イラスト

シナリオは、複数のユーザーが参加した結果を描写される小説形式のコンテンツです。
「ヒロイックソングス!」の世界で起こった事件やイベントに関わることができます。

【陰陽アイドル大戦】ライバルを救え! マリパラパニック!

リアクション公開中!
【陰陽アイドル大戦】ライバルを救え! マリパラパニック!

基本情報

マスター ヒロイックソングス!運営チーム
ワールド 華乱葦原

料金

参加 150ポイント
キャラ追加 100ポイント
最大追加数 3名まで
文字数追加

スケジュール

リアクション
公開
2017年10月12日公開!

※アクション締切時の参加PC数で正式な公開予定が決定されます。詳しくはこちら

シナリオガイド

“バトル”ライブで穢ノ神を倒せ! 会場は――東京湾のド真ん中!?

シナリオ名:【陰陽アイドル大戦】ライバルを救え! マリパラパニック! / 担当マスター:ヒロイックソングス!運営チーム

 「アイドル華の乱」――略してアイラン
 それは、華乱葦原と地球をまたにかけ、メディアも巻き込んで
 アイドルたちが競いあう、一大アイドルコンテストです。

 この日、アイドル学校フェイトスター・アカデミー、
 通称フェスタは、マリパラの愛称で親しまれている
 洋上のライブ施設、東京湾マリンパラダイスで開かれる、
 アイランのエキシビションマッチへ訪れていました。

 フェスタの相手は、アイラン優勝候補と目される水之江大学附属高校
 勝ち負けの決まる勝負ではなく、和気あいあいとしたお祭りのような雰囲気で
 つつがなく試合は進められていたのですが――。


◆◇◆


「フェスタのアイドル、いい人がたくさんいてよかったね!」

 水之江のエースアイドル、咲夜(さくや)はにこやかに仲間と話しています。
 彼らはフェスタとの模擬試合を終えて、マリパラ内に点在する野外ステージでゲリラライブを行う予定だったのでした。

「ライバルとして恥じない試合ができるよう、我々も精進しなければな」
「ええ、そうじゃないと、優勝したって意味がないもの」
「とくに咲夜ちゃんは、お姉さんに誇れる勝ち方をしなきゃだもんな」

 桜稜郭の殿姫、此花と瓜二つの咲夜は、二年前に出奔して、地球でアイドルデビューを果たした、此花の双子の妹でした。
 アイドルへのあこがれひとつで飛び出してから、めきめきと才覚を伸ばし、今や彼女は学校のエース。
 はじめは窮屈に感じていた華乱葦原も、アイランが始まってからは、愛おしさを覚えていました。

 彼女にとって、アイランで勝つことは、故郷へ錦を飾るまたとない機会だったのです。

「うん――私、このアイランで勝って、葦原にいるお姉ちゃんに自慢できるアイドルになりたいんだ!
 だからみんな、一緒に頑張ろうね!」

 そうして水之江の生徒たちは互いを励まし、次のステージに向けて気持ちを高めていました。
 ……しかしそれは、空間が揺れるほどの巨大な轟音によって、かき消されてしまいます。

「え――」
「咲夜ちゃん!!」

 轟音の中心にいた咲夜は、突如として黒い球体に包まれ、姿が見えなくなってしまいます。
 それとともに球体は膨れ上がり、瞬く間に、身長20メートルを超える、鎧の巨人へと姿を変えました。
 巨人が産声でもあげるかのように大きく吠えると、周囲におびただしい黄泉の瘴気が吐き出されました。

「なんなんだ、お前は!? 咲夜ちゃんを返せよッ!」

 とっさに武器を取り出す水之江の生徒たちを、巨人は虫でも見るかのように一瞥し、
 そして自らも腰に提げていた剣を抜き放ちました。

「我は穢ノ神が一柱――貴様らなどに聞かせる名は持たぬ。
 ……とくに、舞芸者などという、忌々しいものどもにはな!」

 そう言うと、穢ノ神は水之江の生徒たちに黄泉の瘴気を浴びせます。
 するとたちまち、生徒たちの瞳から生気が抜けていき、人形のように棒立ちになってしまいました。

「どこもかしこも舞芸者どもであふれかえって、吐き気がする。
 我が憑代が定着するまでの余興だ――傀儡どもよ、この祭りを叩き潰すのだ!

