呪いの歌を止めて
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呪いの歌を止めて(2)
「小夜さんのおかげで、小鳥がライブに集中してくれました」
ステージから戻ってきた小夜に向け、藍屋 あみかが拍手をする。
「ありがとう。あの小鳥さん、歌もステージも大好きみたい。楽しませてあげてください」
小夜が感想を耳打ちすると、あみかはこくりとうなずいた。
そしてあみかは、小夜の背中を見送りながら、そっと魔法の言葉を口にした。
そうやって心を切りかえると、衣装の白リンドウを手に、幼生神獣のファーブラを連れて歩き出した。しかし、情けない声が聞こえてしまい、あみかは思わず立ち止まった。
「うわあああん、はじめてのぶたい、きんちょうする!」
本番直前というのに藍屋 むくがもだもだと悶えている。
「大丈夫むくちゃん。私もねむねむさんも一緒だから。あの黒い小鳥さんを、楽しませてあげましょう?」
あみかは優しく小声でむくに伝える。
「あみかおねえちゃんと、ねむねむおねえさんといっしょ! うん! きっと、きっと、うまくいかせるの。 がんばるよ!」
「それでこそむくちゃん。さあ、いきましょう」
「小夜さんのおかげで、小鳥がライブに集中してくれました」
ステージから戻ってきた小夜に向け、藍屋 あみかが拍手をする。
「ありがとう。あの小鳥さん、歌もステージも大好きみたい。楽しませてあげてください」
小夜が感想を耳打ちすると、あみかはこくりとうなずいた。
そしてあみかは、小夜の背中を見送りながら、そっと魔法の言葉を口にした。
そうやって心を切りかえると、衣装の白リンドウを手に、幼生神獣のファーブラを連れて歩き出した。しかし、情けない声が聞こえてしまい、あみかは思わず立ち止まった。
「うわあああん、はじめてのぶたい、きんちょうする!」
本番直前というのに藍屋 むくがもだもだと悶えている。
「大丈夫むくちゃん。私もねむねむさんも一緒だから。あの黒い小鳥さんを、楽しませてあげましょう?」
あみかは優しく小声でむくに伝える。
「あみかおねえちゃんと、ねむねむおねえさんといっしょ! うん! きっと、きっと、うまくいかせるの。 がんばるよ!」
「それでこそむくちゃん。さあ、いきましょう」