ご当地アイドルカーニバル!
リアクション公開中!

リアクション
【歌部門】
ステージではスタッフ達が走り回っている。そろそろ開演の時間が近いのだ。
今しがたステージ袖に出場者を数人案内し終えた死 雲人が近くにたたずむ睡蓮寺 小夜に声を掛ける。
「もうすぐ始まるが、観客席に行かなくてもいいのか?」
「大丈夫……。応援をしようと思って……」
睡蓮寺が答える。
「応援? ここでか?」
死が首を傾げると、睡蓮寺が頷く。
「陸海空トリオの皆を、応援してます……。応援できる人は1人だけなので……舞台前の深海さんにと。死さん……舞台袖で誘導を担当しているのなら、少し早く連れてきてもらいたい……。可能ですか……?」
「あぁ、可能だ。俺も織歌と隙を見て話すつもりだったからな。出番より少し早く連れてくることを約束しよう」
死はそう言って踵を返し去っていく。
ステージからは司会者の声が聞こえてくる。
「お待たせしました! ではさっそく歌部門からいっちゃいましょう! 最初は――」
こうしてご当地アイドルカーニバル! は開幕を告げたのだった。
開幕宣言と共に芹沢が元気よく飛び出してくる。練習用キーボードで軽快なオープニングナンバーを弾きつつ、持ち曲『Forever!』を歌い始める。
演奏の合間にキーボードの上で何かをひっくり返すような不思議な仕草を取りながら幼馴染の君を長年想っている女の子が、ずっと一緒にいたい気持ちを可愛らしく歌ったラブソングを、アニメ声を駆使して歌っていく。
エモーショナルプレイで盛り上げそして最後に熱い気持ちが伝わるようにこう叫んだ。
「ずっと大好きだよ、焼き饅頭ー!」
一瞬、観客が何が起こったかわからず目を瞬かせるが、すぐにこの歌がラブソングと見せかけて焼き饅頭が好きな気持ちを歌ったご当地ソングだということに気付き、拍手と笑いが沸き起こる。
「あれは串に刺したまんじゅうをひっくり返しながら焼く仕草……、つまりエア焼き饅頭っていう伏線だったのかよ。面白いじゃないか」
手を叩きながら審査員の大和田が笑い出した。
今度は打って変わって静かに三木がギターを持って入場する。ベーシックリズムを活かしてラップ調に韻を踏んで、曲調は落ち着いた感じのゆったりしたテンポの曲の弾き語りを始める。
「♪タレが魅力の、焼き饅頭。濃厚で美味しい、ソウルフード。ダルマは願い事叶えてくれる。それだけじゃない、ダルマの魅力。御飯が入って、お弁当にもなる。他にも釜めし、黒い焼きそば。美味しいものがたくさんあるよ♪♪」
そうして歌い終えて深々と客席に向かって一礼した。
観客たちが拍手を送る。
「なるほど、弾き語りとは斬新な発想だね。ポップ系が多そうなお題に落ち着いたもので勝負するのも珍しくていいね」
審査員の一色が優しい笑みを浮かべて拍手を送った。
フラッププロローグで緊張感を吹き飛ばし、、手拍子で盛り上げながらピクシーベルを引き連れてノーラが登場する。観客たちもすぐさま手拍子で音に乗る。
続くようにティーファネルが緩急付けながらエレガンスアティチュードで指先まで意識して踊りながら登場、同時に九番もビートフュージョンで曲を的確に捉えて踊りながら入場する。
ノーラは今回はスキー場での出来事をテーマに身振り手振りでその場の気持ちを伝えながら、時々チャームウインクをして、上手くいったときの気持ちを表現する。
それに合わせる様にティーファネルが即席で音曲噺でノーラの高音に合わせて、腹に力を入れて響くような低音で語りを始める。
暫くそれを続けていると、耳に違う音が届く。
(? 違う旋律が……)
さりげない仕草でティーファネルが辺りを見て納得する。
(ソウイチロウがやったのか……流石だな)
視線の先では九番がプラスアドリブで即興でアドリブを入れていた。
そんな2人を心強く思いながらノーラは綺麗に遠くまで通るように心がけて歌い続ける。
(緩急をつけ、ティーネちゃんに合わせつつノーラちゃんを際立たせてあげないとね?)
