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シナリオは、複数のユーザーが参加した結果を描写される小説形式のコンテンツです。
「ヒロイックソングス!」の世界で起こった事件やイベントに関わることができます。

【伯爵令嬢アリスの憂鬱】突然の手紙(第1話/全4話)

リアクション公開中!
【伯爵令嬢アリスの憂鬱】突然の手紙(第1話/全4話)

基本情報

マスター 浅田 亜芽
ワールド ネヴァーランド

料金

参加 100ポイント
キャラ追加 100ポイント
最大追加数 3名まで
文字数追加

スケジュール

リアクション
公開
2018年10月29日公開!

※アクション締切時の参加PC数で正式な公開予定が決定されます。詳しくはこちら

シナリオガイド

厳格な大叔父様をお迎えする準備を手伝って!

シナリオ名:【伯爵令嬢アリスの憂鬱】突然の手紙(第1話/全4話) / 担当マスター:浅田 亜芽

 ネヴァーランドの片田舎に、吸血鬼の貴族ブラウブルート伯爵家が所有する大きな屋敷があります。
 今その屋敷に住んでいるのは一族の少女アリス。一人で気ままに暮らしています。

「うえぇぇぇ! ちょっと、マジ? やっば! げえっ!」

 アリスは伯爵家本家の大叔父からの手紙を読みながら、貴族の令嬢らしからぬ品のない感嘆詞をさっきから連発しています。

 由緒正しい紋章の入った手紙には、こんなことが書かれていました。

『……(略)……百年の眠りから覚めて我が伯爵家一族の衰退に驚き憂いている。
ついてはお前が伯爵家令嬢として相応しい暮らしをしているか確認に行くので、しかるべき支度をしておくように。……(略)……』


「そんなこと言ったって、今どき執事もメイドもいないっての。それでなくても人を雇う余裕なんて、とっくの昔になくなってるわよ」
 アリスは手紙に向かって、ぶつぶつ文句を言いました。

 しかし、この大叔父の視察を受けた又従兄が酷く説教されたという話を耳にしていたので、胸にじわじわと不安が広がってきます。

 居てもたってもいられず、無意識のうちに足は近所に住んでいるラルフの家に向かっていました。
 クレセントハートの少年ラルフは優しく、いつもアリスの相談に乗ったり面倒を見てくれたりしているのです。

「ラルフ~、あたし、もうダメだわ。大叔父様にどんなお仕置きをされるか……」
「お仕置きとはまた、穏やかじゃないね」

 相槌を打ちながらお茶を淹れてくれるラルフを見ているだけで、アリスは幸せな気分になり、さっきまでの不安もどこかに飛んでいく気がします。

 そこへ「ネヴァーギブアップ・カフェ」のが、スイーツの配達にやってきました。

 アリスもラルフも茜とは親しくしているので、一緒に美味しいスイーツを食べながら手紙のことを話したところ、フェスタのアイドルの皆さんに協力をお願いしてみてはどうだろうということになりました。

担当マスター : 浅田 亜芽

マスターコメント

 ガイドをお読みいただき、ありがとうございます。

 今回から「伯爵令嬢アリスの憂鬱」を全4回の予定で始めさせていただきます。
 この前の異世界カフェシリーズと異なり、ワールドはネヴァーランドだけで進行します。

 お話はわりとしっかりした続きものですので、ガイドをよく読んでいただければ、次回のヒントになるような情報が得られるかもしれません。
 また、今回活躍されたキャラクター様には第2話の招待を出す場合があります。

 それでは物語の状況をご説明いたしましょう。

 アリス(16歳)は小さな村の大きな屋敷に一人で暮らしている吸血鬼です。
 アリスの一族は、かつては栄華を極めた由緒ある伯爵家でしたが、やり手の当主ブラウブルート伯爵(アリスの大叔父)が百年の眠りについている間に世の中はすっかり変わってしまい、その間に一族は没落してしまいました。

 運命を嘆く者もいましたが、多くの者は気楽に暮らす道を受け入れ、現代の生活に順応していったのです。
 アリスも人を襲って吸血するようなことはなく、時々村人を手伝ってそのお礼にちょっとだけ血をもらう、というような友好関係を築いています。
 気楽で穏やかな暮らしに、アリスは満足していました。

 そんなある日、突然届いたのが、つい先日、長い眠りから目覚めた大叔父ブラウブルート伯爵からの手紙です。

 手紙の内容をまとめると、だいたい次の通りです。
 ・五日後、アリスの住む屋敷を訪ねるので準備すること。
 ・滞在中、貴族の体面を保った暮らしを営んでいるか視察する。
 ・当主の自分をもてなし、盛大な仮面舞踏会を開催すること。

