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シナリオは、複数のユーザーが参加した結果を描写される小説形式のコンテンツです。
「ヒロイックソングス!」の世界で起こった事件やイベントに関わることができます。

スピンオフ“戦戯嘘はどこにも存在しないと私だけが知っている”

リアクション公開中!
スピンオフ“戦戯嘘はどこにも存在しないと私だけが知っている”

基本情報

マスター ヒロイックソングス!運営チーム
ワールド オルトアース

料金

参加 150ポイント
キャラ追加 100ポイント
最大追加数 3名まで
文字数追加

スケジュール

リアクション
公開
2018年10月26日公開!

※アクション締切時の参加PC数で正式な公開予定が決定されます。詳しくはこちら

シナリオガイド

新種のオーバーラップ発生!? 白紙の物語を完成に導こう!

シナリオ名:スピンオフ“戦戯嘘はどこにも存在しないと私だけが知っている” / 担当マスター:ヒロイックソングス!運営チーム

 ――二次元都市ナゴヤ。
 オルトアース現象の影響で、二次元と三次元の境目が曖昧になってしまっている都市です。
 
 自分が何者かを知って受け入れたいと願う戦戯 嘘(そよぎ うそ)
 人気漫画家・姫宮ぶるぅべりぃこと左脳と共に自分の存在の手掛かりを追っていました。

◇◆◇


 ナゴヤの北に位置する山々は紅葉で美しく染まり始めています。
 その彩りの中にひっそりと佇む小さな木の家の前に、嘘と左脳は並んで立っていました。

ここがぶるぅべりぃ先生の妹さんの住所なのよね? すっごく山の中なのよ!」
「……知らなかった。まだ東京の病院で治療を受け続けてると思ってたから。
 ナゴヤに帰ってきてたことも、漫画のアシスタントをしてたことも……な、何にもお兄ちゃん知らなかったんだけど……」
「せ、先生、顔が真っ青! 落ち着いて深呼吸するのよー!」

 漫画『不死のラ・フォレ』の作者に成り代わった左脳は、聖歌庁特別文化賞の終了後にさすがにちょっと反省したらしく、本当の作者に全ての権利を返還していました。
 その際、『ラ・フォレ』の秘蔵設定である嘘にそっくりな魔王について尋ねたところ……
 魔王は当時アシスタントを務めていた「ゆう」というストーリーテラーの少女――左脳の妹がキャラクターデザインを務めたのだと教えられたのです。

「でも、ゆうは魔王のデザインを作者に渡したっきり連絡が取れない……って」

 まだ呼び鈴を鳴らす勇気が出ないらしい左脳の代わりに、嘘はキッと腹を括った表情をしました。

ディバインドリーマー奥義! 『一思いに蹴破る』なのよ!」
「ちょちょ、ちょっと! 奥義ならせめてもっと夢と優しさのある開け方に……」

 扉の向こうの景色に左脳と嘘が息を呑みました。
 なんとそこには、異次元のように真っ白で何も無い広大な空間が広がっていたのです!

「だ、誰か来たの……!? 入っちゃだめ、ここは普通じゃないオーバーラップが起きてるの!
 私の世界に飲み込まれない内に、早く逃げて!
「その声、ゆうだよね!? まさか、ずっとここに閉じ込められて――?」

 左脳が一歩家の中に足を踏み入れると、白い空間が家の外にもズルズルと溢れて這うように広がり始めました。
 思わず彼は驚いた声を上げます。これは通常のオーバーラップとは異なり、二次元の世界が現実の世界を破壊し飲み込んでいたのです。

「お兄ちゃん!? それに……あなたは、『嘘ちゃん』!?
 どうして? あなたを描いたお話は全部全部消して、破り捨てたはずなのに」

 怯えたように頭を抱える少女の元へ、左脳よりも先に嘘が駆け寄りました。
 
「あなたが……私の作者さんなのね?
 私に記憶が無いのは、あなたが私の物語を全部消しちゃったから、なのね?」
「だ、だって……私にはお兄ちゃんみたいに描けないもの。私には無理だったの……!」
 
 一方の左脳はストーリーテラーの力で空間に道を描いて必死に退路を確保しながら、何から口にしようか迷っている様子でした。

「感傷に浸るのは後だよね……ゆう。さっき『私の世界』って言っただろ。
 嘘ちゃんの物語とは別に、コレもゆうの作品ってこと? 未完成で、どこまでも白紙の世界――」

 作品として成立しておらず、情報も無い二次元世界とのオーバーラップの解除は絶望的であるということを左脳の言葉は暗に示していました。
 この場を凌げたとしても、異常なオーバーラップはどんどん広がっていってしまうでしょう。

「もう一回、今度こそちゃんと描き切ろうと思ったの。でも、やっぱり私には……」
「そんな簡単に諦めるなんて、許さないのよ!
 作者が作品を諦めちゃったら、私たちキャラクターはどこに行くかあなたは分かってないのよっ」

