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シナリオは、複数のユーザーが参加した結果を描写される小説形式のコンテンツです。
「ヒロイックソングス!」の世界で起こった事件やイベントに関わることができます。

【伯爵令嬢アリスの憂鬱】仮面舞踏会(第2話/全4話)

リアクション公開中!
【伯爵令嬢アリスの憂鬱】仮面舞踏会(第2話/全4話)

基本情報

マスター 浅田 亜芽
ワールド ネヴァーランド

料金

参加 100ポイント
キャラ追加 100ポイント
最大追加数 3名まで
文字数追加

スケジュール

リアクション
公開
2018年11月29日公開!

※アクション締切時の参加PC数で正式な公開予定が決定されます。詳しくはこちら

シナリオガイド

波乱が予想される? 仮面舞踏会を成功させて!

シナリオ名:【伯爵令嬢アリスの憂鬱】仮面舞踏会(第2話/全4話) / 担当マスター:浅田 亜芽

「うっわ~。ここって、こんな広かったんだ~。中に何か居たみたいだったし、謎の部屋だったんだよね~」

 ブラウブルート伯爵家の令嬢アリスは、すっかりきれいになってがらんとした大広間の入り口から中を見渡して、しみじみ呟いています。

「っ!!」

 ここが大広間だということに気付いたと同時に、大叔父様の命令も思い出したのでした。

「仮面舞踏会をやれって書いてあった気がする……。もしかしてここで!?」

 アリスは改めて大叔父様の手紙を読み返してみます。
 そこには確かに、『滞在中に仮面舞踏会を開くこと』と書かれていました。

「あ~、参ったなぁ、どうしよう~。ったく、使用人もいないのにどうやってやれと?……けど最大の問題は『仮面舞踏会』ってことだよね……」
 アリスは大叔父様の手紙を見つめて、憂鬱な表情で呻くのでした。

 やがて何か閃いたように顔を上げ、自分の居室に戻っていきました。

担当マスター : 浅田 亜芽

マスターコメント

 ガイドをお読みいただき、ありがとうございます。

 このシナリオは【伯爵令嬢アリスの憂鬱】第1話の続きですが、第1話に参加されなかった方も問題なくご参加いただけます。
 ごく簡単に説明しますと、これは、吸血鬼の伯爵令嬢アリスの元へ「一族の長である大叔父が訪問する」という手紙が届いたことに端を発する、アリスの苦難の物語です。

 第1話では、大叔父様を迎える準備として、屋敷の掃除と庭の整備をしていただきました。
 ご参加いただいた皆様、どうもありがとうございました。
 お屋敷と庭が大叔父様に見せられる状態になり、アリスは大変感謝しております。

 しかし、アリスの憂鬱はまだ終わったわけではないのです。
 むしろこれからが本番かもしれません。

 大叔父様の手紙に書かれていた「滞在中に仮面舞踏会を開くこと」
 それは、昔の貴族の体面を保った盛大なものでなければならないのは言わずもがなです。
 そして仮面舞踏会の意味するところは、この場合“お見合い”です。
 「アリスの結婚相手を見つける」という大叔父様の目的が、言われなくてもアリスにははっきりと読み取れるのです。

 ここで皆様だけに、こっそりとアリスの秘密をお知らせしようと思います。

 アリスは近所に住む少年ラルフが好きなのです、恋愛的な意味で。
 ラルフは吸血鬼でも貴族でもないクレセントハートの人間ですが、好きになってしまえば種族は関係ありません!

 告白は……まだしていません。いざというと勇気が出ないヘタレなアリスなのです。
 けれどもアリスは「ラルフ以外の人と結婚させられるなんて、冗談じゃない!」と思っています。

 そうは言っても、一族の当主である大叔父様に逆らうわけにはいかないのが悩みの元凶、頭痛の種です。

 そこでアリスは一計を案じました。

 大叔父様のお眼鏡にかなうような“吸血鬼の貴公子”の代役を立てるのです。
 そして大叔父様がら去るまでこの貴公子と婚約することにしたと芝居をし、ほとぼりが冷めた頃に破談を匂わせ、のらりくらりとかわす作戦です。

