桜稜郭にようこそ!
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リアクション
昼、華乱葦原、桜稜郭の入口。
「匠町で硝子細工を買いたいわね」
王棚 凛は都の入口を楽しそうに見上げた後
「その前に散策でもして町の景色と雰囲気を思い切り楽しんでからね」
ゆっくりと散策の歩を進めた。
株町。
凛は視線を巡らし活気溢れる住人達や空気に触れ
「どこの世界でもそうだけど、人々が生き生きとしていて素敵……」
まったりと平和なひとときの中歩く。
ただ通りを歩くだけでなく店を冷やかしたり
「これを一つお願い」
気に入ったものがあれば購入する。
ただし
「素敵な柄だけど……お財布が悲鳴をあげちゃうからちょっと我慢ね……本当に素敵なんだけど」
着物だけは値が張るため気に入った物があっても我慢。
こうして株町で散々歩き回り物色し尽くしてから硝子細工の街頭展示が開催されている匠町に向かった。
匠町、硝子細工の街頭展示会場。
「……さて、目的の硝子細工は……」
凛は展示されている繊細な硝子細工の物色とこの街を楽しむ事も兼ねてワクワクと見るも
「どれも綺麗……ううん迷ってしまうわね」
どれもこれも素晴らしい物ばかりで迷う声を上げ
「どういったものがいいかしらね」
悩み顔で物色をする。
そんな中で
「わぁ、この犬と猫も可愛いわね……」
可愛らしい犬と猫の置物を発見し少しばかり迷いを忘れ見入った。実家で大層可愛がっている犬と猫を思い出しているのだろう。
すぐに
「……あぁ、そうだわ」
凛は我に戻った。
「この鳥の形をした物にしようかしら」
早々に凛は近くにあった鳥の形をした精巧な硝子細工に心惹かれ土産の品は決まり
「形違いを三つ買いましょう」
形違いで幾つか並んでいる事に気付き
「私と二人の分」
自分の分、相手の分と一つずつ手に取り吟味に吟味を重ねて
「ふふふ、これでお土産も出来たわね」
納得のいった物を三つ購入した。
その後も散策を存分に楽しみ時間は流れ昼から夜になった。
夜、桜稜郭。
「……お土産気に入ってくれるかしらね……なんだかちょっと照れちゃうけど」
歩き回る凛は手にある土産に目を落としながら思い巡らす。
それから
「日中の活気のある風景もいいけれど、夜の風景も雰囲気があっていいわね」
顔を上げて
「さすがにしまっちゃってるお店もあって人も少ないけど……そんな街を見て回るのもいいものだわ」
まったりと様変わりした街の風景を瞳に映し
「……一緒に来ればよかったわね」
本日いない土産を渡す相手である連れの騎士と同級生の顔を思い浮かべぽつりと言葉を洩らした。
「匠町で硝子細工を買いたいわね」
王棚 凛は都の入口を楽しそうに見上げた後
「その前に散策でもして町の景色と雰囲気を思い切り楽しんでからね」
ゆっくりと散策の歩を進めた。
株町。
凛は視線を巡らし活気溢れる住人達や空気に触れ
「どこの世界でもそうだけど、人々が生き生きとしていて素敵……」
まったりと平和なひとときの中歩く。
ただ通りを歩くだけでなく店を冷やかしたり
「これを一つお願い」
気に入ったものがあれば購入する。
ただし
「素敵な柄だけど……お財布が悲鳴をあげちゃうからちょっと我慢ね……本当に素敵なんだけど」
着物だけは値が張るため気に入った物があっても我慢。
こうして株町で散々歩き回り物色し尽くしてから硝子細工の街頭展示が開催されている匠町に向かった。
匠町、硝子細工の街頭展示会場。
「……さて、目的の硝子細工は……」
凛は展示されている繊細な硝子細工の物色とこの街を楽しむ事も兼ねてワクワクと見るも
「どれも綺麗……ううん迷ってしまうわね」
どれもこれも素晴らしい物ばかりで迷う声を上げ
「どういったものがいいかしらね」
悩み顔で物色をする。
そんな中で
「わぁ、この犬と猫も可愛いわね……」
可愛らしい犬と猫の置物を発見し少しばかり迷いを忘れ見入った。実家で大層可愛がっている犬と猫を思い出しているのだろう。
すぐに
「……あぁ、そうだわ」
凛は我に戻った。
「この鳥の形をした物にしようかしら」
早々に凛は近くにあった鳥の形をした精巧な硝子細工に心惹かれ土産の品は決まり
「形違いを三つ買いましょう」
形違いで幾つか並んでいる事に気付き
「私と二人の分」
自分の分、相手の分と一つずつ手に取り吟味に吟味を重ねて
「ふふふ、これでお土産も出来たわね」
納得のいった物を三つ購入した。
その後も散策を存分に楽しみ時間は流れ昼から夜になった。
夜、桜稜郭。
「……お土産気に入ってくれるかしらね……なんだかちょっと照れちゃうけど」
歩き回る凛は手にある土産に目を落としながら思い巡らす。
それから
「日中の活気のある風景もいいけれど、夜の風景も雰囲気があっていいわね」
顔を上げて
「さすがにしまっちゃってるお店もあって人も少ないけど……そんな街を見て回るのもいいものだわ」
まったりと様変わりした街の風景を瞳に映し
「……一緒に来ればよかったわね」
本日いない土産を渡す相手である連れの騎士と同級生の顔を思い浮かべぽつりと言葉を洩らした。