【異世界カフェ・番外編】夏祭り 出張かふぇ
リアクション公開中!
基本情報
マスター | 浅田 亜芽 |
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ワールド | 華乱葦原 |
料金
参加 | 100ポイント |
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キャラ追加 | 100ポイント |
最大追加数 | 3名まで |
文字数追加 | 不可 |
スケジュール
リアクション 公開 |
2018年08月06日公開! |
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シナリオガイド
夏祭りを成功させて!
シナリオ名:【異世界カフェ・番外編】夏祭り 出張かふぇ / 担当マスター:浅田 亜芽
「あ~あ。せっかく故郷に錦を飾る良い機会だったのにね……」
華乱葦原の「葦原かふぇ」のスタッフルームで、藍(あい)がさも残念そうにこぼしました。
夏祭りのライブステージに出演する予定をキャンセルしてきたのです。
「なんで私たちがこんな目に遭わないといけないのよ!」
藍の横で茜(あかね)が憤慨しています。
「まあまあ。ライブは諦めるとして、夜店の方を頑張ろう? ね、茜」
そこへ、葦原かふぇのスタッフがやってきました。
「藍さん、茜さん。その夜店なんですが、私たちはカフェの店舗営業で毎日手一杯で、この分だと夏祭りの夜店の準備が間に合いそうにありません。
新規開店の時のように、フェスタの方々の応援をお願いできませんか?」
「……聞いてみてもいいけど、いつも頼ってばっかりっていうのも、申し訳ないよう……」
「そこをなんとか頼んでくださいよ」
退室するスタッフと入れ替わるように、藍と茜の養母が入ってきました。
「あんたたち、今年は夏祭りに行くの、諦めな」
「おかあさん。ステージは仕方がないから諦めるけど、夜店には出るよ。だって、私たちの“出張かふぇ”なんだから」
茜が口答えします。
「この前、藍が攫(さら)われかけたじゃないか。夜店なんかに出てたら狙ってくれって言ってるようなもんだよ。あたしゃ、反対だね」
「そんな……。楽しみにしてた夏祭りなのに、何もかも諦めるなんて悲しすぎるよ。夜店だけはどうしても出たい」
藍も必死に頼みます。
「じゃあ、何か対策をしているんだろうね」
「「対策?」」
双子が声を揃えました。
「そう。あんたたちが無事でいることはもちろん、夏祭りを台無しにするような騒ぎを起こさないようにして、町の人たちに迷惑をかけないようにする対策さ」
養母は厳しい口調で言って二人をじっと見つめます。
「……も、もちろんよ! 私たちが無事なだけでなく、今年はいつも以上に盛り上がってみんなに楽しんでもらうんだから!」
勢いで口から出まかせを言った茜は、内心「しまった、大きく出すぎた」と後悔しました。
けれども、養母の言う「対策」をしなければ彼女の許可が出ないし、また実際そうする必要があると、双子は心の片隅で感じていたのです。
担当マスター : 浅田 亜芽
マスターコメント
ここまでお読みいただきありがとうございます。
このシナリオはこれまで四回にわたって続けさせていただいた【異世界カフェ】シリーズの番外編ですが、
本編をご存じなくても問題なくお楽しみいただけますのでお気軽にご参加ください。
華乱葦原に初めての地球風カフェ「葦原かふぇ」を開店して以来、
複数の異世界にカフェを出店して経営している双子の美少女妖でフェスタのアイドルの藍と茜。
(藍と茜についてはゲームマスターページに載せていますので、ご興味のある方はそちらをご覧ください)
二人が育った町では、もうすぐ毎年恒例の夏祭りがあります。
祭り当日の夜は、広場にたくさんの夜店が出て、仮設ステージでは歌や踊りのパフォーマンスも行われ、それはそれは賑やかになります。
「葦原かふぇ」は、「出張かふぇ」として初めて夜店を出すことになりました。
そして、フェスタでアイドルの勉強をしている双子は、その成果を故郷にお披露目することも兼ねてステージでライブをする予定でした。
しかし出演を取りやめざるを得ませんでした。
なぜなら、藍と茜の身に危険が及ぶことが懸念されるからです。
美しく成長した双子は華町の貴族の放蕩息子の目に留まったようで、何かと絡まれたり言い寄られることが頻発しています。
それはだんだんとエスカレートしてゆき、藍は貴族の手の者に誘拐されかかったこともありました。
ステージで目立ったりすれば、再び狙われることが危惧されます。
そういうわけで、目立つ行動は控えざるを得ないのです。
また、元々美しい藍と茜が、アイドルとして洗練された物腰を身に付け、カフェの経営も順調とくれば、妬みを買うのはどこの世界でも同じ。
「葦原かふぇ」の模倣をしてみたものの、いまいち繁盛しているとは言い難い二つのライバル店は、
妬みや逆恨みから、度々嫌がらせを仕掛けて来ていました。
お祭りの間は、不特定多数の人で混雑するし、夜店は開放的でセキュリティは低いし、どうしても隙が生まれます。
こんな機会を、悪事を企む奴らが見逃すはずがありません。
彼らがどさくさに紛れて、藍と茜に危害を加える可能性も否定できません。
本当は、夏祭りに参加するのをやめた方がいいのかもしれませんが、毎年楽しみにしている夏祭りに参加できないのはとても残念です。
二人を心配してくれている養母に啖呵を切った手前、絶対に二人が無事でいて、町の人々にも最高の夏祭りを楽しんでもらわなければなりません。
波乱が予想される夏祭り。
どうか皆さん、夏祭りが成功裡に終わるよう、藍と茜に手を貸してください!
