ヒロイックソングス・レジェンド!
リアクション公開中!
リアクション
■人々の心を一つにし、異世界への道を拓こう! 1
2015年とは別の過去――2025年。
一般的に知られるヒロイックソングス!が行われた年に、アイドルたちはやって来た。
2025年の白陽 秋太郎に事情を説明し、エース・ジャックを始めとする超大物アイドルたちに実力を認められたアイドルたちは、過去の自分が感動し、また憧れとしたステージに立つこととなった。
――ここから、私たちの未来が始まる――。
響き渡る声援を受け、アイドルたちはライブを始める。
「おーすごい、ここ全部ライブ会場なんだねー」
観客席からぐるりと周囲を見渡して、永見 音萌香が感嘆の声をあげた。『ヒロイックソングス!』は東京湾上に浮かぶ芸能界のひとつのチャンネル――天空の島――をライブ会場として使用しており、中央にステージが、その周り360度が観客席という作りになっていた。
「おーし、みんながんばれー。わたしも応援してるからねー」
音萌香が声援を送るステージに、アイドルが上がってきた――。
「皆に背中を押されて、ここへ来たの。
この世界を、地球を、未来を守る為にも、頑張るんだから!」
激しさを感じさせるメロディに乗せて、ジャン・マルク・ドゥジャルダンがステージを飛び出さんばかりの勢いでジャンプすれば、観客席まで届く熱風と炎の幻が生み出される。現れた猛獣の咆哮を受け、力強く激しいダンスに観客席は一気に盛り上がった。
「この時代のアタシ、見てて! 未来のアナタは凄い事をしてんだから!」
観客にアピールを残してジャンが一旦ステージを退き、後を受けたルイ・アルベール・ドゥジャルダンが静かなメロディに乗せて優雅に舞う。
「未来へ羽ばたくアイドル達の芽を終わらせないためにも、ライブを成功させなきゃね?」
まるで空に浮き上がっているように重力を無視したダンスを披露するルイの周りを、キラキラと星の煌めきが纏う。
「此れを見ている人は約束して。この世界を救うのは君達なんだ」
観客にアピールを残してルイが一旦ステージを退き、一瞬の暗転の後、ジャンとルイがステージの両側上空から現れ、同時に紫や青といった色とりどりのテープが観客席へ降り注いだ。
「さあ、ここからがアタシたちの!」「ヒロイックソングス! さ」
ステージに降り立ったジャンとルイが声を揃え、輝かしいステージの幕開けを告げた――。
【Stargazer】のエンブレムが施された大きな旗を掲げる神崎 凪穂と、凪穂の対称の位置で篠宮 桜がゆっくり回り、観客一人ひとりを見渡すようにしながら『Stargazer』を歌う。
強く強く輝く あの星のように
いつかいつか輝けると 信じ続けて
今は小さな 煌めきだけど
世界に笑顔の花 咲かせたいから――
(最初から最後までクライマックスだよ、桜さん!
4年前のボク達にも……ううん、見てくれてる人皆笑顔にしちゃおう!)
(めいっぱい輝きますよ、凪くん!
私たちも、観客の人たちも、──4年前の私たちも笑顔になれるライブ!)
ステージの中央で合流した二人が、続けて『stargazeR』を歌う。ステージの中央から生まれたあたたかな光は観客席を包み込んでいき、観客は二人が歌う歌を自然と口ずさみ始めた。
いつか願った 小さな想い
あの日見ていた 大きな願い!
願いはいつか きっと叶うから
今伝えよう この唄で
希望を(歌って) 祈りを(紡いで)
世界に 届きますように――!
光がステージを飛び越え、観客席をも飛び越えてどこまでも広がっていった――。
2015年とは別の過去――2025年。
一般的に知られるヒロイックソングス!が行われた年に、アイドルたちはやって来た。
2025年の白陽 秋太郎に事情を説明し、エース・ジャックを始めとする超大物アイドルたちに実力を認められたアイドルたちは、過去の自分が感動し、また憧れとしたステージに立つこととなった。
――ここから、私たちの未来が始まる――。
響き渡る声援を受け、アイドルたちはライブを始める。
「おーすごい、ここ全部ライブ会場なんだねー」
観客席からぐるりと周囲を見渡して、永見 音萌香が感嘆の声をあげた。『ヒロイックソングス!』は東京湾上に浮かぶ芸能界のひとつのチャンネル――天空の島――をライブ会場として使用しており、中央にステージが、その周り360度が観客席という作りになっていた。
「おーし、みんながんばれー。わたしも応援してるからねー」
音萌香が声援を送るステージに、アイドルが上がってきた――。
「皆に背中を押されて、ここへ来たの。
この世界を、地球を、未来を守る為にも、頑張るんだから!」
激しさを感じさせるメロディに乗せて、ジャン・マルク・ドゥジャルダンがステージを飛び出さんばかりの勢いでジャンプすれば、観客席まで届く熱風と炎の幻が生み出される。現れた猛獣の咆哮を受け、力強く激しいダンスに観客席は一気に盛り上がった。
「この時代のアタシ、見てて! 未来のアナタは凄い事をしてんだから!」
観客にアピールを残してジャンが一旦ステージを退き、後を受けたルイ・アルベール・ドゥジャルダンが静かなメロディに乗せて優雅に舞う。
「未来へ羽ばたくアイドル達の芽を終わらせないためにも、ライブを成功させなきゃね?」
まるで空に浮き上がっているように重力を無視したダンスを披露するルイの周りを、キラキラと星の煌めきが纏う。
「此れを見ている人は約束して。この世界を救うのは君達なんだ」
観客にアピールを残してルイが一旦ステージを退き、一瞬の暗転の後、ジャンとルイがステージの両側上空から現れ、同時に紫や青といった色とりどりのテープが観客席へ降り注いだ。
「さあ、ここからがアタシたちの!」「ヒロイックソングス! さ」
ステージに降り立ったジャンとルイが声を揃え、輝かしいステージの幕開けを告げた――。
【Stargazer】のエンブレムが施された大きな旗を掲げる神崎 凪穂と、凪穂の対称の位置で篠宮 桜がゆっくり回り、観客一人ひとりを見渡すようにしながら『Stargazer』を歌う。
強く強く輝く あの星のように
いつかいつか輝けると 信じ続けて
今は小さな 煌めきだけど
世界に笑顔の花 咲かせたいから――
(最初から最後までクライマックスだよ、桜さん!
4年前のボク達にも……ううん、見てくれてる人皆笑顔にしちゃおう!)
(めいっぱい輝きますよ、凪くん!
私たちも、観客の人たちも、──4年前の私たちも笑顔になれるライブ!)
ステージの中央で合流した二人が、続けて『stargazeR』を歌う。ステージの中央から生まれたあたたかな光は観客席を包み込んでいき、観客は二人が歌う歌を自然と口ずさみ始めた。
いつか願った 小さな想い
あの日見ていた 大きな願い!
願いはいつか きっと叶うから
今伝えよう この唄で
希望を(歌って) 祈りを(紡いで)
世界に 届きますように――!
光がステージを飛び越え、観客席をも飛び越えてどこまでも広がっていった――。