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シナリオは、複数のユーザーが参加した結果を描写される小説形式のコンテンツです。
「ヒロイックソングス!」の世界で起こった事件やイベントに関わることができます。

レジェンドハーモニクス!

リアクション公開中!
レジェンドハーモニクス!

基本情報

マスター ヒロイックソングス!運営チーム
ワールド 共通

料金

参加 150ポイント
キャラ追加 100ポイント
最大追加数 3名まで
文字数追加

スケジュール

リアクション
公開
2019年03月11日公開!

※アクション締切時の参加PC数で正式な公開予定が決定されます。詳しくはこちら

シナリオガイド

バビプロの刺客から“二つの世界”を守れ!

シナリオ名:レジェンドハーモニクス! / 担当マスター:ヒロイックソングス!運営チーム

 ――芸能界。

 フェスタのアイドル達が異世界でクロノスイザナミに接触を図っていたことを知った
 バビロン芸能事務所アンラ・マンユは、いかなる感情か、張り付けたような笑みを浮かべていました。

「へえ? 面白いことになってるわね。
 クロちゃんは確か、未来を変えようとしたところにガシガシ嫌がらせして――」

「そうだったっけか? ああ、あまりにも頭がユルかったから覚えてなかったぜェ~」
「時間差トリックに引っかかる時間神なんざ、チョロいチョロい!」

 アンの言葉に答えたのは、分厚いスクロールを持つ芸能人の兄弟です。

「ナミちゃんはナギちゃんと不仲になるように同居を勧めたのよね?」

「愛の巣は往々にして、互いの隠してきたものをつまびらかにする。それだけさ」

 そして続いて答えたのは、落ち着いた風貌の青い髪の芸能人の紳士でした。
 彼らは皆バビプロのアイドル――それも、ベテランと呼ぶべきカリスマが漂っています。

「んー……あ、ってことは、ディスカディアとネヴァーランドも、そうなるかもってことよね。
 あなたたち、ちょっと行って芸能神どもをブチッとやってきちゃって

 ――芸能神をブチッとやる!
 こともなげに恐るべき凶行を指示するアンに、しかし三人は余裕の笑みで応じました。

「任せな、アン。おとぎの世界なら、その作者が――」
「壊すことにも向いてるだろうから、よォ!」
「任せたまえ。アンドロイドとはいえ、相手は幼気な少女……
 余裕で私のストライクゾーンだ」

「あはっ、期待してるわよ!
 それじゃあ行きなさい――ヤーコプ、ヴィルヘルム――Mr.ウィンター!」

◆ ◇ ◆


 ――機奏の世界、ディスカディア。
 ドミネーター本社ビルでは、
 D.D.のソウルドロップを調べて発覚した事実にドクタークルークが興奮していました。

「確かにこの反応は芸能界で言う“カリスマ”だ!
 D.D.――やはり君には芸能神が宿っている!」

 ドクの言葉に、ハルアンバー、ダイヤモンド、そしてD.D.までも息を呑みました。

「名前はえーと……お?
 『スターチャイルド』と言うらしいぞ!」

赤ちゃん……!

 一同はどよめきましたが、ドクはそんなことよりも
 芸能神スターチャイルドとの対話を試みることに夢中になっていました。

「赤ちゃん……ついに日々のママとしての振る舞いが実を結んで……!
 私、頑張って育てますからね!」

「どういう理屈よ!?
 ドク、何かの間違いじゃないわよね!?」

「間違いではないが、正しくはスターチャイルドはD.D.の一部として機能している。
 『彼』はどうやらD.D.の精神の根本、母性本能の中核を成す、情報生命体のようだ」

やっぱり赤ちゃん……!

「違うって言ったじゃない!?」

 ドクの言葉にやはりうっとりしながら、D.D.はさっそくベビーグッズを通販し始めます。
 アンバーは慌てふためき、ダイヤモンドはもはや無我の境地。
 ――しかし彼らのアットホームな雰囲気は、唐突に打ち破られたのでした。

「ご懐妊おめでとう。
 早速だが――生まれる子供の名前を一緒に考えよう

 ねっとりとしたディスコードの響きが、部屋の中に満ち、全員が一瞬固まりました。
 彼らの視線の先にいたのは――芸能人Mr.ウィンターです!

