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シナリオは、複数のユーザーが参加した結果を描写される小説形式のコンテンツです。
「ヒロイックソングス!」の世界で起こった事件やイベントに関わることができます。

珍福満腹にゃーんにゃん

リアクション公開中!
珍福満腹にゃーんにゃん

基本情報

マスター 九里原 十三里
ワールド 華乱葦原

料金

参加 100ポイント
キャラ追加 100ポイント
最大追加数 3名まで
文字数追加

スケジュール

リアクション
公開
2017年07月10日公開!

※アクション締切時の参加PC数で正式な公開予定が決定されます。詳しくはこちら

シナリオガイド

腹ペコ猫軍団から床町を守れ!

シナリオ名:珍福満腹にゃーんにゃん / 担当マスター:九里原 十三里

 桜稜郭・床町――。
 庶民が生活を営むその町に、ある夜、大騒動が起きていました。

「チンプク、マンプク、チンプク、マンプク……」

 呪文のような言葉を発しながらぞろぞろと町を行くのはおびただしい数の猫の群れでした。

 にゃあ、にゃあ、にゃあーん。
 ごろごろごろごろ。


 鳴き声を発し、喉を鳴らしながら歩き回る猫の群れの先頭には、家一軒分よりもずっと巨大な白黒の大斑猫がのっしのっしと歩いています。
 大斑猫は喉元の巨大な鈴をカロン、カロンと鳴らしながら大きな舌で口の周りをべろべろと舐め、ごぉおおおお、とお腹を鳴らしました。

「ああ、腹が減った、腹が減った。ここはいい匂いがするねぇ。どう思う、お前たち?」

 にゃあん、にゃあん。
 にゃにゃあん。


 周りの小さな猫達が「そうだそうだ」というように鳴いて応えます。
 すると、大斑猫は周囲にいる人々を見てこう言いました。

「この町には人も妖怪もようく太っている。こんなに沢山いるのだから……ちょっとくらい食ったってかまわないだろうねぇ?」

 金色の大きな目が周囲の人々を見つめます。
 その目つきは明らかに「黄泉憑き」そのもののように見えました。

「ああ、あっちからもこっちからもいい匂い! もうたまらないよ! さぁお行きお前たち! もう我慢することなんかないんだからねぇ!」

 大斑猫がそう言うと、回りにいる小さな猫達が一斉に走り出しました。
 猫達が突進していったのは周囲にある食べ物屋です。

「うわぁあ! 蒸したばかりの饅頭を!」
「こっ、コラ! 俺の焼き魚返せ!」
「だ、だめー!! 猫はネギなんか食べたらだめだってー!」

 お腹をすかせた猫達は食べ物を見つけると手当たり次第に食らいつき、町はたちまち大パニックに陥りました。
 当然、町を守る同心達も黙っていません。
 刀を手に、暴れる猫達に立ち向かっていきました。

「何やってるんだこのバカ猫ども! やめねぇとたたっ斬るぞ!」
「ンニャーッハッハッハ! やめといたほうがいいよ、オニイさん? この猫達は、アタイの子だからねぇ!」

 大斑猫がそう言った途端、同心達の目の前にいた猫達に異変が発生しました。

 ぷぅ、ぷぅ。
 ぷぷぷ、ぷっくう。


 猫達の体が一斉に、風船のように膨らんだのです。
 そして――。

「ぎゃぁああああ!!」

 ぱぁん、と破裂する音がして、同心達の体は次々に吹っ飛びました。
 そしてなんと、破裂した猫達はたくさんの小さな猫に分身し、みゃあみゃあと鳴きながら辺りを走り回ったのです。

「分かっただろう? お前たちじゃ、アタイらには敵わないんだ」

 大斑猫は呆然とする人たちを見て、カカカカ、と笑い声を立てました。
 そして、こう言ったのです。

「さぁて……アタイも腹一杯になるとしようかね」

 このままでは町がめちゃくちゃになり、人々が大斑猫に食べられてしまいます。
 早く猫達を止めなければならない。
 事件の知らせを受けたアイドルたちは急いで現場に駆けつけ、すぐに事件解決に向けて動き出しました。

担当マスター : 九里原 十三里

マスターコメント

 華乱葦原の床町でお腹をすかせた猫の妖怪たちが暴走しています。
 すぐに対処しなければ町がめちゃくちゃになり、またボスである大斑猫に住民たちが食べられてしまうかもしれません。
 床町の人々を守るため、皆様のご協力をお願いします。

 選択肢の説明は以下のとおりです。

1 町の人達を守る
  町で暴れている大斑猫の子どもたちは妖怪の「爆裂猫」で、触る、抱っこする、武器を向けるなどの刺激を与えるとすぐに爆発し、増殖してしまいます。
  爆裂猫が爆発すると、大人1人が吹っ飛ぶくらいの威力があります。
  みんな怖がっていますので、爆発に巻き込まれないように守ってあげましょう。

2 猫達をライブで鎮める
  猫達の異常な空腹や爆発・増殖といった現象は黄泉憑きの影響によるものです。
  アイドルたちのライブの力で惹きつけて周りのものを食べるのをやめさせたり、食べ物屋に突進しないように鎮めたりすることができるかもしれません。

3 おいしいものをあげる
  大斑猫や爆裂猫たちに「人や妖怪よりおいしいものがある」と言って食べ物を与えます。
  今のところ大斑猫の関心は人々に向いていますが、大斑猫の言っている「いい匂い」は周囲の食べ物屋さんの匂いなので、おいしいものを持ってくれば興味を示すはずです。 
  食べ物はアイドルが自分で持ってきたもののほか、華乱葦原で手に入るもの(日本の伝統的な食べ物やそれに近いもの)であれば床町で手に入ります。
  また、猫たちは妖怪なので、普通の猫が食べられないもの(ネギ、ニラ、ニンニク、チョコレートなど)も食べさせることができます。
  ただし、大斑猫はかなり空腹な上、せっかちなおばあちゃん猫なので、こちらの意思をハッキリ伝えないといきなり丸呑みされてしまうかもしれません。
  近づく際には十分気をつけてください。

アクションパート

町の人が爆発に巻き込まれたら大変!
お店の人たちにに呼びかけて、お店に並んだ食べ物は猫に見つからないところに隠してもらうよ。
猫達に先回りして、被害が広がらないようにしたいな。
2
猫達はきっと、何かで満足すればおとなしくなると思うんだ。
気持ちよくなるように頑張って歌って、猫達の気持ちを惹きつけたい。
僕の歌、お腹いっぱい聞くと良いよ!
1
食われちゃ大変だからまずはでかい声を出して大斑猫の注意を引きつけて、人間より美味いもんがあるって伝えるぞ。
ほら、こっち見ろ大斑猫!
俺が魚屋から山ほど魚を買ってきてやったから、町の人たちを食うのはやめてくれ!
3
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