【伯爵令嬢アリスの憂鬱】結婚式(最終話/全4話)
リアクション公開中!

基本情報
マスター | 浅田 亜芽 |
---|---|
ワールド | ネヴァーランド |
料金
参加 | 100ポイント |
---|---|
キャラ追加 | 100ポイント |
最大追加数 | 3名まで |
文字数追加 | 可 |
スケジュール
リアクション 公開 |
2019年03月22日公開! |
---|
※アクション締切時の参加PC数で正式な公開予定が決定されます。詳しくはこちら
シナリオガイド
ハッピーエンドで終わらせて!
シナリオ名:【伯爵令嬢アリスの憂鬱】結婚式(最終話/全4話) / 担当マスター:浅田 亜芽
「あれあれ~? こんなところに吸血鬼のお嬢さんが何の用かな~?」
教会の扉を開けたアリスとラルフの前に立ちはだかった人物が言いました。
白く輝く大きな翼を持ち、頭に頂いているのは光の輪。
「あなたは……?」
アリスが戸惑って尋ねると、その人物はわざとらしく驚いてみせました。
「えええ~? 超有名人の僕を知らないのぉ? 僕はキミのこと知ってるのに~。しょうがないから教えてあげる。僕は神様ですっ! イェイ!」
ピースサインをしてウインクする神様……チャラい、チャラすぎる。
それにしても、教会開けたらいきなり神様。
驚くよりも唖然としたアリスたちでした。
なぜだかわからないけれど、アリスのことを知っているというのなら話が早いというものです。
「あの、神様。私たち吸血鬼と人間ですが、結婚するんです。教会で神様の前で誓うちゃんとした結婚式を挙げさせてください」
「ええ~? どうしようかなあ? 吸血鬼って、神様を憎んでるんじゃないの~?」
意地の悪いことを言いながら、なぜか神様は楽しそうです。
アリスはいわれのない誤解を解こうと一生懸命説明しました。
「私は田舎から出てきたばかりで他の吸血鬼のことは全然わかりませんが、少なくとも私は神様を憎んでなんていませんし、むしろ会えて良かったって思っています。吸血鬼を一括りにしないで私個人として見てもらえませんか?」
「ふむ……」
神様は顎に手を当て真顔になって、考えているようでした。
チラッとアリスの付けている薄桃色のペンダントに目をやると、にこっと笑って言いました。
「じゃあ、こうしよう。僕のお願いを叶えてくれたら、結婚式を挙げさせてあげる」
「……神様のお願いって、何ですか?」
「それはねぇ……」
***
二人はそれから神様のお願いの内容を聞いて、絶望的な気持ちになって教会から出てきました。
とても困難な内容だったからです。
そこへ、えんじぇりっく☆カルテットのラファエルが、お使いから帰ってきました。
ラファエルは、うちひしがれた二人を見かねて声を掛けました。
「おふたりさん、そんな暗い顔をしてどうしたんですか?」
二人から事情を聞いて、ラファエルは秘密を打ち明ける時のように小声で、しかし嬉しそうに囁きました。
「ああ見えて神様は根っからのイベント好きなので、そんな意地悪なこと言ってても最後にはきっと結婚式を挙げさせてくれますよ」
「そうなんですか?」
「ええ。でも『どうせ認めてもらえるんだろう?』って舐めてかかったり手を抜いたりしたら、相手は神様ですからすぐにバレます。
注意してくださいね。まあ、楽しんでやれば大抵は大丈夫です」
親切なラファエルの助言に、少しは希望を見出したアリスたちでしたが、やはり困難なことには違いないのでした。
教会の扉を開けたアリスとラルフの前に立ちはだかった人物が言いました。
白く輝く大きな翼を持ち、頭に頂いているのは光の輪。
「あなたは……?」
アリスが戸惑って尋ねると、その人物はわざとらしく驚いてみせました。
「えええ~? 超有名人の僕を知らないのぉ? 僕はキミのこと知ってるのに~。しょうがないから教えてあげる。僕は神様ですっ! イェイ!」
ピースサインをしてウインクする神様……チャラい、チャラすぎる。
それにしても、教会開けたらいきなり神様。
驚くよりも唖然としたアリスたちでした。
なぜだかわからないけれど、アリスのことを知っているというのなら話が早いというものです。
「あの、神様。私たち吸血鬼と人間ですが、結婚するんです。教会で神様の前で誓うちゃんとした結婚式を挙げさせてください」
「ええ~? どうしようかなあ? 吸血鬼って、神様を憎んでるんじゃないの~?」
意地の悪いことを言いながら、なぜか神様は楽しそうです。
アリスはいわれのない誤解を解こうと一生懸命説明しました。
「私は田舎から出てきたばかりで他の吸血鬼のことは全然わかりませんが、少なくとも私は神様を憎んでなんていませんし、むしろ会えて良かったって思っています。吸血鬼を一括りにしないで私個人として見てもらえませんか?」
