真夜中に出没する扉
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■エピローグ
「この扉もやっと魔力が弱まった。今後は出没しなくなるじゃろう。扉に入った者の記憶も消えておる。じゃがおまえさんたちは特別じゃ。きっと記憶は消えぬじゃろう。今回のことは、ぜひとも心のうちにとどめておいてほしいんじゃが……」
その場にいた9人全員が同意し、深くうなずいた。それから老魔法使いが、少し恥ずかしそうにこう言った。
「実はのう、今回の件でこの世界を知ってから、一度でいいから『アイドルのライブ』というものを見てみたかったんじゃ。結局見られずに終わってしもうた。わしはこれでも多忙の身。今後ここに来ることはなかなか難しいゆえ、それだけが心残りじゃ」
「アイドルの……」「ライブっ?」
延寿が元気よくぴょんとはねた。風花もまんざらでもないといった顔をしている。
「じゃあこれから……♪」
「いやいやしかし、全員でエンディングライブなんて、いくらなんでもお願いしづらいのう」
「そんなのこっそりとシークレットで、ちゃちゃちゃってすればいいっしょ」
「警備員に気づかれないまま、できるかしら……」
「ほんならいっそ、みんなであの扉にもういっぺん入ってしまえばええんちゃう?」
「でも、もうあの扉はこりごりだよぉ」
誰かの弱気な発言を聞いたみんなが「確かにそうだ」と口々に言いながら、楽しそうに笑った。
「この扉もやっと魔力が弱まった。今後は出没しなくなるじゃろう。扉に入った者の記憶も消えておる。じゃがおまえさんたちは特別じゃ。きっと記憶は消えぬじゃろう。今回のことは、ぜひとも心のうちにとどめておいてほしいんじゃが……」
その場にいた9人全員が同意し、深くうなずいた。それから老魔法使いが、少し恥ずかしそうにこう言った。
「実はのう、今回の件でこの世界を知ってから、一度でいいから『アイドルのライブ』というものを見てみたかったんじゃ。結局見られずに終わってしもうた。わしはこれでも多忙の身。今後ここに来ることはなかなか難しいゆえ、それだけが心残りじゃ」
「アイドルの……」「ライブっ?」
延寿が元気よくぴょんとはねた。風花もまんざらでもないといった顔をしている。
「じゃあこれから……♪」
「いやいやしかし、全員でエンディングライブなんて、いくらなんでもお願いしづらいのう」
「そんなのこっそりとシークレットで、ちゃちゃちゃってすればいいっしょ」
「警備員に気づかれないまま、できるかしら……」
「ほんならいっそ、みんなであの扉にもういっぺん入ってしまえばええんちゃう?」
「でも、もうあの扉はこりごりだよぉ」
誰かの弱気な発言を聞いたみんなが「確かにそうだ」と口々に言いながら、楽しそうに笑った。
担当マスター:蒼井卯月
担当マスターより
本シナリオにご参加していただきありがとうございます。
また、読んでいただきましてありがとうございます。
印象深い思い出を作るお手伝いができればと思いつつ、日々、勉強しております。
まだまだ未熟なのですが、今後ともよろしくお願いします。
また、読んでいただきましてありがとうございます。
印象深い思い出を作るお手伝いができればと思いつつ、日々、勉強しております。
まだまだ未熟なのですが、今後ともよろしくお願いします。