哀しみのマッチ売り少女
リアクション公開中!
基本情報
マスター | 蒼井卯月 |
---|---|
ワールド | ネヴァーランド |
料金
参加 | 100ポイント |
---|---|
キャラ追加 | 100ポイント |
最大追加数 | 3名まで |
文字数追加 | 不可 |
スケジュール
リアクション 公開 |
2018年04月02日公開! |
---|
シナリオガイド
おとぎ話のヒロインを、哀しみのループから解放してあげよう
シナリオ名:哀しみのマッチ売り少女 / 担当マスター:蒼井卯月
ネヴァーランド北部。
絶え間なく雪が降り続き、地上にあるものすべてを白く染めている【スノウホワイト】。
これは、そんな【スノウホワイト】に隣接した、小さな小さな町での出来事……
【スノウホワイト】の雪は、時おり気まぐれに、この小さな町にも降り注いできます。
そんな風に雪が降った夜にだけ、彼女……マッチ売りの少女は、出没します。
「マッチ……」
少女は、ネヴァーランドの住人とは思えぬほど貧しい身なりをしています。
「マッチはいりませんか」
靴は持っておらず、いつも裸足です。雪や寒さから身を守るための、外套もストールもありません。
持ち物といえば、売り物のマッチの入ったカゴが一つだけです。
「娘さん、マッチをくださいな」
町の人々はなんとかこの少女を助けたいので、呼び止めて銅貨を差し出そうとします。
しかし……
ザザザッ!
すかさず、少女の周りにわらわらとオモチャの兵隊が殺到します。
彼らは少女がお客と接触をするのを決して許しません。
ネヴァーランドの住民は、温厚で平和的です。
オモチャの兵隊に攻撃してまで、マッチ売りの少女からマッチを買おうとは思いません。
「ああ……今日も売れない。一つも売れないわ……」
こうして少女は寒さに耐えかね、町の片隅に座り込み、マッチに火をつけ暖をとります。
シュッ……
「わあっ……美味しそうなご馳走」
炎の向こうに、幸せなものをたくさん見ます。
シュッ……
「素敵! あったかそうな暖炉!」
シュッ…… シュッ……
少女は幸せな光景を見たくて、ひとときでも暖かくなりたくて、次々と売り物のマッチに火を灯していきます。
そしてあっという間にマッチは最後の一本になり……
空に「太陽」のオブジェがぶらさがる、朝。
「ああ、また死んでいる。何度見ても、かわいそうだわ」
もう何度目でしょう……町の人々はいつも通り、少女の亡骸を囲んでいます。
「だけどほら、数日後にはまた生き返ってここでマッチを売るんだから……」
悲しそうな顔の人々をよそに、オモチャの兵隊達は淡々とマッチ売りの少女を担ぎ、歩き出します。
数日間どこかでなりをひそめ、マッチ売りの少女の復活を待つのです。
「確かに生き返るけれど……毎回毎回、本当に痛々しいわ?」
「それにさあ、この子、こんなに何度も死んで、大丈夫なのか?」
人々は心配そうに顔を見合わせました。
担当マスター : 蒼井卯月
マスターコメント
御覧いただきありがとうございます。
ネヴァーランドのプライベートシナリオ「哀しみのマッチ売り少女」をお送りします。
どうやら町の人々は、たとえ不死の体であっても、生き死にを繰り返すと心が腐敗する、という事実を知らないようです。
それもそのはず。
この町を作ったのも、雪が降るたびに毎回悲しい死を繰り返すマッチ売りの少女を作ったのも、そしてオモチャの兵隊を作ったのも、すべて†タナトス†です。
たまたま知ったおとぎ話を再現してみたくなったという軽い理由で、†タナトス†はこの小さな町を作りました。
しかし現在†タナトス†は、ゴロゴロすることや他のことに忙しく、マッチ売りの少女や、この小さな小さな町の存在を、すっかりうっかり、忘れてしまっています。
ご承知の通り、
ネヴァーランドの住人は不死の身体である代わりに、時間の経過や退屈な気持ちで次第に心が腐敗していきます。
また、不死の身体であまりに死んで生き返る事を繰り返し過ぎても腐敗化が早まります。
心の腐敗化が進むと、自我が失われ【廃人(ムック)】と呼ばれる生ける屍のようになってしまいます。
場合によっては人々を襲い始めることもあります。
さらにそのまま放っておくと、姿形も異形へと変化し、人々に仇名す怪物【ディムック】となるのです。