九番がそんなことを気にしていると不意にティーファネルがアイコンタクトをしてきた。そしてすぐにその意図に気づく。
(どうやらティーネちゃんは大技を決めるつもりだね? いいよ? 僕もそのアイシクルターン、一緒にやっちゃおうかな? ダブルアイシクルターンなんてカッコいいよね?)
タイミングを見計らう。
(よし! この最後のアイシクルターンで回る時はダイナミックさを意識してやるか……)
ティーファネルが意気込んでターンをする。同時に九番も同じようにターン。
(お? ソウイチロウも一緒だと迫力増すな!)
ティーファネルが思わず横目で見る。
(ふふ、楽しいね?)
九番も同じように見た。
そして丁度いいころ合いでノーラの最後の一音が終わったのだった。
観客席からは拍手が上がる。
審査員、北郷が
「歌もよかったが、最後の技も決まっていたぞ!」
と拍手を送った。
次に現れたのは楓だった。袖には嵐が控えている。観客の拍手に一礼し、楓が歌い始める。
「♪真っ白キャンバスに咲いた一輪の赤い花。その名をなんと呼びますか? 恋ですそれは恋の花なのです。ゲレンデを滑る君に恋したみたい♪♪」
明るいポップ調のその曲は楓がご当地アイドルカーニーバル用に作詞、作曲した楽曲したもので、スキー場がテーマで女友達への片想いを紡いでいく。
(楓がこれからミュージシャンとして頑張っていくのでしたら、わたくしは楓を応援いたしますわね! さぁ行きますわよ!」
嵐がステージ袖で曲が『青春シャウト』に切り替わる直前にライティング指示を出す。
煌めく照明の中で楓が歌う。
「♪スキー場のカレーよりも熱々で、触れれば火傷しそうなぐらいに夢中で。君がそっと触れる度に熱を持ってしまう。ゲレンデに咲く小さな小さな赤い花です♪♪」
歌いながら楓が嵐にナイス! と目くばせをする。
それを嵐は微笑んで返す。
「♪今は遠くてもいつか追いついて見せるから、覚悟していてよね。いつかゲレンデも溶けるぐらい、夢中にさせるから♪♪」
嵐の心の声援も受けながら見事に歌い切ったのだった。
観客の拍手が上がる中、
「わぁ! 可愛い歌。それに照明も指示もバッチリ! いいプロデューサーがついているのねぇ」
パチパチと手を叩きながら審査員の花村が笑みを浮かべて言った。
(両手に花とかマジパネェ!)
そう心で叫びながら藤原が花山院と伊野尾と手をつないで仲良く入場してくる。花山院は空いた方の手を振って挨拶を、伊野尾は下町喜色でアピールしながら。
観客席には応援に駆け付けた仲間がいるようで所々で声が上がる。
「よっちゃんがんばれ~です」
リュウェルが声を張る。
「うちはむーちゃんのの応援や! 任せとき」
上月が言う。
「陽はリュウェルが、花山院は馨が応援するし、俺は伊野尾の応援をするかな。……しかし、陽の奴両手に花だな」
行坂が冷静に分析する。
「キミ達も藤原陽さんの応援なんだね? ボクもなんだ。よろしくね」
近くに座っていた如月が挨拶をする。
その頭上では空の特等席で藍屋がホークアイで見ながら、グッドスマイルで噴歌天昇の旗をふっている。
「よーちゃん、頑張ってー! 思いっきり応援……したいところだけど、隣の女の子2人は気になるにゃ~。あの、軟派ちゃんめ!」
シャーロットがぷくっと頬を膨らます。
「会長さん、スマイル、スマイル」
藍屋が言う。
「そうだよね! 精一杯応援しよ!」
シャーロットが意気込んだ。
応援に気付いた藤原達が一瞬だが応援している仲間たちに笑みを向ける。
そして藤原はブリリアントグルーヴでギターを演奏しつつ、ロッキンボイスで『ダルマの咆哮』を歌い出す。
それに続くように花山院がベーシックリズムで藤原のリズムをサポート。
同時に伊野尾は和太・鼓花祭和太鼓で二人の演奏のサポートを始めた。
(あたし達3人のスリーピースをお楽しみくださいね?)
