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シナリオは、複数のユーザーが参加した結果を描写される小説形式のコンテンツです。
「ヒロイックソングス!」の世界で起こった事件やイベントに関わることができます。

【陰陽アイドル大戦】フェスタvs琵琶谷学院 feat.穢ノ神!

リアクション公開中!
【陰陽アイドル大戦】フェスタvs琵琶谷学院 feat.穢ノ神!

基本情報

マスター ヒロイックソングス!運営チーム
ワールド 華乱葦原

料金

参加 150ポイント
キャラ追加 100ポイント
最大追加数 3名まで
文字数追加

スケジュール

リアクション
公開
2017年10月25日公開!

※アクション締切時の参加PC数で正式な公開予定が決定されます。詳しくはこちら

シナリオガイド

神剣を持つ穢ノ神と、瘴気を放つバンドを打ち破れ!

シナリオ名:【陰陽アイドル大戦】フェスタvs琵琶谷学院 feat.穢ノ神! / 担当マスター:ヒロイックソングス!運営チーム

 ――和の世界、華乱葦原
 仮面の陰陽師集団『夜刀』の暗躍により、
 かつて世界を脅かした『穢ノ神』たちが復活を果たしました。

 これよって、葦原は今、人知れず未曾有の危機に瀕しています。

 フェイトスター・アカデミー……ふぇすた座のアイドルたちは、
 以前穢ノ神の“腕”の復活に立ち会い、そしてこれを撃破しましたが――?

◆◇◆

 ――華乱葦原、???

 そこは俗人に踏み込むことを許されない聖域。
 神が神を生み、そして殺した地に建てられた神殿。

 つまり彼――隻腕の穢ノ神焔(ほむら)が生まれた場所でした。
 焔は戻るはずの腕を失い、その原因を作ったふぇすた座を倒すためにこの地へ訪れていました。

「これがあれば……あの舞芸者どもをほうむることができる……!」

 焔は神殿の最奥部に鎮座しているを憎々しげに見つめます。
 それは、穢ノ神の身の丈ほどもあり、そして異様なまでに清らかな存在感を放っておりました。
 しかし彼は、ためらうことなくその剣の柄に手を伸ばします。

「ぐうう――ッ!!」

 その瞬間、恐ろしいまでの光が放たれ、穢ノ神の身体を焼きます。
 焔の表情が苦悶にゆがみ、つかんでいた左手が黒ずんで消滅しかかりました。

「……我に従え、神剣イツノオハバリよ!

 しかし彼は不意に、幻のように瘴気で作られた、黒い右腕を、剣……イツノオハバリにあてがいました。
 右手から放たれた、ごうごうと燃える炎が剣を包み込み、光を喰らって剣を支配していきます。
 そしていくばくかののち、彼の手には、身の丈ほどの巨大な神剣がしっかりと握られたのです。

「この力があれば……アレを、奴ばらめを屠ることも叶おう……!」

 焔は剣の手ごたえを確かめると、やにわに神殿から駆け出しました。
 方向は……ふぇすた座です

 こうして、神剣が奪われたことに、各地を守る道祖神たちが騒ぎ立て、巫たちに警告しました。
 そして行く先……桜稜郭の巫は、ふぇすた座の舞芸者たちに助けを乞うたのです。

 ――神剣を奪われてはならぬ。これは神さえも断つ剣である。
 彼の者より神剣を取り戻さなければ、葦原に再び陰りが戻るだろう!