 穢ノ神が命じると、水之江の生徒たちは、すぐさま武器を構えて散らばり、
 マリパラ内に点在するライブステージの襲撃を始めました。
 さらに穢ノ神は、遠くにあるマリパラ最大のステージ……パラダイスシアターのほうを見やります。

「あれはもしや……いいや、違うな。
 しかしどちらにしろ、舞芸にまつわるものならばチリにするまでのことだ」

 そして穢ノ神は、パラダイスシアターめがけて歩き始めました。


 この事態を受けて、聖歌庁はアイドルたちに対応を要請しました。
 海底トンネルで結ばれたマリパラ内から、観客たちが一斉に脱出することは困難。
 しかし、ことが明るみになれば、ただのパニックでは済みません。

 そこで――聖歌庁は、避難体制が整うまでの間、この事件をマリパラ内のイベントとして扱うことにしました。
 マリパラパニック! と名付けられたそれは、アイドルたちが穢ノ神を倒して、ヒロイン咲夜を救い、
 その手先となって操られている水之江の生徒たちを助けるスペクタクルショーとして、観客たちに案内されたのです。


◆◇◆


 ――それと時を同じくして。
 葦原からのゲストとして、マリパラのスタッフエリアを移動していた遊び人のシンは、
 その場に似つかわしくない、白い狩衣と般若面を目にしました。
 シンはその姿から、それが話に聞いた仮面の陰陽師、真蛇であるとアタリをつけたのです。

「……こりゃあ、いよいよきな臭えな」

 何かを探すようにスタッフエリアの奥深くへ潜っていく真蛇。
 シンは、それを追うべく、フェスタの生徒たちに助太刀を仰いだのでした。

担当マスター : ヒロイックソングス!運営チーム

マスターコメント

陰陽アイドル大戦のトリガーシナリオ「ライバルを救え! マリパラパニック!」をお送りします。
本シナリオに関連するクエスト
「ライバルはお姫様!?」「シンと双子姫」も合わせてお楽しみください!


トリガーシナリオはグランドシナリオなどのメインストーリーにつながり、
また、アイドルコンテスト「アイドル華の乱(アイラン)」の結果に影響する重要なシナリオです!
芸格アイテムをお持ちでなくてもお楽しみいただけますが、最終イベントで特別なステージに立つためには、一定以上の芸格が必要となります。
そして、高い芸格を持つほど勝敗が有利になります。

ぜひ【芸格】の昇段を目指してみてください!
※芸格アイテムについては、コチラをご覧ください。
※コンテストおよび「陰陽アイドル大戦」ストーリーについては、コチラをご覧ください。

基本的にシナリオ参加者全員が小説(リアクション)に登場することになります!
また行動内容や結果などによって称号がもらえることもあります!

シナリオのルールや遊び方につきましては、下記をご確認ください。

●プレイガイド「シナリオアクションの書き方」
●マニュアル「シナリオ」

シナリオに参加したら、下記のアクションパートから一つを選択し
アクションを作成、投稿してください。

※リアクション投稿時に【芸格】アイテムを装備していると、リアクション公開時に昇段する場合があります!
こちらのシナリオでは、どのパートでも昇段の判定の対象となります。
※シナリオで昇段する場合、リアクション公開日の前日までに入手し、
 所持している【芸格】アイテムの内、最も上位のものより上の【芸格】アイテムが付与されます。


◆ご注意
シナリオで使用できるスキル・アイテムはアクション投稿時に装備しているものだけとなります。
ただし、【芸格】アイテムを除き、ポケットに装備しているものは反映されませんのでご注意ください。