音楽と心で言い、奉歌高唱で声高らかにコーラスを雄々しく華麗に響かせていく。
「歌かっこいいです!! むっちゃんも可愛いです!! すごくキラキラしてるですーー!!!」
リュウェルが叫ぶ。
「むーちゃんがんば~」
上月が続くように声を出す。
その横で行坂が
「お、和太鼓使ってくれてるのか、嬉しいな。伊野尾応援してる、思いっきり楽しめよ」
嬉しそうに応援していた。
そして終演に向け花山院がクライマックスモードで今より大人っぽい衣装へ変わる。
(ここからが本番ですの! 子供じゃないという力強い成長をアピールですの!)
「おお、衣装チェンジ、カッコ可愛い感じやね! よー君ももう一人のおねーさんも楽しそうでええなあ」
上月がそれに驚きの声を上げた。
傍ではリュウェルが憧れの眼差しで呟く。
「フェスタでなら私もあんなふうにできるです?」
「あぁ、きっとできるさ」
行坂が頷く。
「決めたです。私もむっちゃんみたいになるです」
リュウェルが彼らの最後の一音を聞く動同時に決意する。
「今日は応援、ホントにありがとうな!」
「応援ありがとうございます、ですの!」
藤原と花山院が合わせたように呟く。そして
「「せーの!!」」
2人はステージ奥に退場するのではなく、ARANAMI☆舵燻で応援してくれた仲間たちの元へと飛び込む。
「ちょ! こんな退場ありなのか!? ……ま、お前ららしいけど」
慌てて行坂が藤原を
「あっはっは、見事な退場芸やな」
上月が花山院をキャッチする。
「応援頂き、ありがとうございますわ!」
最後に天津舞いで浮遊して伊野尾が挨拶をして向かってくる。
「まさか飛び込むとはな。びっくりだが、面白い!」
審査員の大和田が言った。
その後にビューティ☆カルテットが出てくる。
彼女たちが歌い出すのを袖で見ていた死は
「そろそろ、行くか」
そう呟いてステージを後にしたのだった。
ステージではスタッフ達が走り回っている。そろそろ開演の時間が近いのだ。
今しがたステージ袖に出場者を数人案内し終えた死 雲人が近くにたたずむ睡蓮寺 小夜に声を掛ける。
「もうすぐ始まるが、観客席に行かなくてもいいのか?」
「大丈夫……。応援をしようと思って……」
睡蓮寺が答える。
「応援? ここでか?」
死が首を傾げると、睡蓮寺が頷く。
「陸海空トリオの皆を、応援してます……。応援できる人は1人だけなので……舞台前の深海さんにと。死さん……舞台袖で誘導を担当しているのなら、少し早く連れてきてもらいたい……。可能ですか……?」
「あぁ、可能だ。俺も織歌と隙を見て話すつもりだったからな。出番より少し早く連れてくることを約束しよう」
死はそう言って踵を返し去っていく。
ステージからは司会者の声が聞こえてくる。
「お待たせしました! ではさっそく歌部門からいっちゃいましょう! 最初は――」
こうしてご当地アイドルカーニバル! は開幕を告げたのだった。
開幕宣言と共に芹沢が元気よく飛び出してくる。練習用キーボードで軽快なオープニングナンバーを弾きつつ、持ち曲『Forever!』を歌い始める。
演奏の合間にキーボードの上で何かをひっくり返すような不思議な仕草を取りながら幼馴染の君を長年想っている女の子が、ずっと一緒にいたい気持ちを可愛らしく歌ったラブソングを、アニメ声を駆使して歌っていく。
エモーショナルプレイで盛り上げそして最後に熱い気持ちが伝わるようにこう叫んだ。
「ずっと大好きだよ、焼き饅頭ー!」
一瞬、観客が何が起こったかわからず目を瞬かせるが、すぐにこの歌がラブソングと見せかけて焼き饅頭が好きな気持ちを歌ったご当地ソングだということに気付き、拍手と笑いが沸き起こる。
「あれは串に刺したまんじゅうをひっくり返しながら焼く仕草……、つまりエア焼き饅頭っていう伏線だったのかよ。面白いじゃないか」
手を叩きながら審査員の大和田が笑い出した。
今度は打って変わって静かに三木がギターを持って入場する。ベーシックリズムを活かしてラップ調に韻を踏んで、曲調は落ち着いた感じのゆったりしたテンポの曲の弾き語りを始める。
