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シナリオは、複数のユーザーが参加した結果を描写される小説形式のコンテンツです。
「ヒロイックソングス!」の世界で起こった事件やイベントに関わることができます。

母なる神に捧ぐ舞

リアクション公開中!
母なる神に捧ぐ舞

基本情報

マスター ヒロイックソングス!運営チーム
ワールド 華乱葦原

料金

参加 150ポイント
キャラ追加 100ポイント
最大追加数 3名まで
文字数追加

スケジュール

リアクション
公開
2019年01月28日公開!

※アクション締切時の参加PC数で正式な公開予定が決定されます。詳しくはこちら

シナリオガイド

荒ぶる輝夜の母を止め、葦原に平和を取り戻せ!

シナリオ名:母なる神に捧ぐ舞 / 担当マスター:ヒロイックソングス!運営チーム

 黄泉。
 そこは、華乱葦原の死をつかさどるといわれる領域です。

 黄泉神クロツミが散り際に残した言葉に従い、
 天津神宮に生まれた裂け目を通じて輝夜たちは黄泉へ向かうことにしました。
 裂け目からは瘴気が漏れ出ていますが、神宮の結界ならばしばらくは持つでしょう。

 黄泉は見渡す限り瘴気の霧に包まれており、禍々しい気配が行く道を阻みます。

 未だに小さく弱い身体ではありますが、彼女はすでに、ふぇすた座への協力を要請しています。
 それは、彼女がふぇすた座を友として頼りにしている証でもありました。

「――でも、なんであんたまでついてくるわけ?」

 輝夜の隣にいたのは、樹ノ国の帝、ミヤビです。
 神々しい衣装に身を包んでおり、周囲の瘴気をものともしません。

「私の血筋の遥か祖先は――舞芸と豊穣、平穏をつかさどる天津神。
 あなたの母から生まれた神の一柱です。全くの無関係ではありません」

「うわ……じゃあ、あたし、アンタと親戚なの!?」

 うげ、と輝夜はものすごく嫌そうな顔をしました。
 しかし、穢ノ神でない今の輝夜にとって、黄泉の瘴気は毒です。
 ミヤビは、それを打ち消して守っているのでした。

「そういうことになるようです。とはいえ――
 あなたはこの世界を作った芸能神の実子。無関係な存在のほうが少ないでしょう」


 ――どこからそれを知ったのじゃ。
 『葦原を守りたい』なぞと宣いよった、あの子の末裔にしては小賢しい――



「ッ――この声は!」

 とっさに身構えるミヤビ。
 しかし、二人はすでに瘴気の黒い霧を抜け、禍々しい建物の中に誘われていました。
 どうやら、初めから神宮の裂け目はここにつながっていたようです。

「忘れたことなどあるものか!
 ――我が母、この世界の母イザナミ! 姿を現すがいい!」

 感情の高ぶった輝夜の言葉にこたえて、遥か檀上の玉座に、白い顔をした女性が姿を現しました。
 それこそが、黄泉の主にしてこの華乱葦原そのものを作った神の片割れ――イザナミの姿です。

「今の地球は芸能界とつながっていますから。
 この程度の情報は、調べればすぐにわかることです」

「人のプライベートを覗き見とは感心せんの」

 イザナミはあからさまに顔をしかめ、今度は輝夜を見据えました。

「――して、輝夜。そなた、兄のクロツミはどうした」

「コテンパンにしたら勝手にしぼんだわ」

「……ということは、わらわのもとに戻ってくるつもりはないのじゃな」

 椅子にふんぞり返って言い放ったイザナミは、パチリと指を鳴らして背後の霧を晴らしました。
 そこには――磔にされ、上衣をビリビリに引き裂かれて満身創痍の真蛇がいました。
 その体はあちこちに縛られたり斬られた傷跡もあり、輝夜の穢ノ神の力をもってしても抵抗が無意味であったことを表していました。

「ヘビ公ッ!」

「すまんのう。存外に丈夫であったゆえ、退屈しのぎにさせてもらったぞ。
 芸能界を出てから娯楽とは縁遠かったでのう……」

 輝夜は、真蛇を助けに来たと言っても過言ではありません。
 それをまるで慰みもののように扱う母に、輝夜は怒りを露わにしました。

「神様だからって――そんなことが許されるわけないでしょ!」

「葦原のあまねく生はあやつ……イザナギの子らじゃ! 憎みこそすれ、哀れみなどかけるでない!
 それを日ごとに千人殺す、それだけがわらわがここに在る意味なのじゃ!」

 実際のところ、それが言葉の通り上手くいっているわけではありませんが、
 イザナミの言には恐るべき執念と、そして“カリスマ”が宿っていました。
 彼女はそれほどに怒り、夫であったイザナギを憎んでいるのでしょう。

