神々の悪戯! ハロウィンナイト悪夢編
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■Happy Happy Halloween!(2)
「楽しいねぇ」
ノーラ・レツェルは、通り過ぎていく皆の仮装姿を1つ1つ眺めて楽しんでいる。
当のノーラはミニスカートのワンピースに赤いヒール。
さりげなく黒いマントをはおって吸血鬼っぽさを出し、ハロウィンの夜に溶け込んでいる。
「トリック・オア・トリート!」
ノーラからほど近い位置にあるドリンクの出店で、楽しそうな声が沸いた。
「よぉし」
ノーラは誰にも気づかれぬよう、素知らぬ顔で【羽根つきスマッシュ】。
ライブで鍛えたその技で、今乾杯していた皆の手元にカラフルなカップケーキを届ける。
「サプライズケーキ、ここにも来たね」
「誰の悪戯なんだろう」
皆、不審がることもなく嬉しそうだ。
有名店の品であることや、既に何人もの人間がこれを美味しく食べていることが大きな要因だった。
「とにかく、いただきまーす」
「素敵なサプライズですわ、ノーラさん」
ノーラの横にはロレッタ・ファーレンハイナー。
ロレッタは、赤いアクセントのある黒ドレス。
今夜の2人は、赤と黒が見事に調和している。
「あれ~? ロレッタちゃん、ケーキに何足してるのぉ」
「今まで気づきませんでしたの? ふふ、わたくしからのサプライズですわ?」
ロレッタは、カップケーキに、隠微なまでに甘々しい【禁断のパプリカ】を少々プラスし、【スターリーフライヤー】のキラキラした輝きと、祈りをこめていた。
わたくしの祈りは豊作、そして皆さま1人1人の小さな幸せ――
今夜、このカップケーキを口にした者は口をそろえてこんな感想を述べた。
「ここのお店のケーキって、こんなに刺激的で、ほっこりしていたっけ?」
「いつもより、美味しく感じるよね!」
こうしてノーラとロレッタのカップケーキは、人々に幸せなサプライズを届けた。
「あわてんぼうのサンタクロースから、ハッピーハロウィーン」
狛込 めじろは【サンタさんにお願い】で、サプライズのお菓子を届ける。
「つ、月が綺麗だな!」
「ほ! ほんとだね!」
もう1歩踏み出せないカップルの周りに、光って爆発する【ツキマル団子】を。
ドカン!
「危ない!」
「きゃあっ!」
(思わずぎゅっと抱き合う2人)
「……少し……このままでいよっか」
「うん……」
「素敵な出会いって、どこに転がってるわけ?」
恋愛未経験のヒロインには、鼻血が出ちゃう【ムッツリチョコレート】
「やだ、鼻血!」
「君、大丈夫かい? 俺のハンカチ使いなよ」
「は……はわぁっ!(出会いキター!)」
「ゴーレム退治、疲れたなぁ、春人」
「お菓子もいいけど、アイスでも食べたいね」
頑張った早見 迅と神谷 春人には【フェスアイス(バニラ味)】
「わーいラッキー♪ 誰かのサプライズプレゼントかな?」
「……」
「あれ、じぃじまだバニラ味のこと認めてないの?」
「仕方ないな、これも誰かの好意だと思っておこうか」
奔走するめじろの前に橘 駿が現れた。
「めじろ、助けてくれ。俺も悪戯がしてみたいんだが、何も思い浮かばん」
「じゃっ、じゃあ手始めに、ここに悪戯書きとか、どうでしょう?」
めじろは隠し持っていた【特製アイドル名鑑】を、ずいっと駿に差し出した。
こうして賑やかな時間は過ぎ……
ノーラとロレッタ、そしてめじろは草の上に座っている。
「ふわぁ、んぅ……ねむ……」
「あらあら、ノーラさんお休みですか?