「誰ッ……!?」

「私はMr.ウィンター。
 D.D.、君に終わりを告げに来た。
 なに、安心したまえ――子供は責任をもって私が育てよう

 あからさまな嘘! 不快感にD.D.のソウルドロップが輝きを鈍らせます。
 彼はどうやら、ディスコードを用いたハラスメントによって、D.D.の精神を壊そうとしているようでした。

「――ドク!」

「わかっている! ここまで邪悪極まるディスコードの使い方は初めて見た!
 15分で観客の招集までやってみせよう!」

「何をするつもりかね?
 まさか二人でアバンチュールにでも――」

「ケッ! ダセェ語彙だなクソジジイ!」
「ママ、身重のところに申し訳ありません……!」

『――アルカディアドライバー・オンステージ!!』

 アンバーとダイヤモンドが壁のボタンを押すと、床が勢いよくせりあがり、一行を乗せて上に登りはじめます。

 ……アルカディアドライバー
 かつて悪しきイドラを打ち砕いた大装置にして、ディスカディア最大級のライブ会場です。
 つまり、アンバーたちの狙いは――

――ライブで白黒つけましょう!
 それがディスカディアのやり方よ。機械だろうが人間だろうが、ね!」

「そうだそうだ! お前なんか、ママのディスコードにかかれば赤ちゃん返りだぜ!」

「……フフ。よりにもよって、芸能人にライブ勝負を挑むなんてね。
 いいとも、D.D.と一緒に君たちにも大人の恋を教えてあげよう

 どこからかグラスを取り出し、挑発的にポーズをとるMr.ウィンター。
 そんな彼のくねくねしたパフォーマンスに女性陣がドン引きして精神にダメージを受けている中、
 ドクはコンピュータを睨みながら冷や汗を垂らしていました。

「この反応……ロボットか何かが、ドライバーを壊しにかかっている……!?
 やはり、フェスタにも助力を仰がなければならないか……!」

◆ ◇ ◆


 おとぎの箱庭世界、ネヴァーランド。
 かつて不死を謳歌していた住人たちは命の新たな在り方を自分たちなりに受け入れていき、
 世界にも元の平和でのんびりした空気が流れ――徐々に新たな刺激を皆が求め始めていた頃でした。

 この世界にも、バビロン芸能事務所の刺客が芸能神を探しに侵入してきていたのです。

「ハッハァ! ここがネヴァーランドか! みんな平和ボケしてやがるぜぇ、兄者ァ!」
「うむ、弟者ァ! こォ~んな甘っちょろい世界、俺達グリム兄弟が『本当は怖いネヴァーランド』とかに書き換えてやらァ――プンツェルッ!!!

 変な悲鳴と共にグリム兄がすごく吹っ飛びました。弟は何が起こったか分からないという顔をしています。

「あっれぇ!? ちょっま、いま何か巻き込んだかなぁ――!?」
「おらおらおらっ、そんなよそ見してていいのォ!? その首、今度こそ貰ったるわァ!!」


『さあ始まっております、神VS吸血鬼始祖のガチンコBatlllllle!! 実質ネヴァランさいつよ決定戦!!
 実況はこの僕、†タナトス†と!』
『れ、レイニィがお送りしてる、わ……!』
『決定戦って、ドラキュラさまが優勝に決まってんだろこのクソタナとクソアマが~!?
 いや~ん負けないでぇ、ドラキュラさま~! かわいいヒメちゃんが解説しま~す!』

「な……何なんだ、この世界は……狂ってやがるゥ……!」

 グリム弟は瞠目します。
 だってネヴァーランドの創造神である神様と荒々しく牙を剥く吸血鬼の女性が、まるでこの世の終わりのようなハチャメチャな激闘を繰り広げているのです。
 そしてそれを、同じ顔をした黒い神様たちが何だか楽しそうに実況しているのです。

「ぐぅッ……弟者、退くは恥だ……!
 俺達は『改心はできなかった悪神が再び世界をめちゃくちゃに』っつう筋書きを完成させなきゃなんねぇ!」
「さすがは兄者だぜぇ~ッ! 俺達で最高のほんこわ童話を作ってやる――ンペルシュティルツヒェンッッ!!

 また童話のタイトルっぽい悲鳴を上げて、今度は兄弟そろって吹っ飛んでいきます。
 さすがにその様子に気が付いたのか、†タナトス†が空中実況席から二人に呼びかけました。

『ちょっと! キミたちパーフェクトハートじゃないよね? さっきから危ないよー!』
『てか~、クソタナぁ。さっきあいつら、なにかビームみたいなの白いクソ神に撃たなかった~?』
『えっ! ……か、神様、だいじょうぶ!?』

「……な、何だろう……。力がみなぎるっていうか、あふれて止まらない感じ――」

 翼を広げた神様は不思議そうに拳をぐーぱーしましたが、すぐに始祖ドラキュラの猛攻に意識を戻します。
 それが重大な世界の危機に繋がるとは、この時はまだ誰も気づいていなかったのでした……。

◆ ◇ ◆


 ――かくして、二つの世界に再度の危機が迫ります。
 フェスタのアイドル達は果たして、二つの世界を救うことができるのでしょうか!?

