ってるぞ。彩。女王」

 彩とイドラの女王とイドラの騎士に、雲人は【カリスマサンダーボルト】でワンフレーズの歌詞をもってカリスマの雷を落とした。

「俺は彩も女王も好きだから……! 模擬でも好きな人が離れてしまうのは嫌だ」
 青ざめた顔で肩を怒らせながら迫ってくる雲人に、イドラの女王はあきれ顔で言った。
「形だけって言ってるでしょ……」

 その隣ではイドラの騎士が「うんうん」と頷いて、
「女王に対する気持ちはお前と同じだ」
 なぜか安堵の表情を見せる。
 模擬結婚式のイドラの女王の相手が自分だけでないことに、ホッとしているようだ。

 イドラの女王が雲人に付き合って模擬結婚式をしてくれるというので、雲人は【グッドコンフィデンス】で彩とイドラの女王の調子を良くした。

 雲人は【止められないラブソング】で彩とイドラの女王への想いと感謝を歌い、この二人と観客の共感を得てから誓いの言葉を述べた。

「病気、歓喜、悲しみ、貧困、全ての負の時も俺は彩と女王を愛し、敬い、慈悲し、助け、命をかけて彩と女王に尽くす事を俺は誓う。
俺の女になってほしい」


 その時、チャペルの扉が突然開いた――。
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