【クロスハーモニクス】機奏と箱庭の大決戦!
リアクション公開中!
基本情報
マスター | ヒロイックソングス!運営チーム |
---|---|
ワールド | 共通 |
料金
参加 | 0ポイント |
---|---|
キャラ追加 | 50ポイント |
最大追加数 | 2名まで |
文字数追加 | 不可 |
スケジュール
リアクション 公開 |
2018年05月16日公開! |
---|
シナリオガイド
交差する二つの世界を救って魅せよう!
シナリオ名:【クロスハーモニクス】機奏と箱庭の大決戦! / 担当マスター:ヒロイックソングス!運営チーム
――フェイトスター・アカデミー。
世界を結ぶゲートが開かれたユグドラシルを前に、木 馬太郎(もく ばたろう)校長と聖歌庁の白陽 秋太郎(はくよう しゅうたろう)が、驚きとともに見つめていました。
「こ、これは……!」
「世界が、共鳴している……」
ディスカディアとネヴァーランド。
グランドクロス現象の影響を受けている二つの世界が、歌のようなものを響かせているのです。
そしてそれは、二つの世界がつながったときに聞こえた歌と、同じものでした。
不吉な予感が、校長の花をしおらせます。
「これほど強く共鳴していれば、確かに悪影響もあるが……逆にアイドルたちにも有利に働くはずだ」
秋太郎の言はつまるところ、
ネヴァーランドでディスカディアのスタイルを使用でき、
ディスカディアでネヴァーランドのスタイルを使用できる
ということを意味していました。
「みなさん……どうか、勝ってください……!」
ネヴァーランドは晴天時々、亀裂。
“永遠の死”を創らずに不完全なままの状態にあったネヴァーランドは
イドラの影響で世界のバランスが崩れて崩壊の危機にありました。
その状況を知っていた†タナトス†は、ネヴァーランドに“永遠の死”を完全に広めて世界を安定させるために
吸血鬼と手を組み、またイドラ教団を傘下に加えてアイドル達や神様との決着を付けようとしているようです。
亀裂を一時的に塞ぐためにミカエルら守護天使が奔走する中、
半壊の神塔の麓に広がる庭園にて、神様は大きなピクニックシートを広げてその場に集まった者達の話に耳を傾けていました。
「要するに……ネヴァーランドを支えるエネルギーの源は、
“生と死”みたいな正と負の力から成るものだと。
神様として何となく分かってるつもりだったけど、分かりやすく説明してくれるな~」
「ネヴァーランドは魔法やらで何でも出来るせいで学者ってものがいないのかい!?
機械が何故動くのかも知らないまま便利に使うクチなんだろうね、キミ達は」
やれやれと肩を竦めるのは、ディスカディアの天才メカニックドクタークルークです。
地球からやって来たイドラ博士と共にネヴァーランドの状態を検証した結果、
この理系(?)コンビはネヴァーランドを救うための大発見をしたというのです。
「さて、話を戻そう。
バランスのとれた状態で世界を支える力を、ボクたちは仮にネヴァー・エネルギーと名付けた」
「うむ。†タナトス†という神は世界に死をもたらすことでネヴァー・エネルギーを生み出そうとしておるが……
惨事が起きる前に、こちらは別のやり方でネヴァー・エネルギーを作ってしまえばいいのじゃ」
「それが、ライブってわけね。正の力と負の力を思いっ切りぶつけ合う、大きなフェス……!
アイドルのレイニィたちに、出来ることがあるのね」
自分の生まれた世界を救える希望ともいえる提案に、レイニィ・イザヨイも瞳を輝かせます。
「リスクは高いみたいだけど……なるほどね、それで世界を補強出来るわけだ。
そういう事なら僕も最高の舞台――グラン・ギニョルを用意しよう。
ウリエル、†タナトス†にこう伝えてくれるかい」
橋渡し役として言伝を頼まれていた、†タナトス†派の守護天使ウリエルは複雑そうに神様を見つめ返しました。
「どんな危機が訪れても、人はそれに打ち克つ力を持っている。
僕は神として、人の力を信じることにしたよ」
「人に明日を預けられるか。僕は†タナトス†――腐っても神なんだ」
ネヴァーランドの上空に雲の渦が巻き、光を帯びながら巨大なオペラ・ハウスのような劇場が顔を出し始めるのを
†タナトス†をはじめ、彼に与する吸血鬼の軍や、先程の顛末を伝えたウリエルは遠く眺めていました。
「いいの~? あっちの神、グラン・ギニョル出し始めたけど。
攫ったニンゲン、みんなあそこに詰め込んでるんでしょ?」
吸血鬼の中でも実力者のヒメは、パラソルでふわふわと浮かびながら首を傾げています。
「あは、むしろあっちから劇場に来てくれるなら手間が省けるよ。
予定通り、用意した観客達の目の前で奴の処刑ショーを行う。
残りの人々には、半減した僕の力でも全員に『神様放送』で強制生中継が出来るから……
神様が死ねば、クレセントハートしかいない世界の出来上がりさ♪」
「やった~! そしたらヒメたち吸血鬼だけが不死の存在になれるんだよね~♪」
「ね~♪ キミ達は正しい不死を持つ種族だからね♪」
彼らのおどけた様子を白けた目で見ているのは、グランスタに所属する吸血鬼トラウでした。
「そして、最期には†タナトス†――貴様自身も人に“わざと”処刑させ、本当の正しい世界の完成というわけか。
貴様自身が無理に人間と同等の『存在』をねじ込んだ、最も間違った存在なのだからな……。
……下らん茶番だ。結局は亡き神に囚われた世界に成り下がるだけか!
悪いが、他に手段が講じられた以上は俺様はそちらに乗る」
「え~っ、トラウちゃんノリ悪っ!」
「マジありえな~い! 最近つるんでる、あの機械のお友達の影響なのかな?」
†タナトス†の言葉に、片眉を上げたトラウはユニットの相方であるイザークを思い浮かべたようでした。
「何だと?」
「まだまだ“死”の力は足りないんだ、よそから持ってこないと足りないくらい。
キミも知る機奏の世界じゃ、人間は殺せばすぐ死ぬんだろ?