担当マスター : ヒロイックソングス!運営チーム

マスターコメント

「ヒロイックソングス!」運営チームです。
ディスカディア&ネヴァーランドのスペシャルシナリオ
「レジェンドハーモニクス!」をお送りいたします。

今回の舞台はディスカディア、ネヴァーランドとなります。
どなたでもご参加頂けますので、お好きなパートをお楽しみ頂ければ幸いです。

シナリオのルールや遊び方につきましては、下記をご確認ください。

●プレイガイド「シナリオアクションの書き方」
●マニュアル「シナリオ」

シナリオに参加したら、下記のアクションパートから一つを選択し
アクションを作成、投稿してください。

◆ご注意
シナリオで使用できるスキル・アイテムはアクション投稿時に装備しているものだけとなります。
ただし、ポケットに装備しているものは反映されませんのでご注意ください。

○ヒロイックポイントの付与
シナリオに参加していただいた方には、ヒロイックポイントがもれなく+1点付与されます!
さらにシナリオ中で活躍したキャラクターには追加で付与が行われます!

○基本的な状況
・フェスタがクロノスとイザナミに接触したことを受け、バビプロアンラ・マンユは二つの世界――
 ディスカディアネヴァーランドに眠る芸能神を倒すべく、所属アイドルを派遣しました。

・ネヴァーランドでは、永く姿をくらませていた吸血鬼の始祖ドラキュラ女伯爵が、かつて敗北した神様を屠るべく世界を揺るがす大死闘を始めていました。
・バビプロの刺客、グリム兄弟もそれに巻き込まれてかわいそうなことになっています。それはまあいいのですが、兄弟の呪いのせいで神様は“手加減”を封じられてしまい、どちらかが本当に死ぬまでこの戦いは終わりそうにありません!
・ディスカディアでは、元人類管理メガコーポドミネーターの社長、D.D.のメインコンピュータ内に精神だけの芸能神スターチャイルドが眠っていることが判明します。
 D.D.の人格は、滅びを目前にした人類のためにスターチャイルドが生み出したものだったのです。
・そしてスターチャイルドごとD.D.を破壊するべく、バビプロの刺客Mr.ウィンターがセントラルシティへ侵入したのでした。

・二つの世界の芸能神が片方でも倒されてしまうと、連鎖的にバランスが崩れ、かつてのグランドクロス現象をも超える災害が引き起こされるでしょう。
 しかしそれを止めることができれば、いずれ起こるバビプロとの直接対決にも助力が望めます!

【1】ディスカディアでD.D.を守る:難易度7
このパートでは、ディスカディアのスタイルのほか、クラリティアイドル、イドラシクレシィのスタイルが有効です。

D.D.のメインコンピュータであるグランドマザーが、自身のソウルドロップ内部に
精神だけの芸能神スターチャイルドを内包していることが
科学者ドクタークルークの調べで明らかになりました。
スターチャイルドは現在、D.D.の内部で一体化しており、D.D.の母性本能の中枢として機能しています。
彼は自滅しかかったディスカディアの人類のために、防衛装置であったD.D.の「心」となったのでした。

人類を自滅から救ってしまうほどの強大な精神力を、仮に芸能界に向けられたら――
そう考えたアンラ・マンユは、D.D.の心ごとスターチャイルドを破壊するため、
所属アイドルのMr.ウィンターとその配下であるノイズパペッツをディスカディアに差し向けたのです!

○Mr.ウィンターについて
ダンディなルックスと強靭な肉体を持つ青い髪の紳士です。
芸能界でベテラン芸能人として、俳優やおもしろ司会おじさんとして長く活動していましたが、
その正体はアンラの手先――バビプロの所属アイドルだったのです!

彼はディスカディアの流儀に則り、悪意に満ちたディスコードを使って
子供扱いや嫌味ったらしいジョーク、D.D.に対するハラスメントなど、ライブによる狡猾な精神攻撃を繰り出してきます。
シンクロナイザーとビートボクサーのスタイルを使いこなし、ダンスと語りを合わせたミュージカル風のライブを繰り出してきます。
また、彼はディーヴァとユニゾンしているようです。

○ライブ対決について
D.D.の味方をしてくれそうな市民たちをアルカディアドライバーに呼び寄せましたが、
Mr.ウィンターは彼らをものともせず、ことD.D.に対して執拗に精神攻撃を仕掛けます。
Mr.ウィンターを止めるには、ライブによる敗北感を与える必要があるでしょう。

ドクタークルークの執念的なハッキング技術によって、D.D.の精神的な耐久力を示す「バブみゲージ」
そしてMr.ウィンターの精神的な耐久力を示す「紳士ゲージ」がそれぞれ会場に表示されています。
D.D.のバブみゲージがなくなるよりも先に、Mr.ウィンターの紳士ゲージをゼロにすることができれば、勝利となります!

