【異世界カフェ・番外編】夏祭り 出張かふぇ
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◆エピローグ
夏祭りが終わり、数日経ったある日――。
藍と茜は養母と共に、葦原かふぇのスタッフルームにいた。
「今年の夏祭りも無事終わったねえ」
養母がしみじみと漏らす。
「だから私、大丈夫だって言ったじゃない」
茜は強気だ。
「何言ってんだい。フェスタの皆さんに全部やってもらったんじゃないか」
痛いところを突かれた茜はシュンとなる。
「それでもね、あたしゃ嬉しいんだよ。あんたたちが無事で、今年も夏祭りを楽しめたんだ。これ以上良いことは何にもない……」
「「おかあさん……」」
双子のことを心配するあまり、厳しいことを言ってしまうこともある養母だが、それもこれも二人を心から愛しているからだ。
藍と茜も、そんなことは百も承知で、やりたいことをさせてくれた養母には感謝している。
「おかあさん、ありがとう!」
「おかあさん、感謝しています」
改めて礼を言われて養母の表情は緩んだが、それを悟られまいと無理やり口元を引き締めた。
「感謝するなら、フェスタのアイドルの皆さんにしな。かふぇを手伝ってくれて悪党を追い払ってくれただけでも十分なのに、ライブやお客に来て夏祭りを盛り上げてくれたじゃないか。みんな良い人ばっかりだ」
「そりゃあ、私達が入学した学校だもん。良い人ばっかりに決まってるよ」
「あんたたちもフェスタ生の名に恥じないよう、これからもしっかりやんな」
養母の激励を受けるまでもなく、これからもフェスタでしっかり学ぼうと藍と茜は改めて決意した。
――おわり――
担当マスター:浅田 亜芽
担当マスターより
最後まで読んでいただいて、ありがとうございます。お疲れさまでした。
シナリオに参加していただいた皆様に、心よりお礼申し上げます。
異世界カフェ番外編、楽しんでいただけましたでしょうか?
今回は、【2】のパートを選んだ方が多かったのが、ちょっと意外でした。
バトル要素のあるパートなので、日常系に飽きてしまい、悪党をやっつけたい方が多いのかと思いましたが、皆様のアクションを拝見しますと、可哀想な双子を守ってやりたい! という優しさに溢れた温かい内容が多く、感動しました。
また、悪い奴を退けるのに、武力にものを言わせる方法が少ないのも特徴的でした。
フェスタのアイドルならではの行動、と言えるのかもしれません。
その結果、悪と戦う方法は腕力だけじゃなくて知力を使えば色々な方法があるんだよ、という見本のようなリアクションになりました。
孫子も真っ青……かな?
その他のパートを選んだ方々も力作揃いで、皆様のアクションをじっくりと読み込みながら脳内で状況を再現していく作業は結構大変だったのですが、一度掴んでしまえば後はイメージが鮮やかに浮かびあがってきて、とても楽しく書き進めることができました。
脳内再現したものを上手く文章でお返しできているといいのですが……。
さて、番外編も入れて五回に亘って続けさせていただいた「異世界カフェ」シリーズは、今回で終了です。
一話完結の連作をこんなに続けられたのは、ひとえに皆様のご協力のお陰です。
毎回たくさんの方に参加していただきましたし、アクションもよく考えて作り込んでくださったことがビシビシ伝わってきました。
そして藍と茜も大変に可愛がっていただきました。
本当に楽しい半年間でした。
ありがとうございました!
異世界カフェの余韻も冷めやらぬ中、すでに次のシナリオガイドが公開されております。
夏の風物詩で、連作にならない単発ものですが、よろしければ是非ご参加ください。
猛暑の夏ですもの、一緒に涼しくなりましょう!
暑さで溶けそうな浅田亜芽でした。