「♪タレが魅力の、焼き饅頭。濃厚で美味しい、ソウルフード。ダルマは願い事叶えてくれる。それだけじゃない、ダルマの魅力。御飯が入って、お弁当にもなる。他にも釜めし、黒い焼きそば。美味しいものがたくさんあるよ♪♪」
そうして歌い終えて深々と客席に向かって一礼した。
観客たちが拍手を送る。
「なるほど、弾き語りとは斬新な発想だね。ポップ系が多そうなお題に落ち着いたもので勝負するのも珍しくていいね」
審査員の一色が優しい笑みを浮かべて拍手を送った。
フラッププロローグで緊張感を吹き飛ばし、、手拍子で盛り上げながらピクシーベルを引き連れてノーラが登場する。観客たちもすぐさま手拍子で音に乗る。
続くようにティーファネルが緩急付けながらエレガンスアティチュードで指先まで意識して踊りながら登場、同時に九番もビートフュージョンで曲を的確に捉えて踊りながら入場する。
ノーラは今回はスキー場での出来事をテーマに身振り手振りでその場の気持ちを伝えながら、時々チャームウインクをして、上手くいったときの気持ちを表現する。
それに合わせる様にティーファネルが即席で音曲噺でノーラの高音に合わせて、腹に力を入れて響くような低音で語りを始める。
暫くそれを続けていると、耳に違う音が届く。
(? 違う旋律が……)
さりげない仕草でティーファネルが辺りを見て納得する。
(ソウイチロウがやったのか……流石だな)
視線の先では九番がプラスアドリブで即興でアドリブを入れていた。
そんな2人を心強く思いながらノーラは綺麗に遠くまで通るように心がけて歌い続ける。
(緩急をつけ、ティーネちゃんに合わせつつノーラちゃんを際立たせてあげないとね?)
九番がそんなことを気にしていると不意にティーファネルがアイコンタクトをしてきた。そしてすぐにその意図に気づく。
(どうやらティーネちゃんは大技を決めるつもりだね? いいよ? 僕もそのアイシクルターン、一緒にやっちゃおうかな? ダブルアイシクルターンなんてカッコいいよね?)
タイミングを見計らう。
(よし! この最後のアイシクルターンで回る時はダイナミックさを意識してやるか……)
ティーファネルが意気込んでターンをする。同時に九番も同じようにターン。
(お? ソウイチロウも一緒だと迫力増すな!)
ティーファネルが思わず横目で見る。
(ふふ、楽しいね?)
九番も同じように見た。
そして丁度いいころ合いでノーラの最後の一音が終わったのだった。
観客席からは拍手が上がる。
審査員、北郷が
「歌もよかったが、最後の技も決まっていたぞ!」
と拍手を送った。
次に現れたのは楓だった。袖には嵐が控えている。観客の拍手に一礼し、楓が歌い始める。
「♪真っ白キャンバスに咲いた一輪の赤い花。その名をなんと呼びますか? 恋ですそれは恋の花なのです。ゲレンデを滑る君に恋したみたい♪♪」
明るいポップ調のその曲は楓がご当地アイドルカーニーバル用に作詞、作曲した楽曲したもので、スキー場がテーマで女友達への片想いを紡いでいく。
(楓がこれからミュージシャンとして頑張っていくのでしたら、わたくしは楓を応援いたしますわね! さぁ行きますわよ!」
嵐がステージ袖で曲が『青春シャウト』に切り替わる直前にライティング指示を出す。
煌めく照明の中で楓が歌う。
「♪スキー場のカレーよりも熱々で、触れれば火傷しそうなぐらいに夢中で。君がそっと触れる度に熱を持ってしまう。ゲレンデに咲く小さな小さな赤い花です♪♪」
歌いながら楓が嵐にナイス! と目くばせをする。
それを嵐は微笑んで返す。
「♪今は遠くてもいつか追いついて見せるから、覚悟していてよね。いつかゲレンデも溶けるぐらい、夢中にさせるから♪♪」
嵐の心の声援も受けながら見事に歌い切ったのだった。
観客の拍手が上がる中、
「わぁ! 可愛い歌。それに照明も指示もバッチリ! いいプロデューサーがついているのねぇ」
パチパチと手を叩きながら審査員の花村が笑みを浮かべて言った。
(両手に花とかマジパネェ!)