 しかし輝夜は、敢然とそれに相対しました。

「だからそれが、バカバカしいって言ってんのよ!
 あたしは真蛇と一緒に――憎しみに依存してるママを助けに来たの!」

「わらわを助ける? 何からじゃ?」

 小さな体の輝夜が、「それ」をつかみ、力いっぱい母のもとに投げつけます。
 そしてイザナミの足元に転がってきたのは、一本のギターでした。


「――退屈からよ!!」


「今更わらわに舞芸をせよてか! あやつと木の周りをぐるぐる回ったのが最後じゃぞ!?」

 それは舞芸なのだろうか……と一瞬ツッコみたくなるミヤビですが、ぐっとこらえて説得に専念します。
 なぜなら、葦原にある神々と、その争いのすべては、彼女の憎しみが源にあり、
 イザナミの憎しみを取り除くことができれば葦原が平和になるのです。

「……なら、それ以外でも構いません。
 我々の友人は、あなたが知る舞芸よりもずっと多くの楽しみを知っていますから」

「くだらぬ。わらわはあらゆる芸の揃った芸能界を捨てて、この葦原を作ったのじゃ。
 そして――もうあやつと会わぬために、この黄泉を生み出した。
 だというのに、あの男は未練たらたらで現れよって……!!」

 彼女の憎しみのこもった声にこたえるように、瘴気が立ち上ります。
 そしてその中から、黒い鎧に身を包んだ黄泉神――輝夜の兄たちが立ちはだかりました。

「母上の心を乱すものは、たとえ妹でも見過ごせんな。
 我々は、父イザナギとその子である葦原の民草を滅ぼすために生まれたのだぞ」

「ッ……邪魔しないでよ。
 マザコン兄貴どもに、用事なんかないんだから」

 輝夜とその兄たちが相対している間、イザナミの周りには友人の黄泉醜女(よもつしこめ)たちが慰めにやってきていました。

「聞いてくれ皆よ、娘が反抗期なのじゃ」

「ナミちゃんも仕返しで忙しいのにねぇ……大変ねぇ……」

 ミヤビはその様子を見て――二つの壁を感じていました。
 すなわち、黄泉神たちと、イザナミの取り巻きたる黄泉醜女たちです。
 イザナミの憎しみを鎮めるには、この二つを抑えければならないのです。

 ふと目を覚ました真蛇が、ふわふわ浮く輝夜を見て、フンと鼻を鳴らしました。
 その厭味ったらしい態度は変わる様子がありません。

「――なぜ助けに来たのですか。
 このまま私が死ねば、あなたは邪神に戻り、葦原は再び混乱に陥る。そうすれば、力ある半妖の時代が――」

 しかし輝夜は、そのすかした態度にキレている様子でした。

「このアホ! 心にもないこと言ってんじゃないわよ!
 ――いっしょに葦原に帰るわよ、ヘビ公ッ!」

◇ ◆ ◇


かくして。
葦原の平和がかかった、一世一代の親子喧嘩が幕を開けました。
はてさて、ふぇすた座の武芸者たちは、この大喧嘩を見事に収めることができるのでしょうか――?

担当マスター : ヒロイックソングス!運営チーム

マスターコメント

「ヒロイックソングス!」運営チームです。
華乱葦原の物語の締めくくりとなるスペシャルシナリオ「母なる神に捧ぐ舞」をお送りいたします。

今回の舞台は華乱葦原となります。
シリーズ「陰陽アイドル大戦」を踏まえた内容となりますが、必要な情報はガイドに記述されています。
どなたでもご参加頂けますので、お好きなパートをお楽しみ頂ければ幸いです。

シナリオのルールや遊び方につきましては、下記をご確認ください。

●プレイガイド「シナリオアクションの書き方」
●マニュアル「シナリオ」

シナリオに参加したら、下記のアクションパートから一つを選択し
アクションを作成、投稿してください。

※アクション投稿時に【芸格】アイテムを装備していると、リアクション公開時に昇段する場合があります!
 とくに活躍があった場合につきましては、二段の昇段もございます。
 こちらのシナリオでは、どのパートでも昇段の判定の対象となります。

※シナリオで昇段する場合、リアクション公開日の前日までに入手し、
 所持している【芸格】アイテムの内、最も上位のものより上の【芸格】アイテムが付与されます。
※1アカウントで複数のPCが参加する場合でも、いずれか1人のPCが【芸格】アイテムを装備していれば、シナリオにおいては同様の効果を得られます。


また、今回のシナリオのリアクション公開時に、芸格【千両】を取得されている方には、
高ランクのスキルまたはアイテムオーダー権が与えられます!
また1月8日(火)には、芸格【名題越】が手に入ることのある【昇段】クエストが公開予定です!


