ビーストラリア。
　ケモマニア島にほど近い港では、今まさに船が出されようとしていた。

「コバルト、足引っ張んなよ」

「リュンこそ。ボクに負けて吠え面かかないでよね」

　元びーすと☆あみーごすの二人は、
　フェスタとグランスタに分かれてアイドルとして再起を図る中、さらに溝を深めていた。

「二人とも！　今はそんなこと言ってないで、イクを助けることに集中して」

　元あみーごすのヒバリは困り顔をしながら、二人をびーすとガレー船に押し込んだ。
　アイドル達が乗ったのを確認して、ウマたちはランニングマシンの上で走り出す。

「ヒヒーン！　出航だぁ！　みんな行くぞー！」

1ページ　目次・プロローグ

2ページ　１　いざ、ケモマニア島へ！

3ページ　２　とりもどせ、海のおともだち！（１）
4ページ　２　とりもどせ、海のおともだち！（２）

5ページ　３　ザギンでおすしの時間だよっ！

6ページ　エピローグ