わたくし達も悪戯があるとおっしゃってたけれど、起こすのは気の毒ですわね」
めじろは【特製アイドル名鑑】を抱いている。
「どうなさいました? 目が輝いてますわよ?」
「駿くんが、サインをしてくれました」
真面目な駿には「悪戯書き」が思い浮かばなかった。
結局自分のページにサインをして、その横に何とも微妙なイラストを書いて悪戯完了となったのだ。
「素敵な夜ですわね」
ノーラを膝枕したロレッタが微笑み。
「本当に」
まだまだ悪戯したい顔のめじろが、大きく頷く。
□■□
「たのしかったの!」
賑やかな出店通りから、白い布をかぶった古典的なお化けが走り出て来た。
藍屋 むくだ。
「誘ってくれてうれしいです、華恋さん」
恋人同士の藍屋 あみかと竜胆 華恋は、お揃いの魔女の仮装を楽しんでいる。
布をずらして空を見上げたむくが、ぴょんと跳ねた。
「おほしさまきらきら! ウェスぺルちゃんに見せたいの!」
「もう、たっぷりはしゃいだことですし……」
「そこの高台に、行ってみましょうか」
こうして3人は、持っているチョコやアメを交換しながら、夜の散歩を楽しんだ。
「結局3人とも、去年と同じ仮装ですね」
華恋があみかに笑いかける。
「ええ……ふふふ、そうですね」
笑ってはいるが、あみかの表情はどこか曇って見え、華恋は少し、心配だった。
……
………
高台の灯りは抑え気味で、夜空や、少し下のハロウィンナイト会場の灯りを楽しめるようになっている。
「ひろいねー!」
むくは白い布を脱ぎ捨て、草の上を走る。
「おいで! ウェスぺルちゃん」
そして星獣の【ウェスペル(トランペットイヌ)】を呼び出すと、【小さな翼】を与え、ぱたぱたと飛翔させた。
「やっぱりウェスペルちゃんには、夜のお空が、すっごくにあうね」
続いてあみかが【ファーブラ(幼生神獣)】を呼び出した。
ファーブラはむくやウェスペルと楽しそうにじゃれ始めた。
華恋は星獣の【エレイル(クラリネットネコ)】を呼び出す。
エイレルは、ぴょん、と華恋の肩に飛び乗って来た。
「去年より、賑やかですね」
はしゃいでいるむく達を眺めながら、華恋があみかにそう言うと……
「わたし……」
あみかが思い切った感じで、まっすぐに華恋を見た。
「わたしは、華恋さんの好きなわたしでいられてますか?」
去年と同じ仮装で、そして同じ3人で過ごすハロウィンだが、全てが同じというわけではない。
「移り変わる各地の様子に流されて、わたし、変わってしまってないかって……」
華恋はそっと手を伸ばし、あみかの髪を、そして頭を、優しく【よしよし】して撫でた。
あみかは、心からほっとした。
あれこれとした言葉などなくても、それだけで十分だった。
むくが2人に近づいて来て、華恋と一緒にあみかを撫で始めた。
「おねえちゃん? 【よしよし】」
「ありがとう、むくちゃん、華恋さん……わたし、今日もしあわせです」
そこで、むくが元気に叫んだ。
「ことしも「かぞく」でハロウィン!