◆◇◆

 ――その頃、樹京。

 大樹オンバシラの上にそびえた、樹京いち大きく豪奢な舞台八尋殿(やひろどの)では、
 貴族や豪商、あるいは一般の人々を交えて日々質の高い舞芸が披露されています。

 泉 光凛奥 莉緒とともに、この八尋殿へと
 勉強も兼ねてやってきていました。

「――すごい、ね」

 呼吸すらも許さないほどの繊細な演奏。
 一糸乱れぬ数十人での舞。
 場を飲み込むほどの声量で放たれる歌たち。
 アイドルであるからこそ、二人にはその凄まじさがひときわ強く伝わるのでした。

「私たち、こんなところで本当に歌えるのかな」
「……大丈夫だよ、きっと。絶対!」

 ぎゅ、と光凛は莉緒の手を握り、ほほえみかけます。
 それに莉緒がうなずいて返し――その瞬間、ズズン、とすさまじい爆音が会場を満たしました。

「全部ぶっ壊せ――!!」

 黒ずくめの和装に身を包み、熊の被り物を被った五人組が、
 ギターを、ベースを構えて、舞台に上がってきました。
 彼らの登場とともに、頭上の舞台装置から『天咬(アマガミ)』としたためられた大きな掛け軸がバラリと開かれます。
 そして会場のどよめきなどどこ吹く風で、けたたましく歪ませた音色を響かせ始めたのです。

「な、なにこれ……!?」

 およそ技術などかなぐり捨てた破壊的な音楽が、八尋殿に満ち満ちて空気を震わせます。
 その音楽とともに、光凛と莉緒は“ある感覚”を察知します。

 精神をむしばみ狂わせる邪悪な力――黄泉の瘴気です!

「……光凛ちゃん、あれ!」

 衣装に目ざとい莉緒は、彼らの衣装についている鈴に気づきました。
 以前、アルカが取り巻きたちに使わせ、瘴気をまとって舞芸を披露したときの鈴とよく似ています。
 どうやらこの鈴から、おびただしい量の瘴気が、観客たちに向かって放たれているようです。

「そういえば……『天咬(アマガミ)』、聞いたことあるかも。
 グランスタ所属で、アイランに向けてよそのアイドル学校に鳴り物入りで編入したバンド……」

「それに、この瘴気……!
 グランスタは、祟咬(タタリガミ)の力を舞芸にも使えるってこと……!?

 莉緒が表情をゆがめます。
 彼女たちの脳裏には、これまでグランスタが引き起こしてきた数々の事件と、
 そして目的のために手段を択ばない冷酷さが思い返されました。

「きっと、“ただの実験”じゃ終わらない!
 莉緒、私たちでなんとかしよう!

 観客たちはすでに、瘴気にあてられ目をギラギラと輝かせ始めております。
 恐るべきことに、瘴気に侵された彼らの精気は、神剣を手にした穢ノ神に送られはじめていたのです。

 光凛と莉緒は、踵を返して八尋殿を脱しました。
 ふぇすた座として芸勝負を申し込むため、助太刀を仰ぎに向かったのです!

担当マスター : ヒロイックソングス!運営チーム

マスターコメント

陰陽アイドル大戦のトリガーシナリオ「【陰陽アイドル大戦】フェスタvs琵琶谷学院 feat.穢ノ神!」をお送りします。
本シナリオに関連するクエスト
「神器を打つ刀匠」も合わせてお楽しみください!


トリガーシナリオはグランドシナリオなどのメインストーリーにつながり、
また、アイドルコンテスト「アイドル華の乱(アイラン)」の結果に影響するシナリオです!

芸格アイテムをお持ちでなくてもお楽しみいただけますが、
最終イベントで特別なステージに立つためには、一定以上の芸格が必要となります。
そして、高い芸格を持つほど勝敗が有利になります。


芸格は特定のクエストのほか、本シナリオに参加することでも昇段することがありますので、
ぜひ【芸格】の昇段を目指してみてください!

※芸格アイテムについては、コチラをご覧ください。
※コンテストおよび「陰陽アイドル大戦」ストーリーについては、コチラをご覧ください。


基本的にシナリオ参加者全員が小説(リアクション)に登場することになります!
また行動内容や結果などによって称号がもらえることもあります!

