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「ヒロイックソングス!」の世界で起こった事件やイベントに関わることができます。

夏祭り、納涼のど自慢大会!

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夏祭り、納涼のど自慢大会!

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夏祭り 見方で変わる 万華鏡


『麻衣さん、ありがとうございました』

 麻衣が頭を下げ、ステージを降りる。のど自慢大会は彩と光凛の進行でスタートした。光凛の隣には、会長が座っており参加者や観客たちの様子を窺っている。

『続きまして、エントリーNo.2弥久 風花さんの登場です!』

 【クール制服】を身にまとった風花は光凛から名前を呼ばれ、ステージに上がる。観客たちは拍手で迎えてくれた。

『では、風花さん。曲紹介をお願いします!』

『光凛ちゃん、そこはあなたがしないと……』

『はっ! そうでした……』

 観客席から、どっと笑いが起こり、会場は和やかな雰囲気に包まれる。光凛が気を取り直して司会を続けようとすると、風花は小さく笑いながら曲紹介を始めた。

『これから披露させていただくのは夏の終わりの寂しさを表した曲です。私はこの曲を夏の定番の1曲だと思っています。聞いてください、【~君とみつけたもの~】』

 紹介後、ゆったりとしたバラードのイントロが流れる。風花は【振り付けの基礎】でリズムに合わせて体を揺らす。そして歌う前に息を吸った。

『君とみつけた夏 想い出 夢 約束 胸に刻むよ この夏の日に必ず会えると信じて 絶対 忘れない――』

 【ショピアニーナ】で歌い出しから夏の終わりの切なさを表現する。風花の歌声に観客たちは目を閉じて思い出す。お年寄りたちはあの頃の思い出を、若者たちは風花の声を聞き、胸にじんわりと広がる何かを感じていた。
 歌い終え、風花はみんなにお辞儀する。

『ありがとうございました』

『風花さん、ありがとうございました。ではさっそくコメントをいただきたいと思います』

 彩が光凛のほうに目をやると、彼女はぽぉっとした表情でどこか遠くを見ている。

『光凛ちゃん?』

『あっ、すみません! 最初から聞き入っちゃって……とっても素敵な歌声でした! 声と曲がマッチしていて、もっと聞きたいって思えるくらいです! 機会があったらまた聞かせてください!』

『光凛ちゃん、ありがとうございました。時間の関係上、今回コメントは1つのみとさせていただきます。風花さん、ありがとうございました』

『ありがとうございました!』

 風花は再びお礼を言い、全力で歌えた自信を手にステージを降りたのだった。
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