アイドル田舎探訪~今晩泊めてください!~
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リアクション
~茂三村長の自宅庭~
「ごめん、みんな。釣りをしてたら夢中になっちゃって……」
茂三の家でお風呂を借りて身綺麗にした農作業メンバーに、春人は謝罪した。
「本当だよ、オレと一緒に苗植え勝負してほしかったからずっと待ってたのに。勿論最後には春人くんが勝つように手加減するつもりだったけどね」
翼の軽口に、春人が苦笑した。
「なんだよそれー」
「うん。私も春人くんと一緒にお米作りしたかったな。でもお米はちゃんと収穫してきたから、今度こそ一緒に美味しいTKG、食べようね」
延寿の言葉に、申し訳なさそうに春人は頷いた。
「だけどそんなに釣ってきてくれたんじゃ文句の言いようがないなぁ」
吉宗が春人のバケツの中を覗き込んで、ビチビチ跳ねまくっている魚たちを見る。
「焼き魚~焼き魚~♪」
太郎が身体をくねらせながら踊った。
「それじゃあ早速ご飯作りを開始しようか」
食堂の娘の双葉が率先して動き出す。
「飯ごう炊飯にチャレンジやね。初めちょろちょろ、中ぱっぱ~♪ いうてね」
枢が楽しそうに笑っている。仄も笑いながら言った。
「魚も結構釣れたし、火を熾して簡単にBBQだ。文明の利器を使えば簡単に火を起こせるだろうけど、やっぱ苦労を楽しむのがアウトドアの醍醐味だろう?」
「そやね」
茂三が用意してくれたかまどを使って、さっそく皆で調理を開始した。
ご飯の炊ける匂いや、魚の焼ける良い匂いが辺りを包んでいく。
一足遅くお風呂から戻ってきた風花が、慌てて手伝いに参加した。
「私、おむすび作るよ!」
そんな風花の横に春人がやって来て、心配そうに尋ねる。
「お風呂で良くあったまってきた? 風邪ひいてない?」
「大丈夫ですよ! 神谷先輩心配性です」
「そっかぁ」
「今から美味しいおむすび作りますんで、絶対食べてくださいね! それと私たちが釣った魚も」
「うん、ありがとう」
風花はにっこり笑って、いそいそと調理を開始した。
長い簡易テーブルをいくつも出して、その上に出来上がった魚料理や、茂三奥さん作の漬物、野菜料理、籠いっぱいの新鮮卵を並べていく。
用意してくれた村長は、少し離れた場所であみかと華恋を捕まえて、笹船大会の今後について語り合っていた。
「いやぁ、笹が村の役に立ってくれるとは思わなかったよ」
「もし本当に開催することになったらぜひお伺いさせていただきたいのですが」
あみかの遠慮がちなお願いに、村長は大げさに首を振った。
「何を言ってるんだい、発案者の君たちが! 大歓迎だよ」
「参加も出来ますか?」
「もちろんだとも!」
華恋の言葉にかぶせるように村長が言った。
「さぁ、引き留めてすまなかったね。もうご飯の準備が出来たようだ。村で獲れた品々だ、たくさん食べて行ってくれ」
そう言うとかまどの方へ向かっていく茂三の後ろ姿を見ながら、あみかと華恋は顔を見合わせて笑った。
「もしかして本当に開催されるかもしれませんね、華恋さん」
「あてにはなりませんが、まずは一歩というところでしょうか。村おこしの起因になれば良いです。これも、あみかちゃんがプッシュしてくれたおかげですね」
「そんなこと……」
「あぁお腹がすいてきました。私達もご相伴にあずからせてもらいましょう」
華恋自身が村のことを真剣に考えて提案したのに、自分のおかげだと言われて、ちょっと複雑な気持ちになるあみかだった。
(私は何もしていない……凄いのは華恋さんなのに)
そんなことを考えていたあみかの手を、華恋がそっと握った。
「か、華恋さん!?」
「何も考えないで。さっ、ご飯食べに行きましょ」
華恋はくすくす笑いながら、驚いているあみかをよそに、皆のもとへと引っ張っていった。
「TKGうまっ!!」
春人が思わず叫んだことに、延寿は嬉しく思った。
みんなと一緒に食べている姿は本当に楽しそうで嘘偽りがない。楽しんでもらえている証拠だ。
「神谷先輩、おむすびもどうぞ!」
「こっちも美味しい! 味噌を塗って焼いてるのか。田舎も悪くないね」
風花と延寿は、春人が喜んでいる姿にほっとした。
「おーい、みそ汁も出来たぞー!」
吉宗が作った汁に太郎が舌堤を打つ。
「出汁が効いてて……最高だな」
「関西出身のオレの口にも合うな」
翼が満足そうに一杯目を飲み干しておかわりをする。
「味見してくれって吉宗さんに言われたけど、全く直すところなんてなかったよ。凄く美味しいんだもん」
双葉の言葉に、吉宗が照れくさそうに頭をかいた。
