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シナリオは、複数のユーザーが参加した結果を描写される小説形式のコンテンツです。
「ヒロイックソングス!」の世界で起こった事件やイベントに関わることができます。

シルク・ド・フェスタ!

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シルク・ド・フェスタ!

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 2幕終了後――

 舞台裏では、出番を終えた文月、瑠亜、穂波、シャーロットが控室に向かっていた。
 先頭を歩く穂波は振り返り、みんなにねぎらいの言葉をかける。

「みんな、おつかれさま」

「ほなちゃんもおつかれさま!」

「おつかれさま」

 シャーロットと文月が穂波をいたわる中、瑠亜だけが暗い表情をしていた。舞台でもずっと握っていた【ルミエール・エ・オンブル】がかすかに震えだす。
 
「瑠亜?」

 穂波が心配そうに顔を覗き込む。瑠亜の表情を見て、穂波は目を見開く。瑠亜は目に涙をため、今でも泣き出しそうな表情をしていた。

「……ごめんなさい……私、皆さんと話し合って決めたスキルを発動できなくて……3人に迷惑、かけました……」

 口を開くたびに、涙がぽろぽろとこぼれて止まらない。手で涙をぬぐっても収まらない。

「ごめんなさい……本当にごめんなさい……」

「るあちゃん……」

「瑠亜」

 穂波に呼ばれ、顔をあげると彼女に抱きしめられていた。

「ボクは成功したと思ってる。確かに瑠亜のスキルが発動しないことにはびっくりした」
「だけど、瑠亜が機転を利かせて他のスキルでカバーして滞りなく進むことができた。それでいいんじゃないかな」

「でも私……最初失敗して……」

「それは、ボクたちがフォローしたから失敗には入らない」
「……もちろん完璧にやるのも大事。でも、失敗することも大事。これから成長していく糧になるんだから。ね?」

「そうだよ、ボクたちまだ成長途中なんだもん! 失敗の1つや2つないと大きくなれないよ!」
「それに失敗したってボクたちがいる。1人で抱えないで、みんなでフォローしあおうよ!」

「私もその意見に賛成する」

 シャーロットと文月は穂波の気持ちに同意する。

「皆さん……」

 悔し涙が嬉し涙に変わる。穂波は瑠亜の頭を何度も優しくなでる。

「よしよし、ボクがついているからね」

「はい……」

「ボクだっているよ!」

 シャーロットは瑠亜の背中にまわり、抱きしめる。

「私もいる」

 文月は横から3人を抱きしめた。

「本当にありがとうございます……」

 瑠亜は3人のぬくもりに包まれながら、友情の温かさをかみしめた。
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