 本命のラルフに頼めるといいのですが、ラルフは芝居の心得がなく、「吸血鬼の貴公子」を演じるのはハードルが高すぎます。
 ボロが出てしまう可能性大で、頼めません。

 そこで皆様に、結婚相手候補役を含め「仮面舞踏会」に必要とされる様々な役柄を演じていただきたいのです。


【1】結婚相手候補の貴公子の役を演じる

 仮面舞踏会の形式で行うお見合いなので、結婚相手の候補は何人いても構いません。
 代わる代わるアリスとダンスを踊っていただきます

 貴公子らしい服装と振る舞いで優雅なステップを踏み、厳格な大叔父様を信用させてください。
 ダンスの間はアリスと普通に楽しく会話していただいて構いません。
 アリスのダンステクニックはお世辞にも優れているとは言えませんが、下手だとバレないように誤魔化すのは上手です。
 ちなみにアリスの身長は155センチメートルです。

 GAや追加キャラクターと共に、“先を争ってアリスにダンスを申し込む”小芝居を入れて、大叔父様の目を欺くのも面白いと思います。

 ※女性でもこのパートにご参加いただけますが、“貴公子”なので男装して貴族の男性を演じてください。

 最終的にどなたかお一人に、アリスの“偽婚約者”になっていただく予定です。
 なので、恋人がいらっしゃる方は双方その旨ご了承の上、ご参加ください。


【2】仮面舞踏会の賓客の役を演じる

 仮面舞踏会には、多くの賓客も招待するものです。
 それなりの数の賓客がいなければ、仮面舞踏会が成立しません。
 そこで皆様は、アリスのお相手としてではなく、一般の貴族として素敵な衣装を着て仮面舞踏会に参加してください。

 できるだけ、GAや追加キャラクターと共に、カップルで参加していただけるとありがたいです。
 その場合、男女のカップルに限りません。男性同士、女性同士のカップルでもOKです。
 もし頭の古い大叔父様に見とがめられても「現代はこれが当たり前」と、言いくるめるので大丈夫です。
 また、男装や女装しての参加も可能です。

 アリスや大叔父様のもくろみに関わりなく、仮面舞踏会を楽しんでください。

 ※お一人で参加された場合、当方でどなたかと組ませていただくかもしれませんので、仮面舞踏会を見るだけ等、ダンスをしないで参加される場合はその旨を明記してください。


【3】使用人の役を演じる

 「貴族の体面を保って」と手紙に但し書きがあったので、使用人の役を演じる人の存在も欠かせません。
 なにしろ、アリスは伯爵令嬢とはいえ、使用人を置かず一人で暮らしていますので、大叔父様対策の使用人役が不可欠なのです。
 このパートの皆様には、執事、メイド、フットマンの衣装を着て使用人を演じていただきます。

 主な仕事は次の二つです。
 ・大叔父様が到着した時、玄関で並んでお出迎えする
 ・仮面舞踏会の会場(大広間)で飲み物や軽食の給仕をする

 その他、大叔父様の機嫌を損ねないようにお世話し、アリスが何か困っているような場面を見つけたら助け船を出してあげてください。

 大叔父様は百年の眠りから目覚めたばかりで本来の視力まで回復しておらず、体調も万全ではないため、足元に気を付けてあげるなどの配慮してあげるとよいでしょう。

 優れた使用人を演じれば、アリスが伯爵令嬢として体面を保った暮らしをしていることを大叔父様に間接的に知らせることに繋がるのです。

 ※大叔父様は昔気質で気難しいので、皆様が大叔父様に「アリスはラルフが好きだからお見合いなんてやめてあげて」などと直接伝えても、激怒するか無視されるだけなので内緒にしておいてください。
 (もし言いかけたりしたら、アリスが全力で阻止します)
 皆様がアリスの恋心を知っているということを、アリスは知らないのでご協力をお願い致します。


 どうか皆様、仮面舞踏会に様々な役で参加してアリスを助けてあげてください!

アクションパート

・動機
貴公子役だったら任せてくれ。
以前に舞台で演じたことがあるから、その時の演技を思い出せば大丈夫だ。

・手段
貴族らしく堂々とした態度で大叔父様に挨拶し、アリスの熱心な求婚者のように演じるよ。
ちょっとキザな台詞だって、演技だと思えば恥ずかしくない!
3
・動機
仮面舞踏会って、憧れでしたの。

・手段
豪華なドレスに身を包み、仮面はベネチアの仮面を参考に、派手にデコレーションしたものを着けていきましょう。
お相手は、いつも親しくさせていただいている方にお願いしていますわ。
2
・動機
実際にお屋敷を動かしているのは裏方の使用人だからね。
大叔父様に叱られないように、アリスをサポートしてあげるんだ。

・手段
まずは、全員で玄関にずらっと並んで大叔父様のお出迎え。
仮面舞踏会の大広間ではスマートに給仕をし、全体に目を配っておくよ。
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