「ふむ……」
神様は顎に手を当て真顔になって、考えているようでした。
チラッとアリスの付けている薄桃色のペンダントに目をやると、にこっと笑って言いました。
「じゃあ、こうしよう。僕のお願いを叶えてくれたら、結婚式を挙げさせてあげる」
「……神様のお願いって、何ですか?」
「それはねぇ……」
***
二人はそれから神様のお願いの内容を聞いて、絶望的な気持ちになって教会から出てきました。
とても困難な内容だったからです。
そこへ、えんじぇりっく☆カルテットのラファエルが、お使いから帰ってきました。
ラファエルは、うちひしがれた二人を見かねて声を掛けました。
「おふたりさん、そんな暗い顔をしてどうしたんですか?」
二人から事情を聞いて、ラファエルは秘密を打ち明ける時のように小声で、しかし嬉しそうに囁きました。
「ああ見えて神様は根っからのイベント好きなので、そんな意地悪なこと言ってても最後にはきっと結婚式を挙げさせてくれますよ」
「そうなんですか?」
「ええ。でも『どうせ認めてもらえるんだろう?』って舐めてかかったり手を抜いたりしたら、相手は神様ですからすぐにバレます。
注意してくださいね。まあ、楽しんでやれば大抵は大丈夫です」
親切なラファエルの助言に、少しは希望を見出したアリスたちでしたが、やはり困難なことには違いないのでした。
担当マスター : 浅田 亜芽
マスターコメント
ここまでお読みいただきありがとうございます。
このシナリオは【伯爵令嬢アリスの憂鬱】第3話の続きですが、前作までのシナリオに参加されていない方も問題なくご参加いただけます。
もし可能でしたら、第3話のエピローグだけでも読んでいただけると、最終話がよりお楽しみいただけると思います。
これまでの簡単なあらすじを書いておきましょう。
吸血鬼のアリスは伯爵令嬢。寒村の大きなお屋敷に一人で気ままに住んでいたところへ、伯爵家当主の大叔父様がやって来ました。
この大叔父様は百年の眠りから覚めたばかりで価値観が古く、年頃のアリスに吸血鬼貴公子との結婚を迫ります。
しかしアリスには思いを寄せる少年ラルフ(クレセントハートの人間)がおり、ラルフもアリスを大切に思っていたので二人でお屋敷から逃げ出しました。
やっとの思いで辿り着いたピノキエの街の教会で、結婚式を挙げるカップルを見た二人は、結婚を決意しました。
とまあ、ごく簡単に書きましたが、ここに至るまでにたくさんの困難があり、その都度、アイドルの皆様には大変助けていただきました。
ありがとうございました。
最終話は、物語の決着に向けた最後の困難と、幸せな場面の手助けのお願いです。
神様からは二つのことをお願いされました。
「神様のお願い」というのもなんだか変なワードですが、これはお願いというよりは“試練”になるでしょうか。
アリスたちには途方もない“お願い”なので、皆様に手伝っていただきたいのです。
【1】神様のコレクションを探し出す〔神様のお願い1〕
神様は、様々な美しい石を集めています。
宝石だけではなく、加工していない石のままで造形が美しいものや、宝石を使ったアクセサリーなど、様々な形をしています。
ただ、それらの一部がイタズラな天使によってネヴァーランドのどこかに隠されてしまったのです。
まあ、神様のことなので本当はどこに何があるのかお見通しなのですが、あえて、それを探し出して持ってくることを“お願い”しました。
隠されている場所は次の五か所です。
・アリスが住んでいた小さな村
・アリスが通ってきた山の中
・お菓子の家の中
・オーロラ姫が眠る森の中
・木こりが斧を落とした湖の中
木を隠すなら森の中といわれるように、隠されたコレクションは、それぞれの場所に因んだ特徴を持っています。
(例えば、赤いリンゴの中に真っ赤なルビー、など)
“どこ”で“何”を見つけて、“どのように”取り戻してきたかをアクションに記入してください。
“どのように”の部分で、スキルやアイテムを使ってアピールすると神様もノリノリで喜んでくれるでしょう。
【2】神様にお土産を持ってくる〔神様のお願い2〕
お土産好きな神様が、こんな機会にお土産を要求しないわけがないのです。
神様が今ハマっているのは、「ジャンクで美味しいもの」。
是非、皆様がオススメのものを、神様にも味わわせてあげてください。
必ずしも神様が認めてくれるとは限らないので、工夫を凝らしてアピールすることが重要です。
神様のお眼鏡に適わなかった場合は、罰ゲームとして△やまカフェ△で提供されている不気味なメニューを食べさせられます。
不気味なメニューは、ラーメンラテ、かき氷スパ・ドーナツ(豚玉)です。
(※クエスト「△やまカフェ△」参照)
また、あえて罰ゲームを狙うのもアリです。
