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シナリオは、複数のユーザーが参加した結果を描写される小説形式のコンテンツです。
「ヒロイックソングス!」の世界で起こった事件やイベントに関わることができます。

ファイト島開拓記2 狩りに行こう

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ファイト島開拓記2 狩りに行こう

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「またきたぜ、むじんとー! なの! ごはんのためなら、えんやこらー! なの!」
 開幕一番、ピンクの花柄のジャージを着た十和戌 光が気勢をあげます。いえ、奇声というべきでしょうか。
 その後ろでは
、こちらもピンクの花柄ジャージを着てガスマスクで顔を隠した真土 略が、シュゴーシュゴーと荒い息をしながら十和戌光を見守っていました。
「御飯もだけど、今回はリベンジだよ!」
 ピンクジャージの八上 ひかりが、何やら別方向に気合いを入れました。前回、巨大クラゲに酷い目に遭わされたので、今回はやっつける気満々です。それにしても、なんであんな危険生物がいたのでしょうか……。
「大丈夫なのかなあ」
 海岸に流れ着いていたドラム缶の上に座りながら、白いジャージ姿の川村 萌夏が、ちょっと心配そうに言いました。はたして、勝てるのかどうか、すっごく不安です。
「やっぱり、釣りだよな、釣り」
 臙脂色のジャージを着た火澄 悠は、意気揚々と海岸に並べられた簡易更衣テントに入っていきました。今回は海に入るだろうからと言うことで、更衣室が作られています。
 しばらくして、白いスパッツタイプのフェスタ指定水着に着替えて火澄悠が出てきました。
「まあ、素潜りするつもりはないんだが、これなら浅瀬に入れるだろう?」

 『実はカナヅチ』

 さり気なくテロップが被ります。
 そのまま、カメラがスーッと横に移動しました。赤いジャージを着た宝庭 シェプストの姿が映ります。
「ん? 残念。今日は、脱がないよー」
 カメラ目線で、宝庭シェプストが、クネクネと身をくねらせて宣言しました。残念です。
「なんやて! アイドルが、脱がなくてどうするんや!」
 もの凄く誤解されそうな台詞を叫びながら、五条 克也が脱衣テントから飛び出してきました。すでに朱色のジャージからフェスタの水着に着替えています。
「できれば、もっと開放的にしたかったんやが、まあ、しゃあないなー」
 海パン一丁よりも開放的というのは、どういう……。
「海パンよりも、美味しい物よ! きっと、この島には、美味しい物があるに決まってるのよ! 女の勘がそう叫んでいるわ!」
 色気より食い気。薄紅色のジャージを着た弥久 風花が、根拠のない自信で力説しました。確かに、パンはパンでも、海パンは食べられません。
「ならば、山の幸でござる」
 すっと画面の端っこに入り込みながら、黒いジャージ姿の平 平平が、ボソリと言いました。
 さて、アイドルたちが、思い思いに画面に登場する中、ADの古川 玲河は、今回必要になりそうな荷物を整理していました。
 その中に、自分用らしい大きなアルミケースを見つけて首をかしげます。
「ああ、それ、お前用だから、スタンバイしといて」
 チーフディレクターが、さもあたりまえのように告げました。なんだか、嫌な予感しかしません。
 開けてみると、中からはADさん着ぐるみが出てきました。
「もしかして、これを私が……」
「着ろ」
 にべもありません。
 さっそく、衣装さんがやってきて、着ぐるみを着せられました。青いジャージ姿の二頭身キャラで、胸には大きく「ADさん」と書かれた四角い布が縫いつけてあります。巨大な顔は、まるで教育番組に出てくるパペットのようです。
 とにかく、これで何をすればいいのか、ゆるキャラの演技メモを見ながら必死に把握します。ADのお仕事、過酷です。


 
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