【1】出張カフェの商品を考え、当日の売り子を務める
通常店舗で出しているカフェメニューは、食べ歩きや持ち帰りに適していません。
そこで、夜店仕様の特別メニューを作って売っていただきたいのです。
★条件
1)食べ歩き、あるいは持ち運びできる形態。(器や匙なども竹や紙などで使い捨てを考慮)
2)ある程度作り置きできるもの。または、夜店で少し手を加えるだけで完成するもの。
3)一日限定営業なので、少しなら地球から材料の持ち込みも可。
夜店の定番といえば、りんごあめ(断言!?)ですが、今回は大前提としてカフェメニューですので、
おしゃれで美味しそうで、食べている人を見た人が「私も食べたい!」と憧れるようなメニューを考えてください。
そして、セールスポイントをアピールしてたくさん売ってください。
例:「一口サイズのドーナツは全部楊枝が付いていて食べやすくなっている」など
※藍と茜も一緒に売りますので、アクションをかけることができます。
【2】ライバル店の妨害を阻止し、貴族の手から双子を守る
ステージを断念した藍と茜は、せめて夜店の売り子として夏祭りに参加し、全力を尽くしたいと考えています。
そこで、猫のお面をかぶって店に立つことにしました。
しかしライバル店から派遣された“ならず者”たちが、お祭りを楽しむ善良な人々の中に交じっている可能性が高いです。
ならず者たちは、出張かふぇに因縁をつけて営業を妨害したり、正面もしくは裏から襲撃して店を壊そうとするでしょう。
また、その騒ぎに乗じて、件の貴族の家来が藍と茜を連れ去ろうとするかもしれません。
彼らは必ず全員現れるとは限りませんが、十分警戒して夜店と双子を守ってあげてください。
【3】ステージでライブをする
夏祭りのステージを毎年楽しみにしている町の人々。
華乱葦原出身アイドルの藍と茜が出演中止になったのは少し残念に思っていますが、
その代わり、今年は地球のアイドルが出演するというので、期待が高まっています。
ここはぜひ、彼らの期待を上回るパフォーマンスを披露してください。
歌やダンスのテクニックもさることながら、ライブスキルやアイテムを使った凝った演出も腕の見せ所です。
フェスタのアイドルの実力を思いっ切り見せてあげましょう!
※舞台は町の広場の仮設ステージですが、学校の講堂の舞台程度の広さと高さがあります。
観客は立ち見です。
解放感があるので、お客のノリは良いです。
夜店で買ったものを飲み食いしながら、リラックスした雰囲気で見物しています。
【4】華乱葦原の夏祭りを楽しむ
藍と茜が育った町の夏祭りは、地球の日本の私たちにとってはどこかノスタルジックな雰囲気です。
ぼんやりと明るい幻想的な夜店には、わた菓子やお面が並び、
妖による鬼火で熱した鉄板では、イカ焼きや焼きそばによく似た食べ物がじゅうじゅう言って、食欲をそそる良い匂いを漂わせています。
射的や輪投げ、くじ引きなど遊びの夜店も出ています。
もちろん【1】で売っている「出張かふぇ」のメニューも食べることができます。
もしよければ「出張かふぇ」で買って、藍と茜を応援してあげてください。
友人同士で食べ歩くのも、楽しい夏の思い出になるでしょう。
また、ステージのライブ鑑賞を楽しむこともできます。
アイドル仲間に声援をおくって、ライブを盛り上げましょう。
見物客に紛れて盛り上げれば、ステージや夜店にもそれが波及してお祭りはもっと楽しくなるでしょう。
人も半妖も妖も、さまざまな姿で行き交う夏祭りを楽しんでください。
アクションパート
・動機
非日常さがおいしさを上乗せする、食べ歩きに適した形態のアイデアを持ってるからね! ・手段 青竹のカップにクリームわらび餅なんて、どうかな? もちろんスプーンは竹細工だよ。 |
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・動機
卑怯な手段で暴力を振るうなんて、許せない! ・手段 仲間と手分けして双子を守ります。 出張かふぇと双子に指一本触れさせないよ! |
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・動機
葦原の住民に、パワーアップしたアイドルのライブを見せてあげたい! ・手段 ライトに照らされたステージ上で縦横無尽に踊って歌います! |
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・動機
葦原の夏祭りに行ってみたいです。 ・手段 夜店で買ったものを食べながら、アイドル仲間のライブを客席で楽しませてもらいます! |