現在、神様が面白くないと考えているものの一つに、「高級感溢れる美味しくないもの」があります。
美味しいものではありません。“美味しくない”ものです。
これを持ってきた場合、罰ゲームは必至です。
罰ゲームではどの不気味なメニューを食べて、どうリアクションするのか記入してください。
【3】結婚式のお手伝い
アリスとラルフは結婚式を手伝ってもらう知り合いがピノキエの街にはいないので、皆様にお手伝いしていただきたいと思います。
皆様にお願いしたい内容は、次の三つです。
1)ウェディング衣裳・ブーケ・メイクなどを担当し、花嫁アリスの介添えをする役
・着の身着のままでピノキエにやってきたアリスを素敵な花嫁姿にしてあげてください。
・ラルフも普段着のままなので、それなりの格好にしてやってください。
・ヴァージンロードを歩く時にヴェールを持ったり、花びらを撒いたりして、介添えを兼ねて演出をしてください。
2)神父役
アリスとラルフに「~することを誓いますか?」と尋ねることができます。
神父さんになりきって、二人の愛を確かめる質問をしてください。
3)聖歌コーラスや祝福の音楽で結婚式を盛り上げる役
厳粛で幸福な結婚式を彩る音楽を、歌や楽器演奏でお願いします。
※どの役も、複数の方に行っていただいて大丈夫です。
【4】プロポーズ、やってみる(おまけの番外編)
第3話の中の出来事ですが、教会の前でラルフが必死になってアリスにプロポーズし受け入れられたのを、実は大勢の人たちが見ていました。
場所が教会の前というパワースポットだったこともあり、この場所が「絶対プロポーズが成功する名所」として噂になっています。
というわけで、プロポーズしてみたいアイドルの皆様、勇気を出してこの機会にこの場所でプロポーズしてみませんか?
もし、プロポーズだけではなく結婚式まで一気にやってみたい場合は、アクションに記入してください。
アリスたちと一緒に結婚式を挙げていただきます。
※必ず、GAにするかLCと一緒に、二人で参加してください。
【注意】結婚式を挙げても苗字の変更はできませんので、その点だけはご了承ください。
※私事で恐縮なのですが、前回の第3話のエピローグで、ラルフのプロポーズの言葉を書くのが大変恥ずかしいというか照れくさかったので、この恥ずかしさ照れくささを皆様と分かち合いたいという番外編のパートです。
このパートに参加する方がいらっしゃらなくても物語上は問題ないのですが、もし迷っているのなら勇気を出して是非やってみていただきたいと思っています。
このシナリオは【伯爵令嬢アリスの憂鬱】第3話の続きですが、前作までのシナリオに参加されていない方も問題なくご参加いただけます。
もし可能でしたら、第3話のエピローグだけでも読んでいただけると、最終話がよりお楽しみいただけると思います。
これまでの簡単なあらすじを書いておきましょう。
吸血鬼のアリスは伯爵令嬢。寒村の大きなお屋敷に一人で気ままに住んでいたところへ、伯爵家当主の大叔父様がやって来ました。
この大叔父様は百年の眠りから覚めたばかりで価値観が古く、年頃のアリスに吸血鬼貴公子との結婚を迫ります。
しかしアリスには思いを寄せる少年ラルフ(クレセントハートの人間)がおり、ラルフもアリスを大切に思っていたので二人でお屋敷から逃げ出しました。
やっとの思いで辿り着いたピノキエの街の教会で、結婚式を挙げるカップルを見た二人は、結婚を決意しました。
とまあ、ごく簡単に書きましたが、ここに至るまでにたくさんの困難があり、その都度、アイドルの皆様には大変助けていただきました。
ありがとうございました。
最終話は、物語の決着に向けた最後の困難と、幸せな場面の手助けのお願いです。
神様からは二つのことをお願いされました。
「神様のお願い」というのもなんだか変なワードですが、これはお願いというよりは“試練”になるでしょうか。
アリスたちには途方もない“お願い”なので、皆様に手伝っていただきたいのです。
【1】神様のコレクションを探し出す〔神様のお願い1〕
神様は、様々な美しい石を集めています。
宝石だけではなく、加工していない石のままで造形が美しいものや、宝石を使ったアクセサリーなど、様々な形をしています。
ただ、それらの一部がイタズラな天使によってネヴァーランドのどこかに隠されてしまったのです。
まあ、神様のことなので本当はどこに何があるのかお見通しなのですが、あえて、それを探し出して持ってくることを“お願い”しました。
隠されている場所は次の五か所です。
・アリスが住んでいた小さな村
・アリスが通ってきた山の中
・お菓子の家の中
・オーロラ姫が眠る森の中
・木こりが斧を落とした湖の中
木を隠すなら森の中といわれるように、隠されたコレクションは、それぞれの場所に因んだ特徴を持っています。