〇基本的な状況
・フェスタは「アイドル華の乱(アイラン)」のエキシビションマッチに参加すべく、
 洋上に建設されたライブ施設「東京湾マリンパラダイス」――通称マリパラにやってきていました。
・しかしその当日、マリパラに突如として穢ノ神が出現。
 対戦を予定していた水之江大学附属高校のエースにして此花と瓜二つの少女、咲夜に憑りつき、
 水之江のアイドルたちを黄泉の瘴気で支配して、マリパラ内を破壊し始めました。
・海底トンネル一本が地上との導線であるマリパラから、一斉に避難を行うことは困難として、
 聖歌庁はこの事態をスペクタクルショー「マリパラパニック!」としてアナウンスし、パニックを防止しつつ対処するよう、アイドルたちに要請します。
・また時を同じくして、仮面の陰陽師「真蛇」が、何かを求めてマリパラへ潜入しているようです。
皆さんで協力してバトルライブとして穢ノ神を倒し、
 マリパラの観客と水之江の生徒たち、そして咲夜を救ってください!


〇マリパラの現在の状況
・洋上に建設された、屋内外に複数のステージを備えるライブ施設です。
・このエキシビションマッチで勝敗が決するわけではありませんが、ファンを獲得するチャンスとして多くのアイドルが参戦しています。
・現在、穢ノ神はこれらのステージを壊しつつ、エキシビションのメインステージである「パラダイスシアター」へ向かっています。・また穢ノ神から漏れ出す力によって、ステージ以外も華乱葦原の世界法則になっています。
 そのため、華乱葦原のスタイルが最も効果を発揮します。

・そのほか、黄泉付きとなって穢ノ神に操られた水之江の生徒たちが、
 ステージへ乱入してバトルライブを挑み、他校のアイドルたちを倒してまわっています。
・フェスタ以外で聖歌庁の指示を受けているアイドルたちは、これに応戦しながら、
 観客たちを次のライブ会場へ誘導する形で、穢ノ神から遠ざけています。


○アクションパートについて

【1】穢ノ神と戦い、咲夜を救う:難易度3
 このパートの目的は「咲夜を救う」ことです。
※優れた芸を披露することを求められるため、
 このパートでは「序ノ口」以上の芸格を装備している必要があります(ポケットでも可)。


〇イベント内容(聖歌庁からの指示)
 パニックを防ぐため、アイランの選手たちによるスペクタクルショーとしてアナウンスされています。
 徐々に避難は始まっていますが、少なくない人数の観客に見られており、
 穢ノ神と戦いつつ、ライブによって観客を楽しませ、ショーに見立てる必要があります。

 そのため、
・バトルスキル・アイテムの使用=穢ノ神との戦闘
・ライブスキル・アイテムの使用=(穢ノ神・咲夜含む)観客へのアピール

 として判定されます。

 また、協力してショーを成功させる必要があるため、
・ライブは他の生徒に任せてバトルに集中する
・バトルは他の生徒に任せてライブに集中する

 などの戦術も有効に働いてくるでしょう。

 この時、穢ノ神の周りにいる観客は
・勇ましさを感じさせる演技
・咲夜を助けるためのアピール

 などに強く反応します。

〇穢ノ神について
 かつて華乱葦原で高天原を裏切り、封印された天津神々の総称です。
 不完全な復活を遂げたため、華乱葦原から地球へやってきており、咲夜に憑りつくことで形を保っています。
 かつて自らを苦しめた舞芸を憎んでおり、舞台と見るや見境なく破壊しようとします。
 現在はマリパラ最大のステージ「パラダイスシアター」へ向かっており、進路上に点在する野外ステージも破壊しようとしています。
 異世界に不完全な状態で存在している今であれば、穢ノ神を倒し、咲夜を救うことができますが、
 このままでは咲夜は完全に取り込まれるうえ、万全な状態で華乱葦原へ戻り、手がつけられなくなるでしょう。

〇咲夜について
 水之江大学附属高校のエースアイドルです。
 此花の双子の妹で、瓜二つの見た目をしています。
 二年ほど前にアイドルの才能に目覚めて、地球の文化に心奪われ、桜稜郭を飛び出したのでした。
 少し前では故郷を窮屈に思っておりましたが、アイランが始まってからは、愛着を覚えるようになっています。
 そのため、地球と華乱葦原の文化を織り交ぜた新来芸道をとても好いており、
 特に地球発の和風ブランド「SAKURA」は大のお気に入りです。

