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シナリオは、複数のユーザーが参加した結果を描写される小説形式のコンテンツです。
「ヒロイックソングス!」の世界で起こった事件やイベントに関わることができます。

アイドル集団誘拐事件!?

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  • アイドル集団誘拐事件!?

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たかが体重 されど体重


「……どうやら、完全に壊れてはいないようですね」
 翡翠が、武装コンピューターを確認しながら言った。触手をだらりとぶら下げたコンピューターは、沈黙してはいるものの、まだ内部のバッテリーは稼働しているようだ。
 しかし、シャーロットのキックと、莉花のお菓子爆弾によるショックで、保存されていた体重データはすべて消去されていた。イドラ教団の脅しなど、もう恐れる必要はない。
「でも、せっかく集めたデータがぜんぶ消えちゃうの、もったいない気もするな~」
 シャーロットが、ぷすぷすと煙を上げる武装コンピューターに近づいた。
「この際だし、もっかい入力しておこうっ。んーと、かのんちゃんの体重は、1トン……」
「そんなにあるわけないでしょ!」
「きゃはは~。冗談だよ~♪」
「もうっ、シャロちゃん!」
 いたずらっぽく笑うシャーロット。イドラ教団に怒りを感じていたリトルフルールのメンバーにも、いつもどおりの笑顔が戻っていた。


☆☆☆



 そんななか、水花は険しい顔で、狛込めじろを説教していた。
「駿の体重データは消しておいたぞ。これでもう、君が教団側として戦う理由はなくなった」
 取り出した札束でバシバシ頬を叩きながら、説教をつづける水花。
「だいたい、イドラ教団と取引するとは何事だ! 目を覚ませめじろ!」
「……はっ!」
 札束の連続ビンタを受けて、我に返っためじろは、悔い改めたのであった。

 真のファンなら公式に金を落とすべきであると――。


☆☆☆



「あれ、もう終わったのか?」
 神殿内を暴れまわっていたトリケラ=ベースを抑えつけて、色造空が言った。
「体重データ……消えたみたいだね」
 空莉・ヴィルトールもホッとした表情で、持っていた磔のクロスを墓標代わりに突き立てた。
「これで、体重の件は一件落着♪ あとはイドラの女王をなんとかするだけ!」
 空莉はイドラの女王を振り返った。

 しかし――。 
 女王の隣には、新たなフェスタ生が立っていた。
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