(例えば、赤いリンゴの中に真っ赤なルビー、など)
“どこ”で“何”を見つけて、“どのように”取り戻してきたかをアクションに記入してください。
“どのように”の部分で、スキルやアイテムを使ってアピールすると神様もノリノリで喜んでくれるでしょう。
【2】神様にお土産を持ってくる〔神様のお願い2〕
お土産好きな神様が、こんな機会にお土産を要求しないわけがないのです。
神様が今ハマっているのは、「ジャンクで美味しいもの」。
是非、皆様がオススメのものを、神様にも味わわせてあげてください。
必ずしも神様が認めてくれるとは限らないので、工夫を凝らしてアピールすることが重要です。
神様のお眼鏡に適わなかった場合は、罰ゲームとして△やまカフェ△で提供されている不気味なメニューを食べさせられます。
不気味なメニューは、ラーメンラテ、かき氷スパ・ドーナツ(豚玉)です。
(※クエスト「△やまカフェ△」参照)
また、あえて罰ゲームを狙うのもアリです。
現在、神様が面白くないと考えているものの一つに、「高級感溢れる美味しくないもの」があります。
美味しいものではありません。“美味しくない”ものです。
これを持ってきた場合、罰ゲームは必至です。
罰ゲームではどの不気味なメニューを食べて、どうリアクションするのか記入してください。
【3】結婚式のお手伝い
アリスとラルフは結婚式を手伝ってもらう知り合いがピノキエの街にはいないので、皆様にお手伝いしていただきたいと思います。
皆様にお願いしたい内容は、次の三つです。
1)ウェディング衣裳・ブーケ・メイクなどを担当し、花嫁アリスの介添えをする役
・着の身着のままでピノキエにやってきたアリスを素敵な花嫁姿にしてあげてください。
・ラルフも普段着のままなので、それなりの格好にしてやってください。
・ヴァージンロードを歩く時にヴェールを持ったり、花びらを撒いたりして、介添えを兼ねて演出をしてください。
2)神父役
アリスとラルフに「~することを誓いますか?」と尋ねることができます。
神父さんになりきって、二人の愛を確かめる質問をしてください。
3)聖歌コーラスや祝福の音楽で結婚式を盛り上げる役
厳粛で幸福な結婚式を彩る音楽を、歌や楽器演奏でお願いします。
※どの役も、複数の方に行っていただいて大丈夫です。
【4】プロポーズ、やってみる(おまけの番外編)
第3話の中の出来事ですが、教会の前でラルフが必死になってアリスにプロポーズし受け入れられたのを、実は大勢の人たちが見ていました。
場所が教会の前というパワースポットだったこともあり、この場所が「絶対プロポーズが成功する名所」として噂になっています。
というわけで、プロポーズしてみたいアイドルの皆様、勇気を出してこの機会にこの場所でプロポーズしてみませんか?
もし、プロポーズだけではなく結婚式まで一気にやってみたい場合は、アクションに記入してください。
アリスたちと一緒に結婚式を挙げていただきます。
※必ず、GAにするかLCと一緒に、二人で参加してください。
【注意】結婚式を挙げても苗字の変更はできませんので、その点だけはご了承ください。
※私事で恐縮なのですが、前回の第3話のエピローグで、ラルフのプロポーズの言葉を書くのが大変恥ずかしいというか照れくさかったので、この恥ずかしさ照れくささを皆様と分かち合いたいという番外編のパートです。
このパートに参加する方がいらっしゃらなくても物語上は問題ないのですが、もし迷っているのなら勇気を出して是非やってみていただきたいと思っています。
アクションパート
・動機
きれいな石を隠すのにちょうどいい場所知ってるわ! ・手段 お菓子の家を探します。 |
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・動機
ジャンクで美味しいものなら、地元のB級グルメなんかどうかな!? ・手段 パフォーマンス付きで牛スジ焼きそばをアピールしてやるよ! |
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・動機
苦労してここまで来た二人の門出を祝福したいから……。 ・手段 ウエディングドレスとブーケは任せてね! エフェクトも使って、ステキな花嫁に仕立ててあげる! |
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・動機
プロポーズ、死ぬほど恥ずかしいけど、この際やってみる! ・手段 恋人と二人で噂の教会の前に行きます。 ……えーっと、け、結婚しよう……か? |
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