〇穢ノ神と戦う
 身長20メートル超の巨体に鎧をまとっており、非常に強い力を持っています。
 術の類は持たないものの、そのサイズに相応しい、大きな剣を巧みに振るって戦います。
 万全ではない今もマリパラを破壊するには十分な力を持っていますが、協力して挑めば倒すことが可能でしょう。
 穢ノ神を倒すことで、咲夜を完全に解放することができます。
 また舞芸を憎んでいるため、優れた舞芸を披露すれば怒って注意が引ける可能性があります。

〇咲夜を助ける
 現在、憑りついた穢ノ神によって、
 かつて抱いていた「華乱葦原が嫌い」という感情だけを増幅され、力として吸い上げられています。
 そのため、この感情をライブによって吹き飛ばすことで、穢ノ神の力を大きく削ぐことが出来るでしょう。
 故郷への愛情やアイドルへのあこがれ、ライブの楽しさなどを刺激するパフォーマンスを行うことで、咲夜へは強くアピールすることができます。

※このパートでは、咲夜にアクションをかけることができます。


【2】水之江の生徒たちとバトルライブを行う:難易度1
 このパートの目的は「水之江の生徒たちを救う」ことです。

〇水之江の生徒たちについて
 彼らは瘴気によって穢ノ神に操られており、「舞芸者を倒せ」という命令に従って、
 穢ノ神の進路外のステージで、他校のアイドルたちにバトルライブを挑んでまわっています。
 もし他校のアイドルたちがバトルライブで水之江に負け、パフォーマンスをできなくなると、
 観客たちは楽しいことを求めて、パラダイスシアターへ向かってしまいます。
 したがって、水之江の生徒たちを助けることで、観客たちを守ることにもつながります。

 彼らは我を失っており、同じくバトルライブを行って勝つことで、正気を取り戻させることができます。
 彼らは中国雑技めいた曲芸を得意としており、ダンスや演出を用いたパフォーマンスによる対抗が効果的でしょう。
 また、観客たちはバトルライブによる熱い戦いに、ヒーローショー的な演出を期待しており、より派手に戦っている方を応援します。

○“バトル”ライブの基本的なルール
 “1つのステージ上で”、フェスタと黄泉憑きとなった水之江の生徒が
 同時に次々とライブを進め、観客の関心を引き合います。
 ただし、ライブを行う一方で、相手をバトル攻撃することが許されています。
 バトルで相手を打ち倒しながら、ライブを行う必要がありますが
 バトルに集中する、ライブに集中することも可能です。

このパートでは、春人にアクションをかけることができます。


【3】真蛇を追う:難易度2
 このパートの目的は、「真蛇の目的を探る」ことです。
※シンがスタッフたちに説得するため、
 このパートでは「前座」以上の芸格を装備している必要があります(ポケットでも可)。


〇真蛇の行先について
 突如マリパラに現れた真蛇は、スタッフエリアへと忍び込み、何かを探してマリパラの階下へと降りています。
 またその途中で、陰陽師や式神を配置して、追ってくるものへの足止めを行っています。

 マリパラは洋上の人工島で、本来その階下は維持管理の施設しかありませんが、
 異世界化の影響か、最下層の自動メンテナンス施設が稼働を停止しており、そこへ何かが出現しているようです。
 したがって、真蛇はこの最下層を目指している可能性が非常に高いでしょう。

※このパートでは、真蛇、シンにアクションをかけることができます。

アクションパート

せっかく夢に近づいて、故郷のことを好きになれたのに……

この私のライブとバトルで、穢ノ神なんかやっつけてやるんだから!
3
水之江の連中、みんな気持ちのいい奴だったのに……待ってろ、すぐ助けてやるからな!

相手の攻撃をかわしつつ、俺の歌を織り交ぜた剣技をお見舞いする!
1
真蛇……地球にまで来て、何を探しているんだ?

襲ってくる式神を倒しながら、その後ろを追いかけて目的を探るぞ。
2
ページの先頭に戻る