シナリオのルールや遊び方につきましては、下記をご確認ください。

●プレイガイド「シナリオアクションの書き方」
●マニュアル「シナリオ」

シナリオに参加したら、下記のアクションパートから一つを選択し
アクションを作成、投稿してください。

※リアクション投稿時に【芸格】アイテムを装備していると、リアクション公開時に昇段する場合があります!
こちらのシナリオでは、どのパートでも昇段の判定の対象となります。

※シナリオで昇段する場合、リアクション公開日の前日までに入手し、
 所持している【芸格】アイテムの内、最も上位のものより上の【芸格】アイテムが付与されます。
※1アカウントで複数のPCが参加する場合でも、いずれか1人のPCが【芸格】アイテムを装備していれば、こちらのパートで舞台に立つことができます。


※リアクション投稿時に【芸格】アイテムを装備していると、リアクション公開時に昇段する場合があります!
こちらのシナリオでは、どのパートでも昇段の判定の対象となります。
※シナリオで昇段する場合、リアクション公開日の前日までに入手し、
 所持している【芸格】アイテムの内、最も上位のものより上の【芸格】アイテムが付与されます。

○基本的な状況
・炎を操る隻腕の穢ノ神「焔(ほむら)」が、禁足地の神殿で「神剣イツノオハバリ」を手に入れ、
 自らの腕を屠ったふぇすた座に復讐を果たそうとしています。
・その影響で、樹京近辺の森で大規模な黄泉憑きが発生し、樹京へ向かっています。
・さらにそれに乗じて、グランスタ配下のアイドル学校「琵琶谷学院」がライブを行い、観客たちを狂わせることで焔に精気を送り込んでいます。
・しかしグランスタ側も、単に焔へ協力しているわけではなく、穢ノ神に対して何らかの企みを持っているようです。
・みなさんで協力して、グランスタから八尋殿の観客たちを守り、ふぇすた座を焔の魔の手から救ってください!


○アクションパートについて

【1】八尋殿を浄化する:難易度3
このパートの目的は、「ライブ対決に勝利し、八尋殿の瘴気を払う」ことです。
※八尋殿で舞芸を披露するにあたってある程度の技量が求められるため、
 このアクションに参加するためには、「【芸格】前座」以上の【芸格】アイテムを装備している必要があります(ポケット可)。


○八尋殿について
 樹京いちと名高い、動員数千を誇る大会場です。
 しかし現在、琵琶谷学院の生徒によって、瘴気に満たされています。
 黄泉の瘴気に冒された人々は、現在グランスタ傘下の学校「琵琶谷学院」のライブに熱狂し、生気を吸い上げられています。

○ライブ対決の基本的なルール
 横長の楕円形をした会場で、観客が自由に移動しています。
 その両端に二つのステージがあり、フェスタと琵琶谷学院に分かれ、
 同時にライブをして観客の関心を引き合います。
 フェスタのライブが多くの観客をひきつけるほど、瘴気を払い、焔の力を弱めることができます。

○琵琶谷学院について
 アイラン以前はあまり名のある学校ではありませんでしたが、
 グランスタの生徒を受け入れて体質を変えたアイラン以降、他校の生徒を次々に蹴散らしてきました。
 しかしその影響で、本来の琵琶谷の生徒はほとんど出演できておらず、
 今回舞台に立っているのは、リーダーユニットの「天咬(アマガミ)」含め、
 ほとんどがグランスタから派遣されたアイドルたちです。

○琵琶谷学院とのライブ対決
 出演者たちは瘴気を生み出す鈴を身につけており、音楽を奏でることで観客たちに伝播させています。
 観客に「もうおしまいだ! 全部ぶっ壊せ!」などと脈絡なく煽って、
 黄泉の瘴気で狂った観客を爆音で扇動することで八尋殿の座席を破壊させた上、
 さらにそこで殴り合わせる乱闘モッシュをさせており、
 そこから生まれる怒りや暴力的な快感が、焔の力になっています。
 観客たちは今でこそ恐慌状態ですが、本来は雅な美しい音楽を好んでいます。