すんごい楽じゃん、もちろんキミにもまだまだ手伝ってもらうから……」
唇を歪ませて笑う†タナトス†の言葉は、ネヴァーランドに死を蔓延させた後は
ディスカディアでの殺戮に手を染めることを意味していました――。
――ディスカディア。
キャピタルステイトの中心、ドミネーターの本拠地であるセントラルシティ。
さらにその本社ビルの中には、ある巨大な建造物が眠っています。
アルカディアドライバー。
科学者クリム・エーデルシュタイン博士が造った、ディスカディアに潜む悪しきイドラを打倒するための機械です。
それは本来、イドラにハルモニアと呼ばれる特殊な音を叩きつけるためにあるものでした。
しかし人類の徹底管理を標榜する企業ドミネーターは、それを逆手に取って、
ハルモニアと対になる洗脳音波ディスコードを乗せ、ディスカディアのすべてを手中に収めようとしていました。
かくして、ドミネーターから人類を開放せんとするリベレーターは、
代表取締役コンピュータD.D.を打倒し、
アルカディアドライバーでディスカディアをイドラの脅威から救うべく、
ドミネーターの本社ビルへと決戦を挑むのでした。
――本社ビル中心部、アルカディアドライバー。
杭打ち重機(パイルドライバー)を思わせる大型ユニットと、
それを囲む、ハルモニア増幅施設からなる巨大なドームめいた装置です。
ハルモニア増幅施設とは、つまりライブ会場のことです。
数万――いや、もしかすると十万人は動員できそうな観客席が並び、その外側をぐるりとステージが取り囲んでいます。
その観客席は、まさに今、無数のD.D.で埋め尽くされているのでした。
「よくぞここまでたどり着きましたね!
私こそが、D.D.システムを束ねるメインコンピュータ……『偉大なる母(グランドマザー)』です!」
ステージの上に乗って、ひときわ強いバブみ……もとい迫力を放つグランドマザーは、ディスコードの輝きを散らしながら、
同じくステージの反対側に立ったフェスタの転校生ハルと桐島 泰河(きりしま たいが)に言い放ちました。
「観客のD.D.でディスコードの障壁を張ってハルモニアを通さないようにしてるんだな」
「だったら……その障壁も、ハルモニアでぶち破るまでよ!」
「そんなナマイキ言っちゃっていいんですかぁ?
イドラ教団によれば、グランドクロス現象の影響で悪しきイドラが活性化しています。
つまり、ディスコードにイドラノイズのパワーが加わって倍プッシュなのです!」
例によって、観客席頭上にはディスコードゲージとハルモニアゲージが表示されます。
これによって、それぞれの音がどの程度蓄積されているのかわかるようになっているのです。
現在は観客D.D.たちが肉の壁、もといバブみの壁を築いているため、ハルモニアゲージはゼロ状態です。
「でも、向こうだってハルをディスコードで洗脳しなきゃ、ドライバーは起動できないぜ」
「さらにグランドクロス現象の影響で、君たちはネヴァーランドのスタイルも使える!
状況はまさに五分五分と言えるだろう!」
ジェットパックで飛んできたドクタークルークが笑いながら言います。
彼はネヴァーランドでの仕事を終え、ディスカディアへ戻ってきたのです!
「D.D.……確かにあなたがいなければ、人類は自滅してたかもしれない。
けれど子供はいずれ、ゆりかごから出て、そして親離れをするものよ」
「……そんなことはありません。人類は私というゆりかごなしに、生きていくことはできません!
だってこんなに駄々っ子ばっかりで、可愛いじゃありませんか!」
降りてくる「人類箱推し」の垂れ幕。やんややんや、観客D.D.たちが喝采を上げます。
ありありと示されるD.D.の親心に、しかしハルはぴしゃりと否を突きつけるのです。
「そこまで言うなら――やっぱり見てもらうしかないわね。人の未来と、可能性ってやつを。
――さあ、ショータイムよ!」
――ところ変わって、アルカディアドライバー外縁部。
ダイヤモンド・ブレイド率いるディーヴァ実行部隊、「ジュエリィナイツ」が、行く手を阻んでいました。
「コアメモリーは内部に誘い込んだ。もはや、これ以上通すわけにはゆかぬ」
「つまりお前はここに釘づけというわけだ。むしろ都合がいい。
スピカ、フルパワーは何分もつ」
「フルパワー!? そんなの、何分と経たずにボディの方が……」
「覚悟はしてきた。付き合ってくれ」
ナイツに立ち向かっているのは、リベレーターの部隊と、グランスタのイザーク、彼にユニゾンしたディーヴァのスピカです。
故郷を追われた無念を晴らすため、彼はダイヤモンドを倒そうとしているのです。
「どけどけどけぇ――――っ!!」
そしてその場に、荒っぽい声とともに、パワードスーツに乗ったアンバー・ベースも現れました。
「フン。てっきり、身を決めかねて傍観するとばかり思っていたが……」
「そこどけよ、潔癖症のお姉様。自由ウィルスが感染るぜ。
……オレは、ママに会って、オレ自身の気持ちを確かめたいんだ」
「言ったはずだ。この先へは何人も通さぬ」
火花が散らんばかりに視線がぶつかり合い、各々が武器を構えます。
戦いの火蓋は、今まさに切って落とされたのです。
――こうして。
ネヴァーランドはグラン・ギニョル劇場でのライブの準備が進み、また†タナトス†達の侵攻も迫っています。
そしてディスカディアでは、アルカディアドライバーをめぐって、ドミネーターとの最終決戦が始まろうとしています。
フェスタのアイドルたちは、果たしてクロスイドラの脅威を跳ね除け、
二つの世界を救うことができるのでしょうか――?