 うなだれるゆうの肩を揺らして、真剣な面持ちで声を上げたのは嘘でした。

「未完成なら、今から諦めずに完成させちゃえばいいのよ。
 あなたはどんな物語を描こうとしたのか教えて欲しいのよ!」

「……群像劇だよ。色んな人が『自分の後悔と向き合って、強くなるお話』

 ようやくゆっくりと顔を上げたゆうは、嘘が差し伸べた手をぎゅうっと両手で握りました。

「それから、『大事な人に、ありがとうって伝えるお話』……!」

担当マスター : ヒロイックソングス!運営チーム

マスターコメント

「ヒロイックソングス!」運営チームです。
スペシャルシナリオ、「スピンオフ“戦戯嘘はどこにも存在しないと私だけが知っている”」をお送りします。

今回の舞台はオルトアースの二次元都市ナゴヤとなります。
今までのナゴヤのシナリオに参加されていない方でもどなたでもご参加頂けますので、
お好きなパートをお楽しみ頂ければ幸いです。

シナリオのルールや遊び方につきましては、下記をご確認ください。

プレイガイド「シナリオアクションの書き方」
マニュアル「シナリオ」

シナリオに参加したら、下記のアクションパートから一つを選択し
アクションを作成、投稿してください。

◆ご注意
シナリオで使用できるスキル・アイテムはアクション投稿時に装備しているものだけとなります。
ただし、ポケットに装備しているものは反映されませんのでご注意ください。

■オルトゲージの付与
シナリオに参加していただいた方には、オルトゲージがもれなく+1点付与されます!
さらにシナリオ中で活躍したキャラクターには追加で付与が行われます。

また、このシナリオで活躍された方には、左脳とゆうから感謝の品が贈られます。


○基本的な状況
戦戯 嘘という存在の謎に迫るため、嘘本人や左脳たちは左脳の妹『ゆう』を訪ねました。
・ゆうは「新種オーバーラップ」の影響で、自分自身の作品の中に閉じ込められてしまっていました。
 彼女の作品はほぼ手つかずの白紙状態で、真っ白な「無」の空間がオーバーラップ範囲内に広がっています。
・「新種オーバーラップ」は徐々に広がり続けており、このままではいずれナゴヤ中が「無」に飲み込まれてしまいます。
・嘘たちは左脳が確保した退路からフェスタに応援を呼び、オーバーラップ解除のためにゆうの描きたかった物語を皆で実現しようと呼び掛けました。


【新種オーバーラップについて】
二次元が現実に一時的に重なって置換される通常のオーバーラップと異なり、二次元の世界が現実の世界を破壊しながら飲み込んでいきます。
このオーバーラップは加速度的に拡大を続けているようです。
大規模オーバーラップが人為的に連続して起こされた事による弊害であると考えられます。


【1】後悔と向き合う戦い 難易度:5
「自分の後悔」が形となった影とそれぞれ戦闘を行います。
これにより、作品のテーマの一つが果たされてオーバーラップの解除に繋がります。

・影について
この世界の作者であるゆうが、左脳の助言で白紙の世界に「影」を描きました。
「影」は対面した相手と同じ姿を取り、同じスキル、同じアイテムを使います。強さもほぼ同程度です。
また、「影」は相手の後悔の記憶を強く思い起こさせます。動揺して隙を突かれないように気を付けてください。
(「後悔なんて無い!」という方には、影は少し困ってから捏造の恥ずかしい記憶を植え付けるようです)
一対一で戦うも、仲間たちと共に複数を相手取るも自由です。自分が普段より力を発揮できるように努めましょう。

また、白紙の世界は不定形の空間で、突然地面が盛り上がったり壁が出来たりと地形にしばしば変化が起こります。
「影」たちは地面や壁に潜ったりして難無く移動をしますので、注意が必要です。
聖歌庁特別文化賞の入賞者やディバインドリーマーのスタイルの者であれば、変化を抑えたり少しだけ自分の思い通りに変化させたりすることができます。

※このパートでは、左脳にアクションをかけることが出来ます。


【2】ありがとうを伝えるライブ 難易度:5
「感謝の気持ち」をお題としたライブを行います。
これにより、作品のテーマの一つが果たされてオーバーラップの解除に繋がります。

・ライブについて
この世界の作者であるゆうが、白紙の世界にシンプルなステージと観客のモブたちを描きました。
彼女は皆様のライブから着想を得た物語をこの世界に書き留めようとしているようです。

また、創作物である観客たちの心はゆうの心と繋がっています。観客へのアピールがゆうの心を動かし、ゆうの心の動きに観客の盛り上がりも依存します。
ゆうは人間関係や感情の動きにやや疎いため、分かりやすく感謝を伝えるライブが効果的なようです。

白紙の世界は不定形で、ステージは時折斜めになったり高さが変わったりと変化が起こります。
不測の事態にも慌てない工夫があると良いかも知れません。
聖歌庁特別文化賞の入賞者やディバインドリーマーのスタイルの者であれば、変化を抑えたり少しだけ自分の思い通りに変化させたりすることができます。

※このパートでは、戦戯嘘と共演することが出来ます。


それではみなさんのご参加とアクションをお待ちしております。

アクションパート

私の後悔は、期末テストの勉強をしなかったことよ…
赤点で怒られたこと、もう思い出したくないわ!
自分の弱点の脇腹を擽ってやってから攻撃しちゃうんだから!
5
僕は大事な親友に感謝を伝えるよ。
このギターも親友とお揃いで買ったものなんだ!
他にも思い出の品を紹介しながら、ありがとうライブをやりきるぞ。
5
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