 そのため、観客を落ち着かる舞や、前向きなメッセージのこもった音楽をなどで、
 瘴気を払うことができるでしょう。

○天咬(アマガミ)について
 全員が熊のマスクを被ったヘヴィメタルバンドです。
 リーダーのギタリスト羆(ヒグマ)を始め、全員が生きることに絶望しており、その絶望を音楽に乗せて破壊的なライブをしています。
 隙あらば観客席に飛び込んで自分から傷つこうとするため、足枷がはめられています。
 彼らの捨て身の演奏はハイレベルですが、彼ら自身に生きる気力を与えるようなパフォーマンスをぶつけることで、リスペクトを得 られる可能性があります。


【2】黄泉憑きの怪物たちを倒す:難易度1
 このパートの目的は、「黄泉憑きの怪物たちを倒す」ことです。

○黄泉憑きの怪物たちについて
 樹京のそばの鎮守で発生した、巨大な土くれのような化け物です。
 もともとは神殿の周りにいた力の弱い神霊たちですが、
 焔の放つ瘴気によって土や岩・植物と一体化して、凶暴な怪物となってしまっています。
 彼らは焔が放つ瘴気にあてられて、焔が向かっている樹京に向かいながら各地で暴れているようです。

○怪物たちと戦う
 樹京に続く街道で怪物たちは通行人を襲っています。
 おおよそ体長5メートルほどの巨人めいた姿をしており、土や岩を鎧にして、樹の骨でできています。
 岩の棍棒を持っており、非常に動きがのろい反面腕力は強く、攻撃を受けてはひとたまりもないでしょう。
 彼らは瘴気によって身体に閉じ込められているため、体を破壊することで解放することができます。
 圧倒的な質量攻撃で叩くほか、火の術なども有効でしょう。
 また、頭部に核となる神霊が閉じ込められており、ここを破壊することでも倒すことができます。


【3】焔と戦う:難易度4
このパートの目的は、「ふぇすた座を守るため、焔を倒す」ことです。
※神剣イツノオハバリが放つ威圧にあらがうにはある程度の風格が必要であるため、
 このパートへ参加するには「【芸格】序ノ口」以上の【芸格】アイテムを装備している必要があります。


○焔について
 トリガーシナリオ「【陰陽アイドル大戦】ふぇすた座出張ライブ Feat.幽霊!」において、
 ふぇすた座の舞芸者たちに腕を倒された穢ノ神です。
 現在は失った腕を補うため、八尋殿を瘴気で満たし、その力を吸い上げています。
 こうした経緯があって、彼はふぇすた座への復讐を望んでおり、
 神剣イツノオハバリを手に入れた今、樹京にあるふぇすた座に向けて進撃しています。

○焔と戦う
 樹京に攻めこませるわけには行かないため、樹京郊外の
 背の高い木々が並ぶうっそうとした森の中で迎え撃つことになりました。
 焔は10メートル超の巨体を誇る、鎧をまとった鬼のような姿をしています。
 炎を操る能力を持ち、大きな炎弾や神剣イツノオハバリに炎をまとわせて戦います。
 黄泉の瘴気を鎧のようにまとっているため、巫や陰陽師のスキルで破らなければなりません。
 さらにその後、鎧を砕きダメージを与えるためには、高い攻撃力で立ち向かう必要があります。
 そのほかにも、術や乗り物などで飛行することができれば、巨体を相手に有効な攻撃を与えることができるでしょう。

○神剣イツノオハバリ
 天津神々がのこした、神をも斬る力を持つ剣です。
 神話によれば、生まれてすぐ母を焼いた天津神を切り伏せ、八つ裂きにしたともいわれます。
 本来穢ノ神である焔には握ることすらできませんが、彼はふぇすた座への恨みひとつでこれを我が物にしました。
 また人間には、剣として使うことはできませんが、奉ることで悪しき神を倒す力を得るといわれています。

アクションパート

何よ、ゲームみたいな名前しちゃって!

私の繊細な舞でそんな音楽蹴散らしてやるんだから!
3
かわいそうな神霊たち……私が助けてあげる!

炎の術をガンガンぶつけていくよ!
1
こちらへ向かってくるなら……倒すまでだ!

この刀の錆にしてくれようぞ!
4
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