世界を結ぶゲートが開かれたユグドラシルを前に、木 馬太郎(もく ばたろう)校長と聖歌庁の白陽 秋太郎(はくよう しゅうたろう)が、驚きとともに見つめていました。
「こ、これは……!」
「世界が、共鳴している……」
ディスカディアとネヴァーランド。
グランドクロス現象の影響を受けている二つの世界が、歌のようなものを響かせているのです。
そしてそれは、二つの世界がつながったときに聞こえた歌と、同じものでした。
不吉な予感が、校長の花をしおらせます。
「これほど強く共鳴していれば、確かに悪影響もあるが……逆にアイドルたちにも有利に働くはずだ」
秋太郎の言はつまるところ、
ネヴァーランドでディスカディアのスタイルを使用でき、
ディスカディアでネヴァーランドのスタイルを使用できる
ということを意味していました。
「みなさん……どうか、勝ってください……!」
◆ ◇ ◆
ネヴァーランドは晴天時々、亀裂。
“永遠の死”を創らずに不完全なままの状態にあったネヴァーランドは
イドラの影響で世界のバランスが崩れて崩壊の危機にありました。
その状況を知っていた†タナトス†は、ネヴァーランドに“永遠の死”を完全に広めて世界を安定させるために
吸血鬼と手を組み、またイドラ教団を傘下に加えてアイドル達や神様との決着を付けようとしているようです。
亀裂を一時的に塞ぐためにミカエルら守護天使が奔走する中、
半壊の神塔の麓に広がる庭園にて、神様は大きなピクニックシートを広げてその場に集まった者達の話に耳を傾けていました。
「要するに……ネヴァーランドを支えるエネルギーの源は、
“生と死”みたいな正と負の力から成るものだと。
神様として何となく分かってるつもりだったけど、分かりやすく説明してくれるな~」
「ネヴァーランドは魔法やらで何でも出来るせいで学者ってものがいないのかい!?
機械が何故動くのかも知らないまま便利に使うクチなんだろうね、キミ達は」
やれやれと肩を竦めるのは、ディスカディアの天才メカニックドクタークルークです。
地球からやって来たイドラ博士と共にネヴァーランドの状態を検証した結果、
この理系(?)コンビはネヴァーランドを救うための大発見をしたというのです。
「さて、話を戻そう。
バランスのとれた状態で世界を支える力を、ボクたちは仮にネヴァー・エネルギーと名付けた」
「うむ。†タナトス†という神は世界に死をもたらすことでネヴァー・エネルギーを生み出そうとしておるが……
惨事が起きる前に、こちらは別のやり方でネヴァー・エネルギーを作ってしまえばいいのじゃ」
「それが、ライブってわけね。正の力と負の力を思いっ切りぶつけ合う、大きなフェス……!
アイドルのレイニィたちに、出来ることがあるのね」
自分の生まれた世界を救える希望ともいえる提案に、レイニィ・イザヨイも瞳を輝かせます。
「リスクは高いみたいだけど……なるほどね、それで世界を補強出来るわけだ。
そういう事なら僕も最高の舞台――グラン・ギニョルを用意しよう。
ウリエル、†タナトス†にこう伝えてくれるかい」
橋渡し役として言伝を頼まれていた、†タナトス†派の守護天使ウリエルは複雑そうに神様を見つめ返しました。
「どんな危機が訪れても、人はそれに打ち克つ力を持っている。
僕は神として、人の力を信じることにしたよ」
◆ ◇ ◆
「人に明日を預けられるか。僕は†タナトス†――腐っても神なんだ」
ネヴァーランドの上空に雲の渦が巻き、光を帯びながら巨大なオペラ・ハウスのような劇場が顔を出し始めるのを
†タナトス†をはじめ、彼に与する吸血鬼の軍や、先程の顛末を伝えたウリエルは遠く眺めていました。
「いいの~? あっちの神、グラン・ギニョル出し始めたけど。
攫ったニンゲン、みんなあそこに詰め込んでるんでしょ?」
吸血鬼の中でも実力者のヒメは、パラソルでふわふわと浮かびながら首を傾げています。
「あは、むしろあっちから劇場に来てくれるなら手間が省けるよ。
予定通り、用意した観客達の目の前で奴の処刑ショーを行う。
残りの人々には、半減した僕の力でも全員に『神様放送』で強制生中継が出来るから……
神様が死ねば、クレセントハートしかいない世界の出来上がりさ♪」
「やった~! そしたらヒメたち吸血鬼だけが不死の存在になれるんだよね~♪」
「ね~♪ キミ達は正しい不死を持つ種族だからね♪」
彼らのおどけた様子を白けた目で見ているのは、グランスタに所属する吸血鬼トラウでした。
「そして、最期には†タナトス†――貴様自身も人に“わざと”処刑させ、本当の正しい世界の完成というわけか。
貴様自身が無理に人間と同等の『存在』をねじ込んだ、最も間違った存在なのだからな……。
……下らん茶番だ。結局は亡き神に囚われた世界に成り下がるだけか!
悪いが、他に手段が講じられた以上は俺様はそちらに乗る」
「え~っ、トラウちゃんノリ悪っ!」
「マジありえな~い! 最近つるんでる、あの機械のお友達の影響なのかな?」
†タナトス†の言葉に、片眉を上げたトラウはユニットの相方であるイザークを思い浮かべたようでした。
「何だと?」
「まだまだ“死”の力は足りないんだ、よそから持ってこないと足りないくらい。
キミも知る機奏の世界じゃ、人間は殺せばすぐ死ぬんだろ?
すんごい楽じゃん、もちろんキミにもまだまだ手伝ってもらうから……」
唇を歪ませて笑う†タナトス†の言葉は、ネヴァーランドに死を蔓延させた後は
ディスカディアでの殺戮に手を染めることを意味していました――。
◆ ◇ ◆
――ディスカディア。
キャピタルステイトの中心、ドミネーターの本拠地であるセントラルシティ。
さらにその本社ビルの中には、ある巨大な建造物が眠っています。
アルカディアドライバー。
科学者クリム・エーデルシュタイン博士が造った、ディスカディアに潜む悪しきイドラを打倒するための機械です。
それは本来、イドラにハルモニアと呼ばれる特殊な音を叩きつけるためにあるものでした。
しかし人類の徹底管理を標榜する企業ドミネーターは、それを逆手に取って、
ハルモニアと対になる洗脳音波ディスコードを乗せ、ディスカディアのすべてを手中に収めようとしていました。
かくして、ドミネーターから人類を開放せんとするリベレーターは、
代表取締役コンピュータD.D.を打倒し、
アルカディアドライバーでディスカディアをイドラの脅威から救うべく、
ドミネーターの本社ビルへと決戦を挑むのでした。
◆ ◇ ◆
――本社ビル中心部、アルカディアドライバー。
杭打ち重機(パイルドライバー)を思わせる大型ユニットと、
それを囲む、ハルモニア増幅施設からなる巨大なドームめいた装置です。
ハルモニア増幅施設とは、つまりライブ会場のことです。
数万――いや、もしかすると十万人は動員できそうな観客席が並び、その外側をぐるりとステージが取り囲んでいます。
その観客席は、まさに今、無数のD.D.で埋め尽くされているのでした。
「よくぞここまでたどり着きましたね!