観客は大体事情を知っているリベレーター、そしてドミネーター社員たちです。
彼らの声援が強ければ、紳士ゲージのダメージが増加するほか、バブみゲージの増加も起こるでしょう。

○ノイズパペッツについて
黒いノイズに冒された、勝手に動く二頭身の大きな人形の群れです。
ディーヴァのスタイルの力によって、アルカディアドライバーを基底部から破壊しようとしています。
ドライバーが破壊されてしまえば、D.D.のみならず、その上に載っている多くの人間まで犠牲になってしまいます!
D.D.を守るライブとは別に、こちらに対しても対処する必要があるでしょう。

彼らは破壊の目的のみを与えられた自動人形であるため、バトルスキルによって壊してしまうまで動き続けます。

※このパートでは、ハル、ドク、アンバー、ダイヤモンド、D.D.と共演することができます。

【2】ネヴァーランドで神様と始祖の戦いを止める:難易度7
このパートでは、ネヴァーランドのスタイルのほか、クラリティアイドル、イドラシクレシィのスタイルが有効です。

吸血鬼一族の始祖であるドラキュラ女伯爵神様の死闘を止めましょう。
この戦いでどちらが死んでしまっても、ディスカディアとのバランスが大きく崩れてしまう恐れがあります。
そのため、神様とドラキュラの戦いに割り込み、両者を止める必要があります!

◆神様VS吸血鬼始祖ガチンコバトルについて
ドラキュラは遥か昔に神様に挑んで敗北した過去があり、そのリベンジに訪れたようです。
この戦いは本来であれば神様がドラキュラを殺さず何とか平和的に勝利できるはずでしたが、
グリム兄弟の呪いによって加減が出来なくなってしまった神様はこのままではドラキュラを殺してしまいます。
また、神様を止められたとしてもドラキュラは神様を殺すまで戦いを止めようとはしないでしょう。

●ドラキュラについて
芸能神であるドラキュラは、箱庭世界の“裏側”を安定させる要でもあります。
神様を非常に憎んでおり、この戦いで刺し違えてでも殺したいと思っているようです。
彼女はバトルで倒すことでしか止められないでしょう。

肉弾戦を得意としており、目にも止まらぬ俊敏な身のこなしで相手の懐に飛び込み、鉤爪や牙で鋭い一撃を放ちます。
戦いの邪魔をされるのを嫌がり、神様への攻撃を優先しようとします。
ドラキュラと戦う場合、神様の聖なるびーむ攻撃に巻き込まれないよう注意が必要です。

●神様について
グリム兄弟の呪いは、平和的なテーマのライブで少しずつ解けるようです。
しかし神様はアイドル達にも容赦なく、ちょっと申し訳なさそうに攻撃してきます。
そのため、バトルで神様の対処に回る人も必要でしょう。

神様は戦いの邪魔をすると空から聖なるびーむで範囲攻撃を行いますが、隙があればドラキュラの首を光の剣で狙います。
神様の対応をする場合、背後からドラキュラに鉤爪で引き裂きを受けないよう注意が必要です。

また、†タナトス†はさすがにヤバいと思って力の全てを神様に貸しています。
彼はドラキュラには狙われないため、一緒に実況席でまったりしてもいいです。

●グリム兄弟について
戦場のはじっこで二人して倒れています。
放っておいても助けても、どちらでも大丈夫です。

※このパートでは、レイニィ、えんじぇりっく☆カルテットの4人と共闘や共演が可能です。
 ヒメも説得次第で協力してくれますが、†タナトス†は今テントウムシより弱いので断固見学です。



それでは皆様のご参加、アクションをお待ちしております!

アクションパート

・目的
D.D.ちゃんを守る

・動機
D.D.ちゃんがハラスメントおじさんに手をかけられるなんて絶対許せないから!

・行動
ディーヴァとユニゾンして、その老け顔におもっきり
ハルモニアをぶち込んであげるわ!
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・目的
神様たちを止めるわ!

・動機
せっかく平和な世界に戻れそうなのに、台無しになんかさせない!

・行動
とにかく神様の邪魔をして邪魔をして邪魔をする!
その足にしがみついてでも邪魔をする~!
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