やろうぜ海の家!呼んでるぜ海と砂浜!
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リアクション
【8】
海の家の軒先。
七輪を囲んで、桐山 撫子とウィンダム・プロミスリングが炭火をおこしていた。
「けほっ……けほっ……」
「撫子、大丈夫? 少し火を小さくするわね……」
「だ、大丈夫。ウィン姉、そろそろ焼いてもいいかな?」
撫子は下処理を済ませた魚を串に刺し、そっと網に乗せる。
「焦がさないように火力調節しないとね」
「任せておいて!」
大量の魚介類と炭は、ウィンダムが騎士としての体力を生かしてここまで運び込んでくれたものだ。
ウィンダムのサポートは、いつだって心強い。
「塩焼きにはやっぱり! 荒塩だよねぇ~♪」
撫子は貝類、イカ、伊勢海老などにも塩を振りかけた。
蛤がぱっくり開くと、それを見ていた客たちから「おおー」という感嘆の声。
「生魚のことはよく分からないけど、この暑さで鮮度が落ちてるかも知れないから、しっかり火を通しておかないとね」
全ての魚介類が焼けた頃、辺りは大勢の人だかりでいっぱいになっていた。
「ウィン姉~、ここまで忙しくなるとは思わなかったね~!」
海鮮焼きは予想以上に売れ行きがよく、少し高値で販売した伊勢海老は若干売れ残ったが、値引き後には全て売り切れてしまった。 炭が燃えきった後、撫子とウィンダムはほっとしたように顔を見合わせる。
「ぷぷ……あははは、真っ黒~!!」
お互いの鼻に「すす」がついていたことで、2人はしばらくの間、笑い転げていた。
海の家の軒先。
七輪を囲んで、桐山 撫子とウィンダム・プロミスリングが炭火をおこしていた。
「けほっ……けほっ……」
「撫子、大丈夫? 少し火を小さくするわね……」
「だ、大丈夫。ウィン姉、そろそろ焼いてもいいかな?」
撫子は下処理を済ませた魚を串に刺し、そっと網に乗せる。
「焦がさないように火力調節しないとね」
「任せておいて!」
大量の魚介類と炭は、ウィンダムが騎士としての体力を生かしてここまで運び込んでくれたものだ。
ウィンダムのサポートは、いつだって心強い。
「塩焼きにはやっぱり! 荒塩だよねぇ~♪」
撫子は貝類、イカ、伊勢海老などにも塩を振りかけた。
蛤がぱっくり開くと、それを見ていた客たちから「おおー」という感嘆の声。
「生魚のことはよく分からないけど、この暑さで鮮度が落ちてるかも知れないから、しっかり火を通しておかないとね」
全ての魚介類が焼けた頃、辺りは大勢の人だかりでいっぱいになっていた。
「ウィン姉~、ここまで忙しくなるとは思わなかったね~!」
海鮮焼きは予想以上に売れ行きがよく、少し高値で販売した伊勢海老は若干売れ残ったが、値引き後には全て売り切れてしまった。 炭が燃えきった後、撫子とウィンダムはほっとしたように顔を見合わせる。
「ぷぷ……あははは、真っ黒~!!」
お互いの鼻に「すす」がついていたことで、2人はしばらくの間、笑い転げていた。