これまでたくさんの哀しい死を体験してきたマッチ売りの少女の心は、腐敗寸前です。
つまり、廃人(ムック)になってしまう危険が大なのです。
誰も気づきませんが、今、町そのものが、危険な状態なのです。
そこで皆様には、次にマッチ売りの少女が現れる時、ぜひとも事態をおさめて頂きたく思います。
以下、3つの目的を提示させて頂きます。
▼オモチャの兵隊から少女を解放する
オモチャの兵隊ですが、全部で5体。
常に少女のそばを行進しており、おとぎ話の本筋を邪魔するものから少女を守ります。
シンプルな木の人形で、きれいな赤い服やかわいい顔がペイントされています。
背丈は小柄な成人女性ほどもあり、堅い樫の木で出来てます。
表情も感情もありませんし、口も開かないので、しゃべることもありません。
5体は意思の疎通をはかっている様子もなく、勝手に動いてきます。
剣と槍と鉄砲を所持してますが、これらはオモチャの武器なので、殺傷能力はありません。
しかしどれも鋭さや長さのある物なので、振り回したり刺したりされたら、それなりに危険です。
この兵隊の働きのおかげで、少女は、マッチを売る以外の行動をとったことがありません。
また、マッチが売れたこともありません。(売れてしまうとお話しが変わってしまうので……)
もちろん、歌ったり踊ったり、またはそれらを見て、楽しい気持ちになったこともありません。
▼マッチを購入する、または使用する
無事オモチャの兵隊を討伐できれば、少女からマッチを買うことができます。
これまで少女は誰にもマッチを売ることができず、哀しみと失望の中、何度も何度も命を落としております。
もしもマッチを買えたなら、そんな負のループを阻止できるでしょう。
なお、ここで手に入るのは、少し特殊な【マッチ売りの少女のマッチ】です。
炎が灯っている間だけは、マッチ売りの少女と同じように、素晴らしい幻想を見ることができます。
買ったマッチで何を見るか、どんな目的でマッチを買うか、そんなことを想像するのも楽しいでしょう。
※ マッチ売りの少女はごちそうや暖かい暖炉を見ることはできましたが、実際に食べたり暖まったりはできませんでした。
こちらのマッチも同様で、「見る」以外のことは体感できません。
※ マッチをご購入されたい方には「銅貨1枚」を支給しますので、そちらをお使い下さいませ。
▼ライブをしてマッチ売りの少女を浄化する
少女にライブを見せ、進んでいた心の腐敗を、浄化します。
この小さな町を作ったとき、†タナトス†は意図的に劇場を造りませんでした。
劇場どころか、ストリートパフォーマンスなども見かけません。
小さな町ではありますが、街角には広場もあります。
【スノウホワイト】から流れてくる雪は、大した量ではなく、ちらつく程度。
街灯などの町明かりもありますので、路上ライブが可能です。
※ 今回†タナトス†は、ゴロゴロすることや他のことが忙しいので、登場する予定はありません。
ネヴァーランドのプライベートシナリオ「哀しみのマッチ売り少女」をお送りします。
どうやら町の人々は、たとえ不死の体であっても、生き死にを繰り返すと心が腐敗する、という事実を知らないようです。
それもそのはず。
この町を作ったのも、雪が降るたびに毎回悲しい死を繰り返すマッチ売りの少女を作ったのも、そしてオモチャの兵隊を作ったのも、すべて†タナトス†です。
たまたま知ったおとぎ話を再現してみたくなったという軽い理由で、†タナトス†はこの小さな町を作りました。
しかし現在†タナトス†は、ゴロゴロすることや他のことに忙しく、マッチ売りの少女や、この小さな小さな町の存在を、すっかりうっかり、忘れてしまっています。
ご承知の通り、
ネヴァーランドの住人は不死の身体である代わりに、時間の経過や退屈な気持ちで次第に心が腐敗していきます。
また、不死の身体であまりに死んで生き返る事を繰り返し過ぎても腐敗化が早まります。
心の腐敗化が進むと、自我が失われ【廃人(ムック)】と呼ばれる生ける屍のようになってしまいます。
場合によっては人々を襲い始めることもあります。
さらにそのまま放っておくと、姿形も異形へと変化し、人々に仇名す怪物【ディムック】となるのです。
これまでたくさんの哀しい死を体験してきたマッチ売りの少女の心は、腐敗寸前です。