そう心で叫びながら藤原が花山院と伊野尾と手をつないで仲良く入場してくる。花山院は空いた方の手を振って挨拶を、伊野尾は下町喜色でアピールしながら。
観客席には応援に駆け付けた仲間がいるようで所々で声が上がる。
「よっちゃんがんばれ~です」
リュウェルが声を張る。
「うちはむーちゃんのの応援や! 任せとき」
上月が言う。
「陽はリュウェルが、花山院は馨が応援するし、俺は伊野尾の応援をするかな。……しかし、陽の奴両手に花だな」
行坂が冷静に分析する。
「キミ達も藤原陽さんの応援なんだね? ボクもなんだ。よろしくね」
近くに座っていた如月が挨拶をする。
その頭上では空の特等席で藍屋がホークアイで見ながら、グッドスマイルで噴歌天昇の旗をふっている。
「よーちゃん、頑張ってー! 思いっきり応援……したいところだけど、隣の女の子2人は気になるにゃ~。あの、軟派ちゃんめ!」
シャーロットがぷくっと頬を膨らます。
「会長さん、スマイル、スマイル」
藍屋が言う。
「そうだよね! 精一杯応援しよ!」
シャーロットが意気込んだ。
応援に気付いた藤原達が一瞬だが応援している仲間たちに笑みを向ける。
そして藤原はブリリアントグルーヴでギターを演奏しつつ、ロッキンボイスで『ダルマの咆哮』を歌い出す。
それに続くように花山院がベーシックリズムで藤原のリズムをサポート。
同時に伊野尾は和太・鼓花祭和太鼓で二人の演奏のサポートを始めた。
(あたし達3人のスリーピースをお楽しみくださいね?)
音楽と心で言い、奉歌高唱で声高らかにコーラスを雄々しく華麗に響かせていく。
「歌かっこいいです!! むっちゃんも可愛いです!! すごくキラキラしてるですーー!!!」
リュウェルが叫ぶ。
「むーちゃんがんば~」
上月が続くように声を出す。
その横で行坂が
「お、和太鼓使ってくれてるのか、嬉しいな。伊野尾応援してる、思いっきり楽しめよ」
嬉しそうに応援していた。
そして終演に向け花山院がクライマックスモードで今より大人っぽい衣装へ変わる。
(ここからが本番ですの! 子供じゃないという力強い成長をアピールですの!)
「おお、衣装チェンジ、カッコ可愛い感じやね! よー君ももう一人のおねーさんも楽しそうでええなあ」
上月がそれに驚きの声を上げた。
傍ではリュウェルが憧れの眼差しで呟く。
「フェスタでなら私もあんなふうにできるです?」
「あぁ、きっとできるさ」
行坂が頷く。
「決めたです。私もむっちゃんみたいになるです」
リュウェルが彼らの最後の一音を聞く動同時に決意する。
「今日は応援、ホントにありがとうな!」
「応援ありがとうございます、ですの!」
藤原と花山院が合わせたように呟く。そして
「「せーの!!」」
2人はステージ奥に退場するのではなく、ARANAMI☆舵燻で応援してくれた仲間たちの元へと飛び込む。
「ちょ! こんな退場ありなのか!? ……ま、お前ららしいけど」
慌てて行坂が藤原を
「あっはっは、見事な退場芸やな」
上月が花山院をキャッチする。
「応援頂き、ありがとうございますわ!」
最後に天津舞いで浮遊して伊野尾が挨拶をして向かってくる。
「まさか飛び込むとはな。びっくりだが、面白い!」
審査員の大和田が言った。
その後にビューティ☆カルテットが出てくる。
彼女たちが歌い出すのを袖で見ていた死は
「そろそろ、行くか」
そう呟いてステージを後にしたのだった。