※前回のシナリオで芸格【千両】を取得された方も対象となります。
 またオーダー権の付与は、本シナリオのリアクション公開後となります。


○基本的な状況
・天津神宮に生まれた黄泉と通じる亀裂の先には、黄泉の主たるイザナミとその友人・配下が待ち構えていました。
・陰陽師真蛇は芸能神たるイザナミに捕らえられ、抵抗するすべなく様々な責め苦を受けていました。
・親離れを果たした神輝夜は、友である真蛇を救うべく、そして神々の戦に終止符を打つべく、
 ふぇすた座の武芸者や現人神ミヤビとともに母の説得に向かうのでした。

【1】黄泉神たちと戦う:難易度6
このパートでは、主に輝夜の兄弟である黄泉神の四人と戦うことができます。

輝夜の兄弟は、彼女を除いて四人。
彼らはみな、母に刷り込まれて父イザナギに憎しみを持っています。
彼らを退けなければ、イザナミを鎮めたとしても、輝夜の力を戻すために真蛇は殺されてしまうでしょう。

黄泉神たちは、太古の戦ののち、葦原から黄泉へ召還されたとき、蛇の雷神を呑んでおり、その力を得ています。
そのため、彼らは本来の炎の力のほかに、雷を槍のように発して戦うでしょう。
本来の居場所である黄泉にいるため、その足は付け根から雷の蛇になっており、変則的な動きを得意としています。

しかしその力の源は黄泉の瘴気であるため、巫や天津剣士の攻撃はとくに効果的でしょう。
また、黄泉は瘴気で満ちているため、瘴気を源とする祟噛の攻撃が強化されます。

輝夜曰く、「あいつら全員マザコンだから一発ぶん殴って目を覚ますしかないわよ」とのことです。
倒さなければ【2】のライブを邪魔される可能性があるでしょう。


【2】イザナミを鎮める:難易度7
このパートでは、主に輝夜の母イザナミにライブを行うことができます。

しかし彼女の愚痴に永らく付き合っている友人の黄泉醜女(よもつしこめ)たちはイザナミの味方をして
「あんなの気にしなくていいわよ」などと言ってライブの効果を妨げてきます。

○イザナミの過去
輝夜の両親、イザナミイザナギは、元々芸能界に住まう芸能神でした。
そして二人は結婚を機に、愛の巣として世界「華乱葦原」を作って隠居を始めたのです。
しかし生まれた子供は、母の命をも奪わんとするほどの火の神であり――イザナギは仕方なく、その子供を八つ裂きにして弱い神々としたのです。

ですがそののち、育児の方針をめぐって二人の言い分は対立、喧々諤々の離婚騒動に発展します。
イザナミが
「あなたが今後子供を作るなら一日1000人でも殺してやるわ!!」
「じゃあ俺は一日1500人作る!」
と水掛け論を別れ文句にしたことから、黄泉の悪鬼と天津神々の戦いは始まったのでした。

輝夜は半妖――葦原に生きるものである真蛇を犠牲にして、自分を操ろうとする母に対し、
「父のことも忘れて子離れして、自分の人生を楽しんでほしい」
と思っており、そう説得するよう、ふぇすた座の舞芸者に頼んでいます。


イザナミは八柱もの子育てが大変だったことや、
再会したイザナギにすっぴんを見て「うわっ……なんていうか、大人っぽくなったね」などと言われたことなどを引きずっているため、
純粋に明るく楽しい舞芸だけでなく、彼女自身の喜びを刺激する個人的なもてなしや、体感型のアクティビティで共演を申し出るなど、
普段の舞芸勝負とは少し趣向を変えてみるのが有効でしょう。
装備している芸格が高いほど、にじみ出る風格によってイザナミに対する説得力が増します。

ステージにイザナミを誘うことができるほか、説得に成功すれば友人の黄泉醜女たちも協力してくれます。
また、観客として彼女を神と崇めるファンの鬼たちも集っています。
引退しても芸能神であったイザナミや、そのファンである鬼たちが認めるような舞芸をすれば、芸格が上がる可能性があります。

※このパートでは、イザナミ、輝夜、ミヤビにアクションをかけることができます。

【3】漏れ出る瘴気を抑える:難易度3
天津神宮には強力な結界が張られていますが、その内側は徐々に黄泉に侵食されています。
そのため、黄泉の強力な瘴気が形を成して、腐った大蛇黒い骸骨などになって暴れています。
バトルスキル・バトルアイテムを使うことでそれらを倒すことができ、
またライブスキル・ライブアイテムを使えば漏れ出す瘴気を抑えることができるでしょう。

アクションパート

足がヘビなのか……動きが厄介だな。
敵の足さばきがわからないとなると、遠距離からの攻撃でじわじわ攻めていくのが良手か?
大きな一撃は天津剣士に任せよう。
6
イザナミさん、無趣味で長い間暮らしてたんですよね?
じゃあきっと、体がすごいなまっちゃってるはずです!
ダンスじゃなくても、フィットネスとか……ほら、一緒にやってみませんか!?
7
うわ、気持ち悪ィ! とにかくぶっ潰して回る!
瘴気が形になったくらいなら、大した強さもないだろうし……
思いっきり武器をぶつけりゃ、何とかなるだろ!
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