私こそが、D.D.システムを束ねるメインコンピュータ……『偉大なる母(グランドマザー)』です!」
ステージの上に乗って、ひときわ強いバブみ……もとい迫力を放つグランドマザーは、ディスコードの輝きを散らしながら、
同じくステージの反対側に立ったフェスタの転校生ハルと桐島 泰河(きりしま たいが)に言い放ちました。
「観客のD.D.でディスコードの障壁を張ってハルモニアを通さないようにしてるんだな」
「だったら……その障壁も、ハルモニアでぶち破るまでよ!」
「そんなナマイキ言っちゃっていいんですかぁ?
イドラ教団によれば、グランドクロス現象の影響で悪しきイドラが活性化しています。
つまり、ディスコードにイドラノイズのパワーが加わって倍プッシュなのです!」
例によって、観客席頭上にはディスコードゲージとハルモニアゲージが表示されます。
これによって、それぞれの音がどの程度蓄積されているのかわかるようになっているのです。
現在は観客D.D.たちが肉の壁、もといバブみの壁を築いているため、ハルモニアゲージはゼロ状態です。
「でも、向こうだってハルをディスコードで洗脳しなきゃ、ドライバーは起動できないぜ」
「さらにグランドクロス現象の影響で、君たちはネヴァーランドのスタイルも使える!
状況はまさに五分五分と言えるだろう!」
ジェットパックで飛んできたドクタークルークが笑いながら言います。
彼はネヴァーランドでの仕事を終え、ディスカディアへ戻ってきたのです!
「D.D.……確かにあなたがいなければ、人類は自滅してたかもしれない。
けれど子供はいずれ、ゆりかごから出て、そして親離れをするものよ」
「……そんなことはありません。人類は私というゆりかごなしに、生きていくことはできません!
だってこんなに駄々っ子ばっかりで、可愛いじゃありませんか!」
降りてくる「人類箱推し」の垂れ幕。やんややんや、観客D.D.たちが喝采を上げます。
ありありと示されるD.D.の親心に、しかしハルはぴしゃりと否を突きつけるのです。
「そこまで言うなら――やっぱり見てもらうしかないわね。人の未来と、可能性ってやつを。
――さあ、ショータイムよ!」
◆ ◇ ◆
――ところ変わって、アルカディアドライバー外縁部。
ダイヤモンド・ブレイド率いるディーヴァ実行部隊、「ジュエリィナイツ」が、行く手を阻んでいました。
「コアメモリーは内部に誘い込んだ。もはや、これ以上通すわけにはゆかぬ」
「つまりお前はここに釘づけというわけだ。むしろ都合がいい。
スピカ、フルパワーは何分もつ」
「フルパワー!? そんなの、何分と経たずにボディの方が……」
「覚悟はしてきた。付き合ってくれ」
ナイツに立ち向かっているのは、リベレーターの部隊と、グランスタのイザーク、彼にユニゾンしたディーヴァのスピカです。
故郷を追われた無念を晴らすため、彼はダイヤモンドを倒そうとしているのです。
「どけどけどけぇ――――っ!!」
そしてその場に、荒っぽい声とともに、パワードスーツに乗ったアンバー・ベースも現れました。
「フン。てっきり、身を決めかねて傍観するとばかり思っていたが……」
「そこどけよ、潔癖症のお姉様。自由ウィルスが感染るぜ。
……オレは、ママに会って、オレ自身の気持ちを確かめたいんだ」
「言ったはずだ。この先へは何人も通さぬ」
火花が散らんばかりに視線がぶつかり合い、各々が武器を構えます。
戦いの火蓋は、今まさに切って落とされたのです。
◆ ◇ ◆
――こうして。
ネヴァーランドはグラン・ギニョル劇場でのライブの準備が進み、また†タナトス†達の侵攻も迫っています。
そしてディスカディアでは、アルカディアドライバーをめぐって、ドミネーターとの最終決戦が始まろうとしています。
フェスタのアイドルたちは、果たしてクロスイドラの脅威を跳ね除け、
二つの世界を救うことができるのでしょうか――?
担当マスター : ヒロイックソングス!運営チーム
マスターコメント
『ヒロイックソングス!』のクロスハーモニクスシリーズのグランドシナリオ
『【クロスハーモニクス】機奏と箱庭の大決戦!』をお送りします。
■シナリオ概要
このシナリオは、これまで展開してきた、
●メインクエスト 全19話
●トリガーシナリオ 全4本
「ザ・ウィンドアップ・ディーヴァ」
「怪獣大決戦&神様復活ライブ!」
「ディーヴァは自由の夢を見るか?」
「天に抗う人々の為のスケルツォ」
の状況・結果を踏まえた上での最終的なシナリオとなります。
ただし、最低限の情報は本ガイドに書かれております。
ですので、最近始めたばかりの方も、これまでの経緯が分からない・忘れた方も、ぜひご参加ください!