3びきと、3にんに、ぱわーあっぷ、なの!」
笑っていたはずのむくがうつむき、震え出す。
「あれれ? おむねがぽかぽか……」
ウェスペルが、むくのそばに近づいた。
「おめめがあつくなってきちゃった」
ファーブラも。
「うれしなみだだからね。ほんとだよ!」
そして、華恋とエイレルとあみかも……。
「そうだ、ふたりのライブのおはなしききたいな」
泣きながらもむくが言えば、あみかが優しく【よしよし】する。
「今度は一緒にライブ、しましょうね」
それから3人と3頭は、心行くまでゆっくりと、家族水入らずの楽しい時間を過ごした。
□■□
ここにも、星を見ている2人がいる。
「お菓子配りお疲れ様、燧」
「イシュタムさんも、お疲れ様」
天草 燧とイシュタム・カウィルだ。
2人はカボチャのへたの帽子をかぶり、ジャック・オ・ランタンの顔を模したマントを着ている。
そばには、先ほどまでお菓子がたっぷり入っていた2つの大きな籠。
2つとも、今はすっかり空っぽになっている。
会場で全てのお菓子を配り終え、ここにやって来たのだ。
「用意し過ぎたかと思ったけど、全部配れて良かったよ!」
「僕の方も全部配れたかな、本当に賑やかだったね」
2人はそのまま、自然と手を繋いでいた。
繋ぎますよと断るでもなく、どきどきする過程をたどることもなく、それぞれにこれといった理由なんてなく。
ただ自然と、手を繋いでいた。
(この感じ、前に行った、水族館以来だっけ)
燧は手を繋いだまま、そっと空を見上げる。
吸い込まれそうな夜空と繋いだ手の暖かみがとても穏やかで、
「なんだか夜空が広く見える気がする」
そんなことを自然に口にしている。
「空が広く……か。ふふっ、ロマンチックだな」
説明し難い不思議な心持ちのまま、燧はイシュタムにたずねる。
「ハロウィン、楽しかった?」
「凄く楽しかったよ! 燧、今日はありがとな!」
「それならよかった……」
燧は自然と笑みがこぼれ、そのまま空を見上げた。
すると、燧の手を握っているイシュタムの手に、突然きゅっと、力が入った。
「イシュタムさん?」
「今の黒猫、見たか? 燧」
「えっ?」
「親子の黒猫。目が、ぴっかぴっかに光ってたぞ!」
「目が?」
「なんだあれは、本当にただの猫か?」
2人は手を握ったまま立ち上がっていた。
「見に行こう」
「うん、僕も見てみたい」
「よし、あっちだ」
手を繋いだまま走り出した2人を、星々は、優しく見守っている。
「楽しいねぇ」
ノーラ・レツェルは、通り過ぎていく皆の仮装姿を1つ1つ眺めて楽しんでいる。
当のノーラはミニスカートのワンピースに赤いヒール。
さりげなく黒いマントをはおって吸血鬼っぽさを出し、ハロウィンの夜に溶け込んでいる。
「トリック・オア・トリート!」
ノーラからほど近い位置にあるドリンクの出店で、楽しそうな声が沸いた。
「よぉし」
ノーラは誰にも気づかれぬよう、素知らぬ顔で【羽根つきスマッシュ】。
ライブで鍛えたその技で、今乾杯していた皆の手元にカラフルなカップケーキを届ける。
「サプライズケーキ、ここにも来たね」
「誰の悪戯なんだろう」
皆、不審がることもなく嬉しそうだ。
有名店の品であることや、既に何人もの人間がこれを美味しく食べていることが大きな要因だった。
「とにかく、いただきまーす」
「素敵なサプライズですわ、ノーラさん」
ノーラの横にはロレッタ・ファーレンハイナー。
ロレッタは、赤いアクセントのある黒ドレス。
今夜の2人は、赤と黒が見事に調和している。
「あれ~? ロレッタちゃん、ケーキに何足してるのぉ」
「今まで気づきませんでしたの? ふふ、わたくしからのサプライズですわ?」
ロレッタは、カップケーキに、隠微なまでに甘々しい【禁断のパプリカ】を少々プラスし、【スターリーフライヤー】のキラキラした輝きと、祈りをこめていた。
わたくしの祈りは豊作、そして皆さま1人1人の小さな幸せ――
今夜、このカップケーキを口にした者は口をそろえてこんな感想を述べた。
「ここのお店のケーキって、こんなに刺激的で、ほっこりしていたっけ?」
「いつもより、美味しく感じるよね!」
こうしてノーラとロレッタのカップケーキは、人々に幸せなサプライズを届けた。
「あわてんぼうのサンタクロースから、ハッピーハロウィーン」
狛込 めじろは【サンタさんにお願い】で、サプライズのお菓子を届ける。
「つ、月が綺麗だな!」
「ほ! ほんとだね!」
もう1歩踏み出せないカップルの周りに、光って爆発する【ツキマル団子】を。
ドカン!