つまり、廃人(ムック)になってしまう危険が大なのです。
誰も気づきませんが、今、町そのものが、危険な状態なのです。
そこで皆様には、次にマッチ売りの少女が現れる時、ぜひとも事態をおさめて頂きたく思います。
以下、3つの目的を提示させて頂きます。
▼オモチャの兵隊から少女を解放する
オモチャの兵隊ですが、全部で5体。
常に少女のそばを行進しており、おとぎ話の本筋を邪魔するものから少女を守ります。
シンプルな木の人形で、きれいな赤い服やかわいい顔がペイントされています。
背丈は小柄な成人女性ほどもあり、堅い樫の木で出来てます。
表情も感情もありませんし、口も開かないので、しゃべることもありません。
5体は意思の疎通をはかっている様子もなく、勝手に動いてきます。
剣と槍と鉄砲を所持してますが、これらはオモチャの武器なので、殺傷能力はありません。
しかしどれも鋭さや長さのある物なので、振り回したり刺したりされたら、それなりに危険です。
この兵隊の働きのおかげで、少女は、マッチを売る以外の行動をとったことがありません。
また、マッチが売れたこともありません。(売れてしまうとお話しが変わってしまうので……)
もちろん、歌ったり踊ったり、またはそれらを見て、楽しい気持ちになったこともありません。
▼マッチを購入する、または使用する
無事オモチャの兵隊を討伐できれば、少女からマッチを買うことができます。
これまで少女は誰にもマッチを売ることができず、哀しみと失望の中、何度も何度も命を落としております。
もしもマッチを買えたなら、そんな負のループを阻止できるでしょう。
なお、ここで手に入るのは、少し特殊な【マッチ売りの少女のマッチ】です。
炎が灯っている間だけは、マッチ売りの少女と同じように、素晴らしい幻想を見ることができます。
買ったマッチで何を見るか、どんな目的でマッチを買うか、そんなことを想像するのも楽しいでしょう。
※ マッチ売りの少女はごちそうや暖かい暖炉を見ることはできましたが、実際に食べたり暖まったりはできませんでした。
こちらのマッチも同様で、「見る」以外のことは体感できません。
※ マッチをご購入されたい方には「銅貨1枚」を支給しますので、そちらをお使い下さいませ。
▼ライブをしてマッチ売りの少女を浄化する
少女にライブを見せ、進んでいた心の腐敗を、浄化します。
この小さな町を作ったとき、†タナトス†は意図的に劇場を造りませんでした。
劇場どころか、ストリートパフォーマンスなども見かけません。
小さな町ではありますが、街角には広場もあります。
【スノウホワイト】から流れてくる雪は、大した量ではなく、ちらつく程度。
街灯などの町明かりもありますので、路上ライブが可能です。
※ 今回†タナトス†は、ゴロゴロすることや他のことが忙しいので、登場する予定はありません。
アクションパート
気持ちわるっ!
堅い木でできた、無表情のオモチャの兵隊が、不気味にマッチ売りの少女を囲んでる。 結構大きいし、オモチャとはいえ槍とか剣とか鉄砲とか振り回されるとやっぱり危険。 ほんと、こんなのに囲まれてたら、ぶっちゃけトイレ行くのも大変なんじゃない? 絶対やっつけてあげる。 自由になったら、いっぱい町の人とお話しして、いっぱいマッチを売るんだよ? |
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お嬢さん、マッチを売ってくれますか?
おお、これがマッチ売りの少女のマッチかぁ! どれどれ……シュッ! ああ、見える。炎の向こうに……見えてきた。 ゆらゆらと湯気が見える……その向こうは…… こっ!! これは、ラーメンのスープで満たされた露天風呂!? しかもカップラーメン食べ放題つき! ええっ!? オレの望んでるものって、そんなものなの? 確かに、好きだけど…… |
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雪のちらつく小さな町角でのゲリラライブ!
町には劇場がないというので、町の人たちもみんな、楽しそうに聞いてくれている。 何度も生まれて死んでを繰り返し、疲弊してるその心、浄化してあげる。 これからは、歌ったり踊ったり、それを見たり聞いたりできる自由があるから、大丈夫だよ! |