■本シナリオの結果とその影響について
このシナリオの結果によって、
・今後の展開
・ディスカディアの状況
・ネヴァーランドの状況
・クロスハーモニクス
に大きな影響が出てきます。
■シナリオへの参加・報酬について
グランドシナリオは基本参加料は無料ですが、
キャラクター追加や、文字数追加する場合は、別途ポイントが必要です。
キャラクター追加は合計2名まで追加参加可能です。
またグランドシナリオではリアクション本文への
キャラクターの採用・不採用がございます。
また、シナリオに参加されると漏れなく、
・テクニカルEXP:1200
・シンクロEXP:1200
・G:1000
・EXフェロー:『ハル(シンクロナイザーver.)』『レイニィ・イザヨイ(ゴッドチャイルドver)』
がプレゼントされます。
※EXフェローにつきましては、参加のうえ、課題ページを開くことで受け取ることができます。
またEXP・Gにつきましては、追加キャラクターも受け取ることができます。
また、本シナリオの活躍は後日公開予定の地球のトリガーシナリオで行われる
光と闇のライブ“クロスハーモニクス”の成績にも加味されます。
■基本的な状況
○両世界に共通すること
グランドクロスの影響を受け、参加パートによらずいずれの世界でも
ディスカディア、ネヴァーランドの双方のスタイルが効果を最も発揮します。
○ネヴァーランド
・ネヴァーランドの崩壊を止めるには、命が持つ正の力と負の力が噛み合った時に生じる“ネヴァー・エネルギー”が必要なことが分かりました。
そのためグラン・ギニョル劇場にて、2陣営に分かれた対バン形式のライブを通してネヴァー・エネルギーを生み出すフェスが行われます。
・一方、†タナトス†と吸血鬼軍はグラン・ギニョル劇場で神様を殺害し、その様子を見せたネヴァーランドの住人全てをクレセントハートにしようと企んでいます。
○ディスカディア
・アルカディアドライバーは、ハルモニアを叩きつけることでディスカディアのイドラを倒す機械です。
・しかし、ドミネーター側はこれを使わせないよう、おびただしい数のD.D.でもって、障壁を張っています。
・さらに、D.D.のメインコンピュータ・グランドマザーの力で、ドライバーの起動キー「コアメモリー」を持つハルを洗脳しようとしています。
・グランドマザーの意思でハルたちをあえて見逃したダイヤモンド・ブレイド率いるジュエリィナイツは、これ以上の侵入を阻むために立ちふさがっています。
■アクションパート
【1】吸血鬼、†タナトス†と戦う:難易度5
グラン・ギニョル劇場へ向かって侵攻する、†タナトス†と吸血鬼軍を止めるパートです。
ここで彼らを止めなければ、【2】でのライブを無事に行うことは出来なくなってしまいます。
○敵について
戦う相手によって難易度が変わります。
・吸血鬼軍(難易度 5)
一人一人の強さはそれほどではないものの、数が多い敵になります。
統率のとれた小隊での連携や、毒の塗られたナイフや鉤爪での近接攻撃を得意としています。
また、ニンニクに怯えるという情報が入っています。
・ヒメ&ウリエル(難易度 6)
本日限りの特別ユニットだそうです。
空から光の弓や血の弾丸での攻撃を行ってきますが、あまり仲も良くなく連携は取れていないようです。
一撃は重いものの、次の攻撃まではやや時間がかかるようです。
また、いつの間にか迷い込んでいたガブリエルが二人に言われるままに回復係をしているようです。
・†タナトス†(難易度 7)
力は半減しているものの、本気の†タナトス†との決戦となります。心して挑みましょう。
何もない空間から様々な武器を生み出して攻撃を行ったり、
からかうように相手のスキルを数倍の威力でコピーして攻撃を行います。
基本的に地面に足がつかない程度の飛行で移動しますが、ピンチの際は高く飛んで回避することもあるようです。
また、一度にあまり力を使いすぎると稀にガス欠を起こすようなので、そのタイミングを見逃さないようにしましょう。
○守護天使について
ガブリエル、ウリエルはネヴァー・エネルギーの存在を知ってやや戸惑いがあるようです。
上手く説得ができれば、【2】にてえんじぇりっく☆カルテットを再結成して
ライブを手伝ってくれます。
【2】ライブでネヴァー・エネルギーを生み出す:難易度6
グラン・ギニョル劇場にて、対バン形式のライブによってネヴァー・エネルギーを生み出すライブを行うパートです。
ネヴァー・エネルギーは正と負の二方向の大きな力が噛み合って生み出されるエネルギーですので、
二つの陣営に分かれ、互いに熱いライブをぶつけ合う必要があります!
(LCはMCと同一の陣営になります)
○ライブの形式について
ライブは正と負の陣営で交互に行われていきます。
互いにアクションで相手を指定することで、もう一方の陣営のアイドルと対バンを行うことも出来ます。
自分の全てを出し切るようなライブほど効果があるため、他のアイドル達と競い高めあうようなライブが推奨されています。
また、吸血鬼達に連れてこられた人々はそのままライブの観客となりますが、まだ怯えていたり混乱している人も多いようです。
彼らを落ち着けるためにも、ライブを盛り上げましょう。
○正のライブについて
“未来”をテーマにしたライブを行います。
明るく笑顔になれるライブ、人を安心させるライブも効果が高まるそうです。
トラウ、神様と共演することが出来ます。
また、レイニィ、ラファエル、ミカエルと対バンする事が出来ます。
○負のライブについて
“過去”をテーマにしたライブを行います。
しっとりと感動を呼ぶライブ、人をびっくりさせるライブも効果が高まるそうです。
(負と言っても暗いライブを行うわけではありません。正と反対方向であれば良いのです!)