 手紙を読んだアリスは憂鬱になりました。
 まず最初に頭に浮かんだのは、屋敷と庭のとんでもない状態です。
 どんな状態かというと……。

 ・屋敷の状態
 アリスひとりで住むには広すぎて、普段使っている部屋以外ほとんどの部屋は埃だらけになっています。
 長年開けられることのなかった大広間には、魔物が棲みついる気配です。

 ・庭園の状態
 庭に全く興味のないアリスがほったらかしにしていたため、かつての美しいバラ園や東屋(あずまや)は荒れ果てています。

 これでは、百年前の貴族の価値観で生きている厳格な大叔父様を怒らせることは必至です。
 とにかく、まずは屋敷中の掃除をして魔物を駆除し、庭を蘇らせ、なんとか大叔父様に見せられる状態にしなくては話になりません。
 しかし村人たちに手伝ってもらおうにも、人口の少ない寒村のため人手がなく、藍と茜もカフェの仕事があるので手伝うことができません。

 そこで皆さんに協力をお願いしたいのです。


【1】大広間をきれいにする

 大広間はパーティーや舞踏会ができるとても広い空間で、天井には豪華なシャンデリアが吊られています。

 ここは、眠り姫の城を取り巻いていた茨(いばら)の魔物が部屋中を埋め尽くしています。
 茨の魔物は成長が早いので枝を切ってもすぐ伸びてしまいます。
 どうにかして入り込む隙間を作って部屋の中心へ進み、茨の根元を切るか焼くと除去できます。

 また、たくさんのネズミが茨の隙間に棲みついています。
 攻撃すると反撃してくることもあり、噛みつかれると痛いです。
 ネズミは数が多くてすばしっこく、一網打尽にするのは困難です。
 ただ、屋敷からいなくなれば良いので、退治しなくても屋敷の外に追い出す作戦でもOKです。

 茨とネズミを駆除して、大広間をきれいにしてください。

 ※茨かネズミ、どちらか一つだけ駆除してもいいですし、両方駆除しても構いません。


【2】ゲストルームをきれいにする

 長年使用されていないゲストルームは、埃をかぶっていますが、調度品などは壊れてはいません。

 部屋の中にあるのは、以下のものです。
 ・ベッド
 ・引き出しの付いた書き物机
 ・いす
 ・書棚
 ・クローゼット
 ・壁に掛った絵画
 ・暖炉

 厚いカーテンと窓を開け、埃をはらってきれいに掃除してください

 掃除の際、何か古い品物が見つかるかもしれません。
 もし見つけた場合は、どんなものがどこから見つかったか、明記してください。

 ※面白いものが発見されれば、次回以降のシナリオに小道具として使われるかもしれません。
 (必ず使われるわけではありませんので、ご了承ください)


【3】庭を蘇らせる

 荒れ果てて草が伸び放題の庭を掃除して整えてください
 
 東屋の周りや小道に、木や花を美しく配置して光などのエフェクトをつけると、多少のアラがあっても大叔父様の目を誤魔化しやすくなります。

 また、吸血鬼の屋敷には必須のバラ園を復活させて花を咲かせてください
 
 バラ園に住んでいるバラの妖精が心を失ったムックになっていて、花が咲きません。
 ライブで浄化し、バラの妖精を元気にしてやれば見事なバラ園が蘇り、短期間で見違えるような庭に生まれ変わることでしょう。

 ※「庭を整える仕事」と「バラの妖精を復活させるライブ」は、どちらか一つだけ行ってもいいですし、両方行っても構いません。


 どうか皆さんのお力で、アリスを助けてあげてください!

アクションパート

・動機
広い空間を埋め尽くす茨って、どんなに凄いのか見てみたさもあるからさ。

・手段
仲間と協力して、切った枝が再生するまでに茨の根元までたどり着く。
根元に到着さえできれば、装備してきた武器で切り倒すだけだ。
茨の魔物を倒した後、蔓(つる)や枝の片付けが大変だけど、これはもう頑張るしかない!
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・動機
大叔父様が泊まる部屋かもしれないですからね、念入りにきれいにしておかないと。

・手段
床も窓もきっちり掃除して、埃ひとつ残さないように磨き上げるわ。
あら、机の引き出しから古い手紙が出てきたわ。内容は……(読んでみる)。えっ!? これは!
2
・動機
貴族のお屋敷に美しい庭は付き物だもの。
調和の取れた庭を作ってみたいわ。

・手段
伸び放題の草を取り除き、ゴミを捨て、さっぱりとした後に花や木を整然と並べるの。
復活したバラ園をライトアップしたら完璧ね。
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