ヒロイックソングス・レジェンド!
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■幕間2 ~終焉の島~
芸能界の片隅に揺蕩う、バビロン芸能芸能事務所に占拠された名も無き小さなチャンネル。
そこに、多数のアイドルを引き連れて降り立つ少女の影があった。
「成る程ね。影響が出るはずの2025年の『ヒロイックソングス!』を成し遂げてきたのも奴らだったってワケ?」
そう吐き捨てたアンラが指を鳴らすと、たちまち地面がひび割れて闇に包まれた立派なライブ会場がせり上がり始めた。
それはどこか、第二のヒロイックソングス!の会場を彷彿させる面影があった。
「彼女はここで新たなヒロイックソングス!を開いて――最悪のイドラの強化をしようとしているようです!」
フェスタ生たちを乗せた飛空艇からその様子を見下ろし、校長が焦ったように叫ぶ。
その会場にはたちまち地上の人々を映す多数のモニターが現れ始めた。
画面の向こうの人々からは逆にこちらの様子が見えているのだろう。
そして――
ステージの側に描かれた魔法陣の上では“最悪のイドラ”が炎のようにめらめらと燃えるように揺れている。
「おじさま、先輩方! 今アンラさんを止められるのは、私達だけですっ!」
その時、飛空艇から真っ先に飛び出したのは花子だった。
慌ててフェスタ生たちが彼女が飛び降りた先を見下ろすと、淡い光に包まれた白いドラゴンがアイドル達をを見つめていた。
「飛空艇の着陸も待ってられません、急いで私に乗ってくださいっ!
絶対にこの間違った『ヒロイックソングス!』は止めなきゃ……世界のためにも、アンラさんのためにも!」
「きゃははッ、来るなら来なさいよ!
あんた達には私も全力で……正面から迎え撃ったげるわ!」
余裕を見せるアンラはどこかまだ楽しんでいるようにも感じられた。
アイドル達は改めて決意を固め、最後の決戦となるチャンネルへと降り立っていった――。
芸能界の片隅に揺蕩う、バビロン芸能芸能事務所に占拠された名も無き小さなチャンネル。
そこに、多数のアイドルを引き連れて降り立つ少女の影があった。
「成る程ね。影響が出るはずの2025年の『ヒロイックソングス!』を成し遂げてきたのも奴らだったってワケ?」
そう吐き捨てたアンラが指を鳴らすと、たちまち地面がひび割れて闇に包まれた立派なライブ会場がせり上がり始めた。
それはどこか、第二のヒロイックソングス!の会場を彷彿させる面影があった。
「彼女はここで新たなヒロイックソングス!を開いて――最悪のイドラの強化をしようとしているようです!」
フェスタ生たちを乗せた飛空艇からその様子を見下ろし、校長が焦ったように叫ぶ。
その会場にはたちまち地上の人々を映す多数のモニターが現れ始めた。
画面の向こうの人々からは逆にこちらの様子が見えているのだろう。
そして――
ステージの側に描かれた魔法陣の上では“最悪のイドラ”が炎のようにめらめらと燃えるように揺れている。
「おじさま、先輩方! 今アンラさんを止められるのは、私達だけですっ!」
その時、飛空艇から真っ先に飛び出したのは花子だった。
慌ててフェスタ生たちが彼女が飛び降りた先を見下ろすと、淡い光に包まれた白いドラゴンがアイドル達をを見つめていた。
「飛空艇の着陸も待ってられません、急いで私に乗ってくださいっ!
絶対にこの間違った『ヒロイックソングス!』は止めなきゃ……世界のためにも、アンラさんのためにも!」
「きゃははッ、来るなら来なさいよ!
あんた達には私も全力で……正面から迎え撃ったげるわ!」
余裕を見せるアンラはどこかまだ楽しんでいるようにも感じられた。
アイドル達は改めて決意を固め、最後の決戦となるチャンネルへと降り立っていった――。