レイニィ、ラファエル、ミカエルと共演する事が出来ます。
また、トラウ、神様と対バンすることが出来ます。
【3】アルカディアドライバーを起動する:難易度6
・状況
とんでもない数のD.D.が、観客としてアルカディアドライバーにひしめき合い、ディスコードの障壁を張っています。
しかしD.D.たちは、ハルモニアによって感動させ、無力化を図れることが、ウェストレヴンの戦いでわかっています。
そしてグランドマザーは、みなさんとライブ対決を行い、ハルを洗脳してコアメモリーを奪おうとしています。
また、アルカディアドライバーの起動には、リベレーターによるハルモニアの援護も必要であるため、後述のアクションパート「【4】ジュエリィナイツと戦う」が失敗した場合、成功は難しくなるでしょう。
・アルカディアドライバーについて
この世界の深部にいる、悪しきイドラにハルモニアを叩きつける装置です。
しかしその機構を逆手に取り、ディスコードを流し込むと、全世界にディスコードが伝播してしまいます。
巨大な杭打ち機の周りに、観客席があり、さらにそれを囲むように、ぐるりと円周型のステージがある構造をしています。
・グランドマザーについて
D.D.たちのトップとなるメインコンピュータです。「おばあちゃん」と呼ぶと怒ります。
姿かたちはさほどD.D.と変わりませんが、よりバブみ、もとい迫力がみなぎっており、違いは一目瞭然です。
セクシーなパフォーマンスと、母の気持ちを歌うしっとりしたパフォーマンスを使い分けることで、ディスコードを生み出してドライバーに働きかけ、ハルに対しても洗脳をかけようとします。
彼女がライブしている限り、ハルには洗脳のリスクが常に伴い、ディスコードゲージは蓄積され続けます。
イドラノイズを帯びた非常に強力なディスコードを放つため、ライブ対決を挑む場合の難易度は7になります。
・観客D.D.について
ハルモニアをドライバーに通さないよう、ディスコードによるバブみの壁を張っています。
ドライバーを起動するには、ハルモニアによって感動させ、ディスコードを出さなくする必要があります。
D.D.は自分を人類の母だと思っているため、子供の「成長」や「未来」といった、前向きなテーマのライブに弱いでしょう。
グランドマザーとの対決を避け、観客D.D.たちにライブをして障壁を抑える場合、難易度は6になります。
・ライブ対決の基本的なルール
観客席頭上にはディスコードゲージとハルモニアゲージが表示されています。
これが先に最大に達したほうが勝利となり、アルカディアドライバーを起動することができます。
ただし、「ディスコードでハルが洗脳される」「観客のD.D.を感動させきれず終了」のどちらかが発生した場合、ドミネーターの勝利となります。
※このパートでは、ハル、泰河と共演することができます。
【4】ジュエリィナイツと戦う:難易度6
・状況
ダイヤモンド・ブレイドはハルたちをあえてアルカディアドライバーへ誘い込みましたが、それ以上の援軍をせき止めるために、外縁部で陣を張っています。
みなさんは潜り抜けてドライバーへ行くことができますが、ドライバーの起動には、ここでせき止められているリベレーター部隊の援護も必要です。
ジュエリィナイツおよびダイヤモンド・ブレイドを無力化すれば、この先にリベレーターを送り込むことができます。
ただし、このパートが失敗した場合、援護を送りこむことができず「【3】アルカディアドライバーを起動する」の成功は難しくなるでしょう。
・アルカディアドライバー外縁部について
巨大な吹き抜けになっています。
所々にワイヤー吊りの台座や、ディスコード銃座の置かれた段差などがあり、立体的な防衛を行ってきます。
【1】へリベレーター部隊を送り込むには、ナイツとダイヤモンドを退け、安全を確保する必要があるでしょう。
・ジュエリィナイツについて
ディーヴァだけで構成された実行部隊です。
Dチップを搭載しており、機動力型・攻撃力型・ディスコード操作型の混成部隊になっています。
彼らは盲目的にダイヤモンドとD.D.に従っているため、壊されるか、ハルモニアで気を失うまで戦い続けます。
また、ダイヤモンドを守るように立ち回るため、彼らを放置してダイヤモンドと戦うことは難しいでしょう。
ジュエリィナイツと戦う場合、難易度は5になります。
・ダイヤモンド・ブレイドについて
ドミネーターで最強と目されるディーヴァです。
大剣を用いて戦うディーヴァで、おそらくビートボクサーの高ランクスキルなども使いこなします。
さらにウォープライドのDチップによって、攻撃力を格段に引き上げているようです。
ユニゾンに対して嫌悪感を示すため、注意を引ける可能性があります。
※このパートでは、イザーク(スピカ)、アンバー・ベースと共闘することができます。
【5】避難誘導を行う:難易度2
それぞれの世界は混乱に陥っており、アイドルの力を必要としています。
※こちらのパートに参加する際は、どちらの世界に参加するか明記してください。
・ネヴァーランド
グラン・ギニョル劇場周辺では、†タナトス†が天啓を与えたおもちゃの兵隊たちが
人々を吸血鬼の差し入れにするために次々と捕えているようです。
おもちゃの兵隊は、バトルやライブによって動きを止めます。
吸血鬼に引き渡される前に、人々を助けましょう!
・ディスカディア
セントラルシティの人々はドミネーターに洗脳されており、
リベレーターの別動隊が解放に動いています。
しかし人口が多く、リベレーターだけでは対応しきれません。
ライブを行うことで洗脳を解けるほか、再洗脳を行うドミネーター兵をバトルで止める必要があるでしょう。
アイドルのみなさんの力が必要です!
【6】その他:難易度1
【1】~【5】の内容に縛られない、本シナリオに関わるアクションを自由に掛ける事が可能です。
ただし採用率は非常に低くなります(難易度は仮の物です)。
また、今回のシナリオ内容にまったく関連のないアクションは採用されませんのでご注意下さい。
アクション内容によっては別のパートに振り分けられる事があります。
それでは、皆さんのご参加とアクションをお待ちしております!
『【クロスハーモニクス】機奏と箱庭の大決戦!』をお送りします。
■シナリオ概要
このシナリオは、これまで展開してきた、
●メインクエスト 全19話
●トリガーシナリオ 全4本
「ザ・ウィンドアップ・ディーヴァ」
「怪獣大決戦&神様復活ライブ!」
「ディーヴァは自由の夢を見るか?」
「天に抗う人々の為のスケルツォ」
の状況・結果を踏まえた上での最終的なシナリオとなります。
ただし、最低限の情報は本ガイドに書かれております。
ですので、最近始めたばかりの方も、これまでの経緯が分からない・忘れた方も、ぜひご参加ください!
