ヒートアップビギナー!
リアクション公開中!
基本情報
マスター | 深弦離羽 |
---|---|
ワールド | 地球 |
料金
参加 | 100ポイント |
---|---|
キャラ追加 | 100ポイント |
最大追加数 | 3名まで |
文字数追加 | 可 |
スケジュール
リアクション 公開 |
2017年06月14日公開! |
---|
シナリオガイド
駿といろはが漫才で大コケ……会場をアツくしてくれるアクター求む!
シナリオ名:ヒートアップビギナー! / 担当マスター:深弦離羽
初夏の入り口、フェスタもだんだんと蒸すようになってきています。
その晩は特に湿った空気がまとわりつき、何とも熱く感じられました。
談話室では、ごうんごうんと音を立てながら、ドライモードのエアコンが頑張っていました。
生徒たちの中にもちらほらと、外の湿気にやられてソファに身を横たえているものもいるようです。
そんなけだるげな空気のなか、橘 駿は黙々とその日の宿題を片付けていました。
「精が出るね」
「春人――ああ、こういうときこそ、無心で机に向かうのが一番だ」
眉一つ動かさずそう言う彼に冷たい缶コーヒーを差し出して、神谷 春人は苦笑しました。
こういう時の駿は、厳しいプロデューサーのときの顔をしています。
もしかしたら、ステージの時よりも生き生きしているかも……と春人はかすかに思いました。
「そういえば、春人。これに出てみないか?」
駿は鞄から一枚のフライヤーを取り出し、春人に手渡しました。
受け取って中を見てみると、どうやらそれはライブフェスへの出演オファーのようです。
フライヤーにはいかめしい男のイラストと、『ヒートアップビギナー! 会場をアツくしてくれるアクター求む!』と、炎めかしたロゴが書かれています。
そういえば、これと同じフライヤーが、校舎の掲示板にも貼られていることを、春人は思い出しました。
「こういうライブに出ようって言い出すのは、てっきり泰河あたりかなって思ってたけど」
「これもマーケティングだ。ULTRA RAYとしても、まだまだすべきことは多い」
時々おかしなことを言い出すものの、春人は駿のプロデュースを信頼しています。
メガネをクイと上げた駿に笑みを投げかけ、春人はこっくりとうなずきます。
「そうだね。――じゃあボク、みんなに声をかけてくるよ!」
そう言って、春人は足取りも軽やかに、談話室を出ていくのでした。
◆
――かくして、ライブ当日。
「どうもー! タチバナでーす!」
「なんでやねん!!」
「ぐぅっ!?」
駿とともにステージに立っているのは――なぜでしょう、村雲 いろはではありませんか。
おまけにきらびやかなジャケットと派手なリボンは、どう見ても一昔前の漫才師のいでたちです。
鋭いチョップを後頭部にまともに食らった駿は、わずかに身じろぎをしました。
「えー、どうも、今日は趣向を変えて、この二人でやっていこうと――」
「何やその腑抜けた喋りは!!」
「ぬぅっ!?」
(さすが村雲、ボケる前にツッコミが飛んでくる……!)
二人は以前、互いのユニットの新たな方向性を模索すべく、漫才コンビを組もうとしていました。
しかし無理にキャラづくりをしなくとも、あるがままでよいという結論に至ったはずでした。
それがなぜか、このステージで突然復活を果たしたのです。
「ああ……どんどん場が冷えていく……」
二人のギャグセンスは壊滅的、おまけに二人はそのことに全く気付いている様子はありません。
その恐るべきコンビが復活していることに、舞台袖の春人はわなわなと震えております。
無論、場が盛り上がるはずもなく、観客たちはすっかり白けてしまっていました。
「お願い……誰か、会場をアツくしてあげて……!」
その晩は特に湿った空気がまとわりつき、何とも熱く感じられました。
談話室では、ごうんごうんと音を立てながら、ドライモードのエアコンが頑張っていました。
生徒たちの中にもちらほらと、外の湿気にやられてソファに身を横たえているものもいるようです。
そんなけだるげな空気のなか、橘 駿は黙々とその日の宿題を片付けていました。
「精が出るね」
「春人――ああ、こういうときこそ、無心で机に向かうのが一番だ」
眉一つ動かさずそう言う彼に冷たい缶コーヒーを差し出して、神谷 春人は苦笑しました。
こういう時の駿は、厳しいプロデューサーのときの顔をしています。
もしかしたら、ステージの時よりも生き生きしているかも……と春人はかすかに思いました。
「そういえば、春人。これに出てみないか?」
駿は鞄から一枚のフライヤーを取り出し、春人に手渡しました。
受け取って中を見てみると、どうやらそれはライブフェスへの出演オファーのようです。
フライヤーにはいかめしい男のイラストと、『ヒートアップビギナー! 会場をアツくしてくれるアクター求む!』と、炎めかしたロゴが書かれています。
そういえば、これと同じフライヤーが、校舎の掲示板にも貼られていることを、春人は思い出しました。
「こういうライブに出ようって言い出すのは、てっきり泰河あたりかなって思ってたけど」
「これもマーケティングだ。ULTRA RAYとしても、まだまだすべきことは多い」
時々おかしなことを言い出すものの、春人は駿のプロデュースを信頼しています。
メガネをクイと上げた駿に笑みを投げかけ、春人はこっくりとうなずきます。
「そうだね。――じゃあボク、みんなに声をかけてくるよ!」
そう言って、春人は足取りも軽やかに、談話室を出ていくのでした。
◆
――かくして、ライブ当日。
「どうもー! タチバナでーす!」
「なんでやねん!!」
「ぐぅっ!?」
駿とともにステージに立っているのは――なぜでしょう、村雲 いろはではありませんか。
おまけにきらびやかなジャケットと派手なリボンは、どう見ても一昔前の漫才師のいでたちです。
鋭いチョップを後頭部にまともに食らった駿は、わずかに身じろぎをしました。
「えー、どうも、今日は趣向を変えて、この二人でやっていこうと――」
「何やその腑抜けた喋りは!!」
「ぬぅっ!?」
(さすが村雲、ボケる前にツッコミが飛んでくる……!)
二人は以前、互いのユニットの新たな方向性を模索すべく、漫才コンビを組もうとしていました。
しかし無理にキャラづくりをしなくとも、あるがままでよいという結論に至ったはずでした。
それがなぜか、このステージで突然復活を果たしたのです。
「ああ……どんどん場が冷えていく……」
二人のギャグセンスは壊滅的、おまけに二人はそのことに全く気付いている様子はありません。
その恐るべきコンビが復活していることに、舞台袖の春人はわなわなと震えております。
無論、場が盛り上がるはずもなく、観客たちはすっかり白けてしまっていました。
「お願い……誰か、会場をアツくしてあげて……!」
担当マスター : 深弦離羽
マスターコメント
シナリオ「ヒートアップビギナー!」をお送りします。
※このクエストはクエスト「ボケとツッコミの均衡」をプレイしていると、よりお楽しみいただけるかと存じます。
プレイしていなくても何ら支障なくプレイしていただけますので、ご安心ください。
要旨
・『ヒートアップビギナー!』は、フェス形式の合同アイドルライブです。
・フェスタの生徒たちにもオファーが来ており、駿たちもそれに参加しています。
・しかし、駿といろはの漫才コンビが場を白けさせてしまい、観客のテンションは下がってしまっています。
・皆さんはこの場を、アツくなれるパフォーマンスで盛り上げなければなりません。
・そしてアクターには、それを支えるプロデュースが必要不可欠。
・趣向を凝らし、皆さんで協力してフェスを成功に導いてください!
会場について
・広々としたステージに、ライトと大型モニタがついています。
・炎や噴水といった演出装置もついています。
・また、大型のクラッカーでリボンなどを撃ちだすことも可能です。
会場の観客について
・この場にいる観客たちは、みな新人を見慣れているアイドルファンです。
普段ならば演者に合わせて盛り上がることに長けている暖かな人ばかりなのですが、
いろはと駿があまりに強烈だったため、今回ばかりは硬直してしまっています。
・年齢層はおよそ10代後半~20代後半。ノリよく、エンタテインメントに飢えている人々なので、
楽しませよう、何かを伝えようという、アツいパフォーマンスには、きっと応えてくれるはずです。
アクションパートについて
今回はアクションパートが分かれておりますが、目的にあまり差異はありません。
楽しそうな方、あるいは挑みやすい難易度でプレイしてください!
※「グループアクションについて」をご覧の上、アクションパートをお選びください。
1:フェスを引っ張る(難易度3)
演者として、プロデューサーとして、あるいは観客として。
このフェスを先導して、冷え切った場をなんとか盛り上げてください!
演者として、プロデューサーとして、また観客として、協力しつつフェスを成功させましょう!
2:フェスを巻き込む(難易度2)
演者として、プロデューサーとして、あるいは観客として。
勢いを取り戻し始めたフェスを、さらにアツく盛り上げてください!
演者として、プロデューサーとして、また観客として、協力しつつフェスを大成功に導きましょう!
※このクエストはクエスト「ボケとツッコミの均衡」をプレイしていると、よりお楽しみいただけるかと存じます。
プレイしていなくても何ら支障なくプレイしていただけますので、ご安心ください。
要旨
・『ヒートアップビギナー!』は、フェス形式の合同アイドルライブです。
・フェスタの生徒たちにもオファーが来ており、駿たちもそれに参加しています。
・しかし、駿といろはの漫才コンビが場を白けさせてしまい、観客のテンションは下がってしまっています。
・皆さんはこの場を、アツくなれるパフォーマンスで盛り上げなければなりません。
・そしてアクターには、それを支えるプロデュースが必要不可欠。
・趣向を凝らし、皆さんで協力してフェスを成功に導いてください!
会場について
・広々としたステージに、ライトと大型モニタがついています。
・炎や噴水といった演出装置もついています。
・また、大型のクラッカーでリボンなどを撃ちだすことも可能です。
会場の観客について
・この場にいる観客たちは、みな新人を見慣れているアイドルファンです。
普段ならば演者に合わせて盛り上がることに長けている暖かな人ばかりなのですが、
いろはと駿があまりに強烈だったため、今回ばかりは硬直してしまっています。
・年齢層はおよそ10代後半~20代後半。ノリよく、エンタテインメントに飢えている人々なので、
楽しませよう、何かを伝えようという、アツいパフォーマンスには、きっと応えてくれるはずです。
アクションパートについて
今回はアクションパートが分かれておりますが、目的にあまり差異はありません。
楽しそうな方、あるいは挑みやすい難易度でプレイしてください!
※「グループアクションについて」をご覧の上、アクションパートをお選びください。
1:フェスを引っ張る(難易度3)
演者として、プロデューサーとして、あるいは観客として。
このフェスを先導して、冷え切った場をなんとか盛り上げてください!
演者として、プロデューサーとして、また観客として、協力しつつフェスを成功させましょう!
2:フェスを巻き込む(難易度2)
演者として、プロデューサーとして、あるいは観客として。
勢いを取り戻し始めたフェスを、さらにアツく盛り上げてください!
演者として、プロデューサーとして、また観客として、協力しつつフェスを大成功に導きましょう!
アクションパート
アップテンポなロックとともにステージへ出て、思い切り観客にコールを煽るよ。
「みんな――! 私がイェーっていったら、イェーって返してねー!」 盛り上がってくれたらうれしいけど、反応が悪くても気にしない気にしない! 最後はみんなに「ありがとう、楽しかったよー!!」って、言ってあげたいな。 |
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観客として紛れ込み、隣にいるノリはじめたヤツと一緒に盛り上がるぞ。
そしてルミマルを焚いて、演者の声に思い切りの声援で返す! 「楽しくなってきましたね!」などと、声もかけられたら最高だな! |