「危ない!」
「きゃあっ!」
(思わずぎゅっと抱き合う2人)
「……少し……このままでいよっか」
「うん……」
「素敵な出会いって、どこに転がってるわけ?」
恋愛未経験のヒロインには、鼻血が出ちゃう【ムッツリチョコレート】
「やだ、鼻血!」
「君、大丈夫かい? 俺のハンカチ使いなよ」
「は……はわぁっ!(出会いキター!)」
「ゴーレム退治、疲れたなぁ、春人」
「お菓子もいいけど、アイスでも食べたいね」
頑張った早見 迅と神谷 春人には【フェスアイス(バニラ味)】
「わーいラッキー♪ 誰かのサプライズプレゼントかな?」
「……」
「あれ、じぃじまだバニラ味のこと認めてないの?」
「仕方ないな、これも誰かの好意だと思っておこうか」
奔走するめじろの前に橘 駿が現れた。
「めじろ、助けてくれ。俺も悪戯がしてみたいんだが、何も思い浮かばん」
「じゃっ、じゃあ手始めに、ここに悪戯書きとか、どうでしょう?」
めじろは隠し持っていた【特製アイドル名鑑】を、ずいっと駿に差し出した。
こうして賑やかな時間は過ぎ……
ノーラとロレッタ、そしてめじろは草の上に座っている。
「ふわぁ、んぅ……ねむ……」
「あらあら、ノーラさんお休みですか?
わたくし達も悪戯があるとおっしゃってたけれど、起こすのは気の毒ですわね」
めじろは【特製アイドル名鑑】を抱いている。
「どうなさいました? 目が輝いてますわよ?」
「駿くんが、サインをしてくれました」
真面目な駿には「悪戯書き」が思い浮かばなかった。
結局自分のページにサインをして、その横に何とも微妙なイラストを書いて悪戯完了となったのだ。
「素敵な夜ですわね」
ノーラを膝枕したロレッタが微笑み。
「本当に」
まだまだ悪戯したい顔のめじろが、大きく頷く。
□■□
「たのしかったの!」
賑やかな出店通りから、白い布をかぶった古典的なお化けが走り出て来た。
藍屋 むくだ。
「誘ってくれてうれしいです、華恋さん」
恋人同士の藍屋 あみかと竜胆 華恋は、お揃いの魔女の仮装を楽しんでいる。
布をずらして空を見上げたむくが、ぴょんと跳ねた。
「おほしさまきらきら! ウェスぺルちゃんに見せたいの!」
「もう、たっぷりはしゃいだことですし……」
「そこの高台に、行ってみましょうか」
こうして3人は、持っているチョコやアメを交換しながら、夜の散歩を楽しんだ。
「結局3人とも、去年と同じ仮装ですね」
華恋があみかに笑いかける。
「ええ……ふふふ、そうですね」
笑ってはいるが、あみかの表情はどこか曇って見え、華恋は少し、心配だった。
……
………
高台の灯りは抑え気味で、夜空や、少し下のハロウィンナイト会場の灯りを楽しめるようになっている。
「ひろいねー!」
むくは白い布を脱ぎ捨て、草の上を走る。
「おいで! ウェスぺルちゃん」
そして星獣の【ウェスペル(トランペットイヌ)】を呼び出すと、【小さな翼】を与え、ぱたぱたと飛翔させた。
「やっぱりウェスペルちゃんには、夜のお空が、すっごくにあうね」
続いてあみかが【ファーブラ(幼生神獣)】を呼び出した。
ファーブラはむくやウェスペルと楽しそうにじゃれ始めた。
華恋は星獣の【エレイル(クラリネットネコ)】を呼び出す。
エイレルは、ぴょん、と華恋の肩に飛び乗って来た。
「去年より、賑やかですね」