みんなで楽しく美味しくお昼を食べて、第一班は帰宅の途へとついた……
「ごめん、みんな。釣りをしてたら夢中になっちゃって……」
茂三の家でお風呂を借りて身綺麗にした農作業メンバーに、春人は謝罪した。
「本当だよ、オレと一緒に苗植え勝負してほしかったからずっと待ってたのに。勿論最後には春人くんが勝つように手加減するつもりだったけどね」
翼の軽口に、春人が苦笑した。
「なんだよそれー」
「うん。私も春人くんと一緒にお米作りしたかったな。でもお米はちゃんと収穫してきたから、今度こそ一緒に美味しいTKG、食べようね」
延寿の言葉に、申し訳なさそうに春人は頷いた。
「だけどそんなに釣ってきてくれたんじゃ文句の言いようがないなぁ」
吉宗が春人のバケツの中を覗き込んで、ビチビチ跳ねまくっている魚たちを見る。
「焼き魚~焼き魚~♪」
太郎が身体をくねらせながら踊った。
「それじゃあ早速ご飯作りを開始しようか」
食堂の娘の双葉が率先して動き出す。
「飯ごう炊飯にチャレンジやね。初めちょろちょろ、中ぱっぱ~♪ いうてね」
枢が楽しそうに笑っている。仄も笑いながら言った。
「魚も結構釣れたし、火を熾して簡単にBBQだ。文明の利器を使えば簡単に火を起こせるだろうけど、やっぱ苦労を楽しむのがアウトドアの醍醐味だろう?」
「そやね」
茂三が用意してくれたかまどを使って、さっそく皆で調理を開始した。
ご飯の炊ける匂いや、魚の焼ける良い匂いが辺りを包んでいく。
一足遅くお風呂から戻ってきた風花が、慌てて手伝いに参加した。
「私、おむすび作るよ!」
そんな風花の横に春人がやって来て、心配そうに尋ねる。
「お風呂で良くあったまってきた? 風邪ひいてない?」
「大丈夫ですよ! 神谷先輩心配性です」
「そっかぁ」
「今から美味しいおむすび作りますんで、絶対食べてくださいね! それと私たちが釣った魚も」
「うん、ありがとう」
風花はにっこり笑って、いそいそと調理を開始した。
長い簡易テーブルをいくつも出して、その上に出来上がった魚料理や、茂三奥さん作の漬物、野菜料理、籠いっぱいの新鮮卵を並べていく。
用意してくれた村長は、少し離れた場所であみかと華恋を捕まえて、笹船大会の今後について語り合っていた。
「いやぁ、笹が村の役に立ってくれるとは思わなかったよ」
「もし本当に開催することになったらぜひお伺いさせていただきたいのですが」
あみかの遠慮がちなお願いに、村長は大げさに首を振った。
「何を言ってるんだい、発案者の君たちが! 大歓迎だよ」
「参加も出来ますか?」
「もちろんだとも!」
華恋の言葉にかぶせるように村長が言った。
「さぁ、引き留めてすまなかったね。もうご飯の準備が出来たようだ。村で獲れた品々だ、たくさん食べて行ってくれ」
そう言うとかまどの方へ向かっていく茂三の後ろ姿を見ながら、あみかと華恋は顔を見合わせて笑った。
「もしかして本当に開催されるかもしれませんね、華恋さん」
「あてにはなりませんが、まずは一歩というところでしょうか。村おこしの起因になれば良いです。これも、あみかちゃんがプッシュしてくれたおかげですね」
「そんなこと……」
「あぁお腹がすいてきました。私達もご相伴にあずからせてもらいましょう」
華恋自身が村のことを真剣に考えて提案したのに、自分のおかげだと言われて、ちょっと複雑な気持ちになるあみかだった。
(私は何もしていない……凄いのは華恋さんなのに)
そんなことを考えていたあみかの手を、華恋がそっと握った。
「か、華恋さん!?」
「何も考えないで。さっ、ご飯食べに行きましょ」
華恋はくすくす笑いながら、驚いているあみかをよそに、皆のもとへと引っ張っていった。
「TKGうまっ!!」
春人が思わず叫んだことに、延寿は嬉しく思った。
みんなと一緒に食べている姿は本当に楽しそうで嘘偽りがない。楽しんでもらえている証拠だ。
「神谷先輩、おむすびもどうぞ!」
「こっちも美味しい! 味噌を塗って焼いてるのか。田舎も悪くないね」
風花と延寿は、春人が喜んでいる姿にほっとした。
「おーい、みそ汁も出来たぞー!」
吉宗が作った汁に太郎が舌堤を打つ。
「出汁が効いてて……最高だな」
「関西出身のオレの口にも合うな」
翼が満足そうに一杯目を飲み干しておかわりをする。
「味見してくれって吉宗さんに言われたけど、全く直すところなんてなかったよ。凄く美味しいんだもん」
双葉の言葉に、吉宗が照れくさそうに頭をかいた。
みんなで楽しく美味しくお昼を食べて、第一班は帰宅の途へとついた……


