華乱狂乱演舞
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序章
「来てくれてありがとうございます……ですが、ゆっくりお話ししてるは時間もありません」
秋芽は来てくれた人達にお礼を言うが、背後では黄泉憑きとなってしまった人々が暴れそれを巫達がなんとか止めている状況。
それを見ながら秋芽は深刻な顔で言う。
「状況は良くありません、逃げ遅れた人……黄泉憑きとなってしまった人々、そして粗食」
しかも、突発的な事件に来てくれた人達の数は少ない。
「申し訳ありませんが私は粗食を止めに行きます」
秋芽のその言葉に何人か頷き、逃げ遅れた人達を助けるべく動き出す。
「ありがとうございます」
それを見ながらお礼を言う秋芽に対し、巫達の援護をするべく動き出した者達がいた。
そして、残った者達は秋芽の顔を真剣に見て指示を待つ。
「……わかりました、残った皆さんは私と一緒に……粗食を倒しましょう!」
その言葉に頷いた者達は秋芽と一緒に粗食に向かって走る。
「ですが粗食は動きが素早い……です」
走りながら言う秋芽に対し一緒に行動していた1人が言う。
「なら、ここにいる人で粗食を徐々に追い込んでしまえば……?」
「それならこの人数でも…………そうですね、皆さんお願いできますか?」
秋芽の言葉に残りの者達がばらける。
そして最初の陽動するべく1人目と秋芽が粗食に向かって行く。