はしゃいでいるむく達を眺めながら、華恋があみかにそう言うと……
「わたし……」
あみかが思い切った感じで、まっすぐに華恋を見た。
「わたしは、華恋さんの好きなわたしでいられてますか?」
去年と同じ仮装で、そして同じ3人で過ごすハロウィンだが、全てが同じというわけではない。
「移り変わる各地の様子に流されて、わたし、変わってしまってないかって……」
華恋はそっと手を伸ばし、あみかの髪を、そして頭を、優しく【よしよし】して撫でた。
あみかは、心からほっとした。
あれこれとした言葉などなくても、それだけで十分だった。
むくが2人に近づいて来て、華恋と一緒にあみかを撫で始めた。
「おねえちゃん? 【よしよし】」
「ありがとう、むくちゃん、華恋さん……わたし、今日もしあわせです」
そこで、むくが元気に叫んだ。
「ことしも「かぞく」でハロウィン!
3びきと、3にんに、ぱわーあっぷ、なの!」
笑っていたはずのむくがうつむき、震え出す。
「あれれ? おむねがぽかぽか……」
ウェスペルが、むくのそばに近づいた。
「おめめがあつくなってきちゃった」
ファーブラも。
「うれしなみだだからね。ほんとだよ!」
そして、華恋とエイレルとあみかも……。
「そうだ、ふたりのライブのおはなしききたいな」
泣きながらもむくが言えば、あみかが優しく【よしよし】する。
「今度は一緒にライブ、しましょうね」
それから3人と3頭は、心行くまでゆっくりと、家族水入らずの楽しい時間を過ごした。
□■□
ここにも、星を見ている2人がいる。
「お菓子配りお疲れ様、燧」
「イシュタムさんも、お疲れ様」
天草 燧とイシュタム・カウィルだ。
2人はカボチャのへたの帽子をかぶり、ジャック・オ・ランタンの顔を模したマントを着ている。
そばには、先ほどまでお菓子がたっぷり入っていた2つの大きな籠。
2つとも、今はすっかり空っぽになっている。
会場で全てのお菓子を配り終え、ここにやって来たのだ。
「用意し過ぎたかと思ったけど、全部配れて良かったよ!」
「僕の方も全部配れたかな、本当に賑やかだったね」
2人はそのまま、自然と手を繋いでいた。
繋ぎますよと断るでもなく、どきどきする過程をたどることもなく、それぞれにこれといった理由なんてなく。
ただ自然と、手を繋いでいた。
(この感じ、前に行った、水族館以来だっけ)
燧は手を繋いだまま、そっと空を見上げる。
吸い込まれそうな夜空と繋いだ手の暖かみがとても穏やかで、
「なんだか夜空が広く見える気がする」
そんなことを自然に口にしている。
「空が広く……か。ふふっ、ロマンチックだな」
説明し難い不思議な心持ちのまま、燧はイシュタムにたずねる。
「ハロウィン、楽しかった?」
「凄く楽しかったよ! 燧、今日はありがとな!」
「それならよかった……」
燧は自然と笑みがこぼれ、そのまま空を見上げた。
すると、燧の手を握っているイシュタムの手に、突然きゅっと、力が入った。
「イシュタムさん?」
「今の黒猫、見たか? 燧」
「えっ?」
「親子の黒猫。目が、ぴっかぴっかに光ってたぞ!」
「目が?」
「なんだあれは、本当にただの猫か?」
2人は手を握ったまま立ち上がっていた。
「見に行こう」
「うん、僕も見てみたい」
「よし、あっちだ」
手を繋いだまま走り出した2人を、星々は、優しく見守っている。