■本シナリオの結果とその影響について
このシナリオの結果によって、
・今後の展開
・ディスカディアの状況
・ネヴァーランドの状況
・クロスハーモニクス
に大きな影響が出てきます。
■シナリオへの参加・報酬について
グランドシナリオは基本参加料は無料ですが、
キャラクター追加や、文字数追加する場合は、別途ポイントが必要です。
キャラクター追加は合計2名まで追加参加可能です。
またグランドシナリオではリアクション本文への
キャラクターの採用・不採用がございます。
また、シナリオに参加されると漏れなく、
・テクニカルEXP:1200
・シンクロEXP:1200
・G:1000
・EXフェロー:『ハル(シンクロナイザーver.)』『レイニィ・イザヨイ(ゴッドチャイルドver)』
がプレゼントされます。
※EXフェローにつきましては、参加のうえ、課題ページを開くことで受け取ることができます。
またEXP・Gにつきましては、追加キャラクターも受け取ることができます。
また、本シナリオの活躍は後日公開予定の地球のトリガーシナリオで行われる
光と闇のライブ“クロスハーモニクス”の成績にも加味されます。
■基本的な状況
○両世界に共通すること
グランドクロスの影響を受け、参加パートによらずいずれの世界でも
ディスカディア、ネヴァーランドの双方のスタイルが効果を最も発揮します。
○ネヴァーランド
・ネヴァーランドの崩壊を止めるには、命が持つ正の力と負の力が噛み合った時に生じる“ネヴァー・エネルギー”が必要なことが分かりました。
そのためグラン・ギニョル劇場にて、2陣営に分かれた対バン形式のライブを通してネヴァー・エネルギーを生み出すフェスが行われます。
・一方、†タナトス†と吸血鬼軍はグラン・ギニョル劇場で神様を殺害し、その様子を見せたネヴァーランドの住人全てをクレセントハートにしようと企んでいます。
○ディスカディア
・アルカディアドライバーは、ハルモニアを叩きつけることでディスカディアのイドラを倒す機械です。
・しかし、ドミネーター側はこれを使わせないよう、おびただしい数のD.D.でもって、障壁を張っています。
・さらに、D.D.のメインコンピュータ・グランドマザーの力で、ドライバーの起動キー「コアメモリー」を持つハルを洗脳しようとしています。
・グランドマザーの意思でハルたちをあえて見逃したダイヤモンド・ブレイド率いるジュエリィナイツは、これ以上の侵入を阻むために立ちふさがっています。
■アクションパート
【1】吸血鬼、†タナトス†と戦う:難易度5
グラン・ギニョル劇場へ向かって侵攻する、†タナトス†と吸血鬼軍を止めるパートです。
ここで彼らを止めなければ、【2】でのライブを無事に行うことは出来なくなってしまいます。
○敵について
戦う相手によって難易度が変わります。
・吸血鬼軍(難易度 5)
一人一人の強さはそれほどではないものの、数が多い敵になります。
統率のとれた小隊での連携や、毒の塗られたナイフや鉤爪での近接攻撃を得意としています。
また、ニンニクに怯えるという情報が入っています。
・ヒメ&ウリエル(難易度 6)
本日限りの特別ユニットだそうです。
空から光の弓や血の弾丸での攻撃を行ってきますが、あまり仲も良くなく連携は取れていないようです。
一撃は重いものの、次の攻撃まではやや時間がかかるようです。
また、いつの間にか迷い込んでいたガブリエルが二人に言われるままに回復係をしているようです。
・†タナトス†(難易度 7)
力は半減しているものの、本気の†タナトス†との決戦となります。心して挑みましょう。
何もない空間から様々な武器を生み出して攻撃を行ったり、
からかうように相手のスキルを数倍の威力でコピーして攻撃を行います。
基本的に地面に足がつかない程度の飛行で移動しますが、ピンチの際は高く飛んで回避することもあるようです。
また、一度にあまり力を使いすぎると稀にガス欠を起こすようなので、そのタイミングを見逃さないようにしましょう。
○守護天使について
ガブリエル、ウリエルはネヴァー・エネルギーの存在を知ってやや戸惑いがあるようです。
上手く説得ができれば、【2】にてえんじぇりっく☆カルテットを再結成して
ライブを手伝ってくれます。
【2】ライブでネヴァー・エネルギーを生み出す:難易度6
グラン・ギニョル劇場にて、対バン形式のライブによってネヴァー・エネルギーを生み出すライブを行うパートです。
ネヴァー・エネルギーは正と負の二方向の大きな力が噛み合って生み出されるエネルギーですので、
二つの陣営に分かれ、互いに熱いライブをぶつけ合う必要があります!
(LCはMCと同一の陣営になります)
○ライブの形式について
ライブは正と負の陣営で交互に行われていきます。
互いにアクションで相手を指定することで、もう一方の陣営のアイドルと対バンを行うことも出来ます。
自分の全てを出し切るようなライブほど効果があるため、他のアイドル達と競い高めあうようなライブが推奨されています。
また、吸血鬼達に連れてこられた人々はそのままライブの観客となりますが、まだ怯えていたり混乱している人も多いようです。
彼らを落ち着けるためにも、ライブを盛り上げましょう。
○正のライブについて
“未来”をテーマにしたライブを行います。
明るく笑顔になれるライブ、人を安心させるライブも効果が高まるそうです。
トラウ、神様と共演することが出来ます。
また、レイニィ、ラファエル、ミカエルと対バンする事が出来ます。
○負のライブについて
“過去”をテーマにしたライブを行います。
しっとりと感動を呼ぶライブ、人をびっくりさせるライブも効果が高まるそうです。
(負と言っても暗いライブを行うわけではありません。正と反対方向であれば良いのです!)
レイニィ、ラファエル、ミカエルと共演する事が出来ます。
また、トラウ、神様と対バンすることが出来ます。
【3】アルカディアドライバーを起動する:難易度6
・状況
とんでもない数のD.D.が、観客としてアルカディアドライバーにひしめき合い、ディスコードの障壁を張っています。
しかしD.D.たちは、ハルモニアによって感動させ、無力化を図れることが、ウェストレヴンの戦いでわかっています。
そしてグランドマザーは、みなさんとライブ対決を行い、ハルを洗脳してコアメモリーを奪おうとしています。
また、アルカディアドライバーの起動には、リベレーターによるハルモニアの援護も必要であるため、後述のアクションパート「【4】ジュエリィナイツと戦う」が失敗した場合、成功は難しくなるでしょう。
・アルカディアドライバーについて
この世界の深部にいる、悪しきイドラにハルモニアを叩きつける装置です。
しかしその機構を逆手に取り、ディスコードを流し込むと、全世界にディスコードが伝播してしまいます。
巨大な杭打ち機の周りに、観客席があり、さらにそれを囲むように、ぐるりと円周型のステージがある構造をしています。
・グランドマザーについて
D.D.たちのトップとなるメインコンピュータです。「おばあちゃん」と呼ぶと怒ります。
姿かたちはさほどD.D.と変わりませんが、よりバブみ、もとい迫力がみなぎっており、違いは一目瞭然です。
セクシーなパフォーマンスと、母の気持ちを歌うしっとりしたパフォーマンスを使い分けることで、ディスコードを生み出してドライバーに働きかけ、ハルに対しても洗脳をかけようとします。
彼女がライブしている限り、ハルには洗脳のリスクが常に伴い、ディスコードゲージは蓄積され続けます。
イドラノイズを帯びた非常に強力なディスコードを放つため、ライブ対決を挑む場合の難易度は7になります。
・観客D.D.について
ハルモニアをドライバーに通さないよう、ディスコードによるバブみの壁を張っています。
ドライバーを起動するには、ハルモニアによって感動させ、ディスコードを出さなくする必要があります。
D.D.は自分を人類の母だと思っているため、子供の「成長」や「未来」といった、前向きなテーマのライブに弱いでしょう。
グランドマザーとの対決を避け、観客D.D.たちにライブをして障壁を抑える場合、難易度は6になります。
・ライブ対決の基本的なルール
観客席頭上にはディスコードゲージとハルモニアゲージが表示されています。
これが先に最大に達したほうが勝利となり、アルカディアドライバーを起動することができます。
ただし、「ディスコードでハルが洗脳される」「観客のD.D.を感動させきれず終了」のどちらかが発生した場合、ドミネーターの勝利となります。
※このパートでは、ハル、泰河と共演することができます。
【4】ジュエリィナイツと戦う:難易度6
・状況
ダイヤモンド・ブレイドはハルたちをあえてアルカディアドライバーへ誘い込みましたが、それ以上の援軍をせき止めるために、外縁部で陣を張っています。
みなさんは潜り抜けてドライバーへ行くことができますが、ドライバーの起動には、ここでせき止められているリベレーター部隊の援護も必要です。
ジュエリィナイツおよびダイヤモンド・ブレイドを無力化すれば、この先にリベレーターを送り込むことができます。
ただし、このパートが失敗した場合、援護を送りこむことができず「【3】アルカディアドライバーを起動する」の成功は難しくなるでしょう。
・アルカディアドライバー外縁部について
巨大な吹き抜けになっています。
所々にワイヤー吊りの台座や、ディスコード銃座の置かれた段差などがあり、立体的な防衛を行ってきます。
【1】へリベレーター部隊を送り込むには、ナイツとダイヤモンドを退け、安全を確保する必要があるでしょう。
・ジュエリィナイツについて
ディーヴァだけで構成された実行部隊です。
Dチップを搭載しており、機動力型・攻撃力型・ディスコード操作型の混成部隊になっています。
彼らは盲目的にダイヤモンドとD.D.に従っているため、壊されるか、ハルモニアで気を失うまで戦い続けます。
また、ダイヤモンドを守るように立ち回るため、彼らを放置してダイヤモンドと戦うことは難しいでしょう。
ジュエリィナイツと戦う場合、難易度は5になります。
・ダイヤモンド・ブレイドについて
ドミネーターで最強と目されるディーヴァです。
大剣を用いて戦うディーヴァで、おそらくビートボクサーの高ランクスキルなども使いこなします。
さらにウォープライドのDチップによって、攻撃力を格段に引き上げているようです。
ユニゾンに対して嫌悪感を示すため、注意を引ける可能性があります。
※このパートでは、イザーク(スピカ)、アンバー・ベースと共闘することができます。
【5】避難誘導を行う:難易度2
それぞれの世界は混乱に陥っており、アイドルの力を必要としています。
※こちらのパートに参加する際は、どちらの世界に参加するか明記してください。
・ネヴァーランド
グラン・ギニョル劇場周辺では、†タナトス†が天啓を与えたおもちゃの兵隊たちが
人々を吸血鬼の差し入れにするために次々と捕えているようです。
おもちゃの兵隊は、バトルやライブによって動きを止めます。
吸血鬼に引き渡される前に、人々を助けましょう!
・ディスカディア
セントラルシティの人々はドミネーターに洗脳されており、
リベレーターの別動隊が解放に動いています。
しかし人口が多く、リベレーターだけでは対応しきれません。
ライブを行うことで洗脳を解けるほか、再洗脳を行うドミネーター兵をバトルで止める必要があるでしょう。
アイドルのみなさんの力が必要です!
【6】その他:難易度1
【1】~【5】の内容に縛られない、本シナリオに関わるアクションを自由に掛ける事が可能です。
ただし採用率は非常に低くなります(難易度は仮の物です)。
また、今回のシナリオ内容にまったく関連のないアクションは採用されませんのでご注意下さい。
アクション内容によっては別のパートに振り分けられる事があります。
それでは、皆さんのご参加とアクションをお待ちしております!
アクションパート
・動機
みんなが無事に帰れるように、サポートを完璧に行おう。 ・行動 傷薬や美味しい食べ物を用意して、怪我した人を手当てしよう。 もし吸血鬼が近付いてきたらリンゴを投げつけてやる! |
|
・動機
ネヴァーランドではまだまだ遊びたい…… 絶対崩壊なんてさせないよ! ・行動 ネヴァーランドの平和な未来を想ってライブをするよ。 こんなことしてみんなと遊ぶんだ~♪ |
|
・動機
またこりもせずヤラシイ感じのライブなんですか!? ええい、こうなったら私もひと肌……いやふた肌くらいは……!? ・行動 D.D.がお母さんということなら、逆に子供っぽく…… 甘える感じのライブとか、やってみればいいんじゃないでしょうか! |
|
・動機
ダイヤモンド……やっぱりお前強そうだな! 倒したら、やっぱすげーってなるよな! ・行動 ジュエリィナイツの邪魔を払いのけつつ、ダイヤモンドに斬りかかるぜ! オレ様必殺のコンボを食らわせてやる! |
|
・動機
リベレーターのみんなとライブするよー。 というわけで、ディスカディアに行くのよ。 ・行動 空を飛びながら飴を撒きつつ歌いますよっと。 クロスイドラの影響で、ネヴァーランドのスタイルでも大丈夫だしね。 |
|
【1】~【5】の内容に縛られない、本シナリオに関わるアクションを自由に掛ける事が可能です。
ただし採用率は非常に低くなります(難易度は仮の物です)。 また、今回のシナリオ内容にまったく関連のないアクションは採用されませんのでご注意下さい。 アクション内容によっては別